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137 天界編 神側の事情

誤字脱字が有りましたご連絡下さい。^_^



これからも続きをアップ再開して行きますのでよろしくお願いします。

 その頃アキラ達は相変わらず自由奔放に旅を続けていた。


 今はなんと!ティアマト小級神て神様の屋敷に厄介になっている。


 何処に行っても追われ撃退しては逃げるの繰り返しで、ほとほと困っていた所にに1人の女性の神様が現れた。


 もともと迷路のような街で上にも下にも階段があり追われても簡単には捕まらない構造で追ってを巻くのは割と簡単だった。


 戦っても大概は撃退出来た。


 完敗したのは先のポセイドーンなる神だけだった。




「あなた達が噂の侵入者ね。私に着いて来なさい。匿ってあげる。」


 ティアマトは階段の上にいきなり現れて申し出て来た。


「あんたは?」


 アキラが警戒しなから聞く


「私はティアマト。この小級神の序列第一位。貴方に興味があってここまで来てあげたわ。」


「俺に?」


「そうよ、このまま逃げるも私に着いてくるも自由よ好きになさい。」


「アキ兄これは罠だよ」


「あークン私も同意見だよ」


 ・・・


 他のみんなも不安そうな面持ちでノリコと京香と同意見の様だ。


「わかった。行こう」



 ‼︎


「え?!」



「みんな聞いてくれ・・・あの人は匿うと言った。逃がすじゃなくだ。」



「アキラの言う事に一理あるわ。この状況を把握していないと匿うなんてセリフは出ない筈です。」


 それまで沈黙を守っていたソフィアも賛同する。


 この状況を打開出来る可能性に賭けるしか無さそうだ。


 この所アキラ以外に参謀役として定着して来たソフィアの意見に皆信頼を寄せているのだった。


 ノリコも京香も大人しく従う事にした。



 こうしてティアマト小級神に匿われる事になるアキラ達だった。



「アキラちゃん達は今は私の付き人の役職って事になってるから安心してね。」


 小級神ティアマト


 この時に知る。


 小級神暫定一位


 突然の付き人宣言


 もう何が何やら展開について行けない。


「あの・・・神でもないただの人間の俺達が付き人しても良いのですか?」


「わたしが決めたから良いのよ。」


「それでは理由になってません。」


 アキラが答える。


「そうね・・理由ね。理由は面白いから!」


「マジで!?」


「そうマジです。フフフ」


 やんわりと大人の包容力のある笑みで答えるティアマト。


 籍を取得するだけで神になれるのかと唖然とするアキラ。


 ティアマトのやり取りを聞くアキラの仲間達は別の反応をする。


「やっぱり!何かあると思ったけど!狙いはアキラなのね!」


 ノリコは指差してティアマトの魂胆を見破る。


「そうね。でも貴方達がらこれからどうすのかが大事だと思わない?これからずーっと逃げ回って暮らすの?」


「そ・・それは・・」


 ソフィアが引き継いぐ


「それは確かにその通りですがなんとか逃げ伸びて次の中級神区画に逃げ込みます。」


「結局逃げるのね。」


「クッ!」


 論破され


 言い返せない参謀ソフィアも手詰まりなのを無言で明かす。


「貴方達には神籍を特別に私の特権で発行してあげる。フフフ。超弩級神まで登るつもりなんでしょう?」


「何故それを?」


 アキラが不思議そうに聞く。


「女神アテーネから貴方達の事は聞いてそれからずっと天界から見ていたわ。」


 ティアマトはスイーツをチラリと見てから答えた。



「アテーネから?!」


 スイーツを勇者に選ばれた時の女神


「ええ。そうよ。」


「アテーネさんはお元気ですか?今何処に?」


「それが・・・行方不明なの・・」


 ⁉︎


「アテーネさんが‼︎ 」


「その事でアキラはアテーネに何があったか知らない?」


「いえ・・わかりませんが・・・」


 そう言われてみれば予定と違うので調査する見たいな事言っていたけど・・・


 その後音沙汰が無い事に気付く。




 その事をティアマトに


「スイーツが勇者に選ばれてその神託にアテーネさんが来ました。ただ・・・予定の魔王が既に死んでいて・・・予定と違うとボヤいてました。何やら神ピューターで問合せて調査するからと別れたきりでした。それがアテーネさんと最後です。」


「そう・・・そんな事が・・・勇者機関の上層部知らないの一点張りだった。それが嘘だとしたら上層部は何が起こったのかを知っていて隠しているとしたら・・・辻褄が合うわね。」


 1人呟く


「勇者機関?」


 ‼︎


「ああ・・なんでも無いわ。コッチの話し。今のは忘れて聞かなかった事にしてね。」


 ティアマトはウインクをして


「とにかくアテーネを捜索中だけど本題はこれからなの。」


 どうやら何か有るとは思っていたけどコッチが本命の様だ。


「・・・説明してもらえますか?」


「ええ。もちろんよ。今大規模な掃討作戦が秘密裏に準備中なの魔族がこの天界の神を名乗ってなりすましをしているの・・・それも多数。」


「魔族が!」


「そう・・神族に化ている奴らは優秀な神を陥れそのポストに成り代わり権力を徐々に拡大しているの。」


 どうやら天界も一枚岩では無いようだ話しを聞いていると天界はかなりヤバ状況下に見える。


「そこへ運良くあなた達が来て小級神に成りすましてる魔族の炙り出しに引っかかった魔族を特定出来たのよ。大変だったわ。本当。」


 ため息をつく・・・


 透ける羽衣を見に纏スラリとして長い素足にヒールで腰掛けるティアマト



「はぁ・・」


 とアキラ。


 何故?運良く?俺達が?


 素朴な疑問が浮かぶ。


「何処で魔族に情報が漏れているか不明なのでこっちも擬装をしてたのよ。」


「あのーそれでポセイドーンって神様は?」


「今は魔族に陥れられ監禁中よ。」


「魔族にとっては婚期で焦ってる設定の私よりポセイドーンの方が脅威だったみたいね。」


「う〜ん。何を言ってるかよくわかりませんが、要約すると作戦通りって分けですか。」


「あら〜。あなた頭も相当まわるのね。本当いい男ね。」


「褒めても何も出ませんよ。」


 アキラへの関心か急上昇中に警戒するノリコ達がサッとアキラをガードする。


「フフフ若いっていいね。羨ましい。」


「それで俺たち神籍を取得して何をすれば良いのですか?」



「・・・何も」


 ノリコ達他のメンバーが驚く。


「・・・・」


「わかりました。俺達の役目は陽動部隊ってわけですか。」


「正解!そう!魔族があなた達に注意すればそれだけ私達が動きやすくなる訳。それに貴方達にもメリットはある筈よ。」


「ええそれについてはこちらも動き易くなりますので助かりますね。おおむね了解しました。」


「それで良いわ。それとそこにいる見習い神のアテナ」


 ケイオスの後ろに見えない様に隠れていたアテナ


「はいー!」


 突然の指名に飛び上がる‼︎


「貴方はアキラ達のお目付役に任命するわ。何か困った事が有れば私に連絡を取る事。この任務如何で貴方の罪は不問にします。」


「! ありがとうございます。ティアマト小級神様!」


「誤解しないで任務次第で不問になる事を・・・全うしなさい。」


 強さは全然無いがそれが逆に冷徹さが引き立つ。


「はい!承知したしました!」


 ピン!と敬礼するからアテナ。




 天界で展開が二転三転していく。


 次回を楽しみに。




























高評価の欄が有りましたら是非よろしくお願いします。^_^


今後の作品へのモチベーションを上げて行けますので何卒よろしくお願いします。^_^

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