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140 天界編 新勢力?

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^

よろしくお願いします。




 

 神児学園は特殊な学園で神の予備軍と云われるている。


 クラスの代表で定期的クラス戦が行われてその結果クラスでの序列が決まる。



 つまり学園という名の下剋上が日々行われている。


 ルールは簡単。


 この学園の学年の委員長の代表戦で戦いを挑み勝てば昇級して上位に食い込む事が認められ2年の学年に戦う権利を獲得し2年のクラスを撃破すればめでたく2年へ進学する事が出来る。


 だか現在は今の序列で降着状態となり鬱蒼とした気分が蔓延していた。


 正義が力


 力が正義で


 なおかつ人望で下位の神々の支持によって成り立つ。


 そんな時空前絶後の摩訶不思議な出来事が起きた。



 それはなんでもない川の流れの石がポトン!と落ちただけの流転であった。


 謎の転校生が現れる。


 アキラ達が転入する学年はその登竜門の高校1年生になる。



 神児学園の1年の委員長代表部屋の円卓の席での出来事。



 現在クラスは6クラスにランク分された勢力になっており学級委員長をトップにクラス編成が構成されている。


 11HR タルタロスその名を聞いて神々が恐怖して逃げ惑う程恐れられる存在で、原神タルタロスが孫娘エキドナが委員長が12時の時計の針の位置に座る。


 エキドナ委員長率いる11HRの生徒達は中級神の子や孫で無冠の神児達100名が在籍する1年最大勢力のクラス。



「転校生は確かに珍しいが所詮はポッと出の無冠の神。大した実力ではないだろう。私こう見えても忙しいのだ。」


 獣の皮を服に着用して日焼けした健康的な肢体でエキドナ委員長が踏ん反りかえって吐き捨てる様に第一声を投げ掛ける。


 次に右回り時計の10の針に位置する・・・


 12HR 理想郷を創造したアルカディア神の孫娘 アルカディーア委員長 無冠の神児達90人のクラス


「おや?そのたかが転校生に負けて首位転落の危機では?ふふふ。」


 衣を羽織り制服姿スカートからキチンと足を揃えたまま口に手を当て笑う。


「殺すぞ!アルカディーア先月ボコボコにしてやったのを忘れたのか?」


 エギドナの眉間に青筋が立つ。


「おお怖い。その時、私が切り落としたもう片腕完治したのかしら。いつでも相手になるわよ。エキドナ。ふふふ。」



 13HR 片眼の鍛冶キュプロクス神の孫娘 キュプローナ委員長 80人のクラス


「エキドナ委員長もアルカディーア委員長も円卓会議の戦いは禁止事項ですよ。格下げしても良いというので有ればどうぞですが・・・」


 片眼の眼帯をした小柄なショートカットの似合う女学生が言う。


「・・・・」


 エキドナ委員長とアルカディーア委員長はそっぽを向く。



 14HR 原神ソル太陽神の孫娘 ハクシオン委員長の 70人のクラス



「まずは我々はその転校生がどれ程の強さなのか知らねばならないのでは?メッサーラ委員長は意見はある?」


 天然の髪の毛をイジリ眠そうな顔で机に肘をついて発言するハクシオン委員長



 15HR 無銘の将軍神の娘 メッサーラ委員長の 60人のクラス


「・・・・」


 黒髪で無言で椅子に正座してじっとしている。


「またいつものダンマリ?少しは喋りなさいよ!」


「・・・・」


「・・・って!はぁ何も言う事ないってさ!メッサーラ委員長は!」


 呆れるハクシオン委員長



 16HR 原神カオスの孫娘 ニュクス委員長 50人のクラス


「うちのクラスに入って来ないかなぁ・・・有能なら配下にして一気に上位にのし上がれるチャンスだしね。」


 ニュクス委員長が俄然やる気が出てきたみたいだ。


「とにかく転校生のクラスの編入はビシュヌ校長が決める。転校生には興味が無いこれで失礼する。」


 エキドナ委員長は立ち上がり去って行った。


「転校生ねぇ・・・面白くなってきたわ。どんな子か楽しみ。」


 アルカディーア委員長が学生服からわかる豊満な身体で腕組みをする。


「しかし名前と8人の配下以外一切謎と言うのがねー。」



 6クラスの委員長達はほぼ全員、転校生を格下と認識している。


 それもその筈、皆有名神の子や孫で力もプライドも桁外れの持主なのだった。


 自分達が負けるなどと夢にも思っていなかった。





 先に席を立ったエキドナ委員長は1人宮殿の様な校舎を後にする。


「もうすぐ2年に進級してやる。4人の2年の委員長達待ってろよ。」


 2年は4クラスしかないが・・・一筋縄で行かない猛者揃いだ油断は禁物。


 エキドナは2年の校舎を、睨み後にする。




「そこの者!出てこい!隠れているのはわかっている。」


 建物の影から人が現れる。


「流石は11HR首席ですね。」


 ユラリ・・


 影が揺れてで出来た。


「貴様!神児学園の者では無いな!」


「ご名答。魔児学園の16HRの委員長メフィストフォレスと申します。と名前を知ったところでもう貴方は今日が最後でしょうけど・・・」


「ほう・・・お前がかつてルシファーの従者だった大魔術師ファウストの息子か・・・」


「第一次神魔大戦の講話条約により魔児学園がここ天界に新設され1000年の屈辱をはらさせてもらう。」


「ふん!返還までまた3年あるがそんな事はどうでもいい・・・神児学園の校内に侵入したからには生きて帰れると思うな!」



「死人に口なしなのはどっちかな?」


 メフィストフォレスがニヤリと笑う。



 エキドナは両手の拳をガシン!と握って拳を合掌させる!


 すると拳がメリケンサックの様な形に変形する。


「 鉄・拳・制・裁!!拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳!」


メフィストフォレスの顔面数センチに火花が飛び!


「ぐおおおおおおおおおお!」



 拳の打撃に対して跳ね返されエギドナの方が口をから血飛沫を吐き膝をつく。


 


「ふん!口ほどにも無い!死ね!」


 なんと!もう1人のメフィストフォレスがエキドナの背中から耳元で!


「新鮮なモルモットが丁度欲しかったんですよ・・・」


 は!?


 エキドナは背後のメフィストフォレスに殴りかかるが空振りになる。


 目の前の顔面凸凹のメフィストフォレスが幻の幻影が揺れ姿が消える!


「おのれ!洒落臭い!」


 さっきの手応えが嘘の様に空振りを連続する。


 メフィストフォレスが10人に増えるが


 エキドナはその10人の幻影の両手首をムンズと掴む!


「なに!」


 幻影が消え!


 互いにの両手に毒針を持ったメフィストフォレスの両手を掴むエキドナが両者硬直状態になる。



「グググぐぐぐぐ・・・」


「ぬぎぎぎぎぎ・・・」



 シーソウの様に右に左に傾く。


 両者。


 その時!!




「あの〜すいません。ちょっと通ります・・・すんません!すんません!!いえいえいえ!ぜんぜん!全く見てませんから!」



 突然第三者の声で呆気に取られる2人。


 すると・・・


 右手を広げてコッチを広げた手のひらで視界を隠しオドオドしながら・・・


 そそくさと横を通り過ぎる。


 アキラが居た。


 転校初日の夜。


 お散歩がてら初めての学園の校内を散策していたのだった。


「ぐっぐ!」


「ヌッぐ!」


 と薄暗い夜道の真ん中で絡みつく男女



 アキラ。


「やっべ!・・・男女異性行為の真っ最中!?」


 かと言って道はこれしか無い。


 苦肉の策として。


 見ない様に横を通り過ぎる作戦にでたのだった。


「見てませんから!ぜんぜん!全く!コレぽっちも!」



 エキドナとメフィストフォレスどちらも気を抜けはヤられる状態でメフィストフォレスがアキラに気を向けたその瞬間!


 腹に蹴りを1発を決める事が出来た。


 突然のアキラの介入のお陰だった。


「グフッ!」


「大魔法師たがなんだか知らねえけど!チョロチョロと!ウザいんだよ!」


 エキドナが叫ぶ!



 そこでようやくアキラは女性が男性に襲われている事に気付く!


「え?!まさか痴漢だったの?!」


 勘違いで驚きもするが!


 アキラは正義感に燃える!


「野郎!痴漢は犯罪だろ!」


 アキラは殴り掛かる。


「どわーーーーーーーっ!!!!」


 突然第三者からの攻撃をかわすべく幻影で10人に増えるが・・・


 アキラに10人の1人を簡単に殴られ星の空へ消え去った。


「あれー!軽く殴ったダケだし!なんで大袈裟なリアクション!ごめんなさい!」


 アキラも撫でる様に力を入れたからこんなに遠く飛んでいく犯人に謝る。


 とにもかくにも痴漢を撃退したアキラは女性の方へ声をかける。


「お怪我ないですか?お嬢さん」


 呆然とするエキドナ。


 はっ!


 自分でも苦戦したメフィストフォレスをワンパンチで星の向こうへ撃退した人物。


「助けてくださってありがとうございます。」


 赤面するエキドナ


 自分ピンチに颯爽と現れた王子様。


 いつしか超カッコいい男性が私を(エキドナ)を救いにやって来る夢見る少女時代を思い出す。


 生まれてこの方自分が圧倒的に男も女も撃退して来て守られる事がなかった人生・・・いや神生。


 生まれて初めて甘い感覚に痺れるエキドナ。


 ドキ‼︎


 エキドナの目にはアキラを1,200%エキドナ好みの理想の男性で願望をアップデートされた映像が見えて・・・


 理想上乗せ映像にさらに


 ムネキュン!に


「はっ!わた!わた!しは!ぜんぜん!大丈夫!大丈夫ですから!」


 眩しすぎて直視出来ず。


 エキドナは慌てて立ち上がり


 セーラ服に獣の皮のチョッキが破れ落ちていたがそのまま去って行った。



 文字通り!猛スピードで消えたエキドナに呆気になるアキラだっが痴漢を撃退出来て良かったと。


 寮の下宿先に戻るのであった。


















もし高評価の欄が有りましたら高評価お願いします。^_^


今後の作品のモチベーションになりますのでどうかよろしくお願いします。

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