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136 英雄機関

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^

よろしくお願いします。



いつも楽しみ読んで下さってありがとうございます。^_^



誤字を修正しました。^_^

 一方次元の牢獄内のポセイドーンは


 静かに座り瞑想している。



 時間の経過でヘスティアの笑顔がぼやけていたが先日ヘスティアソックリの美少女に出会い鮮明に思い浮かべる事が出来た。



『あれは・・・間違い無いヘスティアの転生体だ。』


 心の中で呟く・・・


 歓喜と哀愁が入り混じる。



 ポセイドーンは幼い頃から病弱だったヘスティアの看病をしていた。


「お兄様・・・外の様子をお聞かせください。ヘスティアは退屈してますの」


 ベットに横になり拗ねている妹のヘスティアを愛おしく感じながらポセイドーンはいつも外の話しを聞かせてあげる。



「それからどうなさったの?」


 と、ワクワクしながら聞き話の先をいつもせがむ光景が目に浮かぶ・・・


 他愛のない日常の話なのに喜んで聞いていくれるヘスティア・・・


 自分がよく話していた事を思い出す・・・


 今思えばわかる・・・


 自室のベッドから一歩も出た事の無いのだ。


 どんな些細な話でもヘスティアにとっては刺激を受ける内容だった事は確かだったと推察出来る。


 ポセイドーンは当時『勇者機関』と言う装置を使い下界にいる人間1人を神の神通力の強力な力を持って強制的に生まれる装置を開発に成功する。


『勇者機関』は超弩級神ゼウスが手掛け長い歳月をかけてようやく開発した代物だった。


 下界がたびたび悪魔に蹂躙されるのを憂いたゼウスが悪魔の思い通りにさせじとの想いで出来たものだった。



 ゼウス神達は下界に降りる事は無いと言うか出来ない。


 圧倒的な神通力により下界が簡単に滅びてしまうからだった。


 実験世界を創り・・・


 そこを下界と称した。


 下界が悪魔に征服されそうになると天界ではこの開発した『勇者機関』なる装置を作動させて下界に1人だけ神通力を持って生まれる装置を開発したのだった。



 こうして下界が悪魔が活性化すると勇者を生み出して悪魔を駆逐する事が出来る様になり・・・


 実験下界の維持を保持をするのであった。


 当時優秀なポセイドーンはこの『勇者機関』の優秀な研究員に抜擢され働いていた。


 ヘスティアの寿命が尽きかけた時・・・


 ポセイドーンはこの大掛かりな『勇者機関』を模倣したコピー装置一台を創り下界に落とした。


 ヘスティアの魂に模倣したコピー装置に固定して・・・


 こうして下界の人間は到底作る事が出来なかった装置を手にする事になった。


 下界ではこう呼ばれている。


『英雄機関』・・・と



 こうして回復しないままヘスティアは死ぬ。


 ポセイドーンは一縷の望みをかけて勇者機関のコピーを創り成功したのだ・・・


 転生したヘスティアが今!


 いやこの前天界へ侵入した一味の1人にジャンヌと名乗る美少女がヘスティアの転生体だったからだ。


 下界の人間が『英雄機関』を見つけその装置が、なんなのかも分からずに作動させる事だけ成功したのだろう・・・




 当然その事バレてしまう。


 強級神で超エリートだったポセイドーンは3階級格下げの罰を受け更に永久に昇格不可になる罰を今も受けていた。


 1人で『勇者機関』のコピーを創り出したポセイドーンに他の神々は驚嘆し流石に死刑にするのはいかがなものかとと優秀なポセイドーンの刑の軽減を決定したのが超弩級神ゼウスその人だった。


 ゼウスに会った事は無いが一応は感謝しているポセイドーンだった。







高評価の欄が有りましたら是非お願いします。


今後の作品を創る励みになりますのでどうぞよろしくお願いします。^_^

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