139 謎の転入生
誤字脱字がありましらご連絡下さい。^_^
よろしくお願いします。
2022/05/21少し誤字脱字を修正しました。
近々最新話アップする予定です。^_^
ここ神児学園では前代未聞の転校生で話題が持ちきりであった。
それもその筈。
原初の神の時代からあるこの神児学園は天界の誇る歴史になお残す神々の全てがこの神児学園からの卒業生だからで有る。
その由緒正しい学園の創設依頼初めての転校生と来たからさあ大変。
どんな神が神聖の如く突如生まれたのか神児学園だけでなく天界そのものに激震が走ったのだった。
校長のビシュヌ校長と教頭のシヴァー教頭が座る向かいにはアキラ達が座っていた。
ビシュヌ校長
かつては世界を3歩で1周する最強神シヴァー神が一度も勝てなかった最強神
現在は最強神を引退して後世の神の育成を隠居生活の楽しみにしている風に表面的には見えるが、若い時代のやんちゃが祟りその実は少ない年金生活の足しにとしょうがなく校長をしている。
シヴァー教頭
同じくかつて若い頃は、破壊神と恐怖の代名詞とまで恐れられる存在だったが今は落ち着き良き父として余生を暮らしていたが、ビシュヌ校長就任時に教頭の指名を受けて現在は新たな神の育成に力を注いでいる。
「間違いなく、これはティアマト小級神の推薦状ですね。アキラ君君達は学園に入学する権利を有しているよ。」
今は引退したとはいえかつては世界最強神・・・その辺の超級神並の威厳があり学園内では全ての生徒の羨望の的になっていた。
教頭も人気者で校内の人気をビシュヌ校長とシヴァー教頭が人気を二分していた。
「君達・・・そんなに遠慮する事はないよ・・・コッチへ来て座りたまえ。」
ビシュヌ校長がにこやか話す。
「はぁ・・・」」」」」」
ノリコ
京香
ソフィア
キャロル
カオス
スイーツ
ジャンヌ
が後ろの壁に貼り付いてる。
ビシュヌ校長とシヴァー教頭の覇気で1歩も前に進めないのだ・・・
そんな中
アキラだけ飄々とソファーに腰掛けてリラックスして出されたコーヒーを堪能している。
「あれ?!みんなそんなにかしこまってどうしたの?このコーヒー美味しいよ。」
アキラは皆においでおいでするがびくとも前に行けないのだった。
「おや?みんな恥ずかしがり屋なのかな?アキラ君?」
アキラは思案して
「いつもはそんな事はないんですが・・・どうしたの?みんな?」
皆ピクリともしないので代わりに謝る。
「すみません。ビシュヌ校長とシヴァー教頭の前で緊張してる様です。」
お互いに自己紹介を終えて雑談タイムに入っている。
「アキラ君は物怖じしないで堂々としてる。いやー。ティアマト小級神が推薦しただけはありますね。ティアマト小級神とは同級生でね。まだ独身なのは知っている。アキラ君は親戚の子かな?」
前屈みで両の手の指を組んでコチラを余裕で伺うビシュヌ校長
「あーそうですね。そんな感じです。」
「ほう・・・そうですか・・・」
ジッ〜っと見つめる。
なんかバレてるっぽい感じがすると
視線を逸らしダンマリを決め込む。
あまり喋るとバレる危険があるからだ。
沈黙の後。
「まあ!良いでしょう。君がこの学園の神児にとって良い刺激になるのは確かでしょうからね。」
「そんな・・・買い被りです。ただの・・・」
おっとやばい。
ただの人間と言いそうにるのを咄嗟に言葉に詰まる。
「ただの・・・?」
今まで沈黙していたシヴァー教頭がおうむ返しに聞き返す。
「いえなんでもありません。ただ俺たちは期待はずれですぐ去るかもしれません。」
「!!」
「まあそう言わず実りある学園生活になる事を願いますよ。今日はもう良いでしょう。扉を出ると助手が居ますので今後の事を聞いて学生寮に案内してもらいなさい。」
・・・
「ありがとうございます。」
スクッと立って出てゆくアキラ
ガチャとアキラの連れもフラフラとついて出て行った。
「シヴァー教頭・・・彼と戦って勝てるかね?」
シヴァー教頭は少し間をおいて・・・
「勝てる気かしませんね。」
「初めて意見が合いましたね。私もです。私の全力の覇気をそよ風の如きに受け流していいました。それに・・・」
ビシュヌ校長は脇から汗が滴る程の強敵を前にしたのは生まれて初めての感覚だったのだろう。
「シヴァー教頭・・・戦う前から負けを意識したのは貴方とあの転校生とで2度目です。」
「私は一度もビシュヌ校長との対戦で勝でた事はありせんが・・・初耳です。」
「そうでしょう。今初めて話したのですから・・・シヴァー教頭との対戦は常にギリギリで勝利でしたからね。」
・・・
ウインクするビシュヌ校長。
「やはり貴方には敵いません。フフフ」
それを聞いて気分良くして微笑む老兵
あの時は互いに憎しみあっていたが今では良き友。神友である。
「しかし・・・幼なじみのティアマトが超新星爆発級の転校生を送り込んでくるとは・・・これからが楽しみですね。」
「ええ・・・ビシュヌ校長私も武者振るいがさっきから止みません。」
「ホッホッホッ・・・さて。神児学園の悪ガキ達はどう出るでしょうね。面白くなってきましたね。」
老人笑が板について来た校長が学園校舎の窓から覗き愉快そうに笑う。
こうしてアキラ達の学園生活が始まろうとしていた。
アキラ達転入生が神児学園の生徒と飛んでもない初顔合わせになる!
次回を楽しみに。
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