135 天界編 サイレント侵略
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天界にも牢獄はある・・・
魔法の遥か上位の神法は奇跡を思いのままに乱発できる神々の力
牢獄などの簡単抜け出せるのでここ天界では次元の中にとじ込まれる。
この次元の中では神も抜出す事は不可能と言って良い。
「ポセイドーン様。これは命令なのであっしの本意ではありやせん。」
薄暗い地下を歩く2人。
「わかっている。」
「スカー。仲間の容態はどうだ?」
「ありがとうございやす。カハクとヤカーはお陰様で順調に回復をしておりやす。あと3日もすれば退院出来るそうでやす・・・」
「そうか・・・」
「すみません。ポセイドーン様・・・ティアマト様のご命令で・・・」
「気にするな、私自身が招いた事だ。当然の報いだ。」
「しかし・・・すいやせん。」
命の危機を救ってくれたポセイドーンにスカーは申し訳なさそうに何度すみませんを連発する。
そして、次元牢獄に自ら入るポセイドーン。
ガチャン!
次元牢獄が閉ざされる。
檻がありこちらからは見えるが中からは次元の中に閉じ込められる仕組みだ。
牢獄の中の椅子に着座して瞑目する姿が見て取れる。
無論音など漏れる筈もない。
・・・
「ポセイドーン・・・様。」
「・・・・」
心配げな顔付きからニヤリと口元をゆるませる
スカーが卑屈な笑いをする。
「ひひひっ小級神のナンバー2ポセイドーンを陥れる事に成功するとは俺たちは運がいい・・・代行神サタンにお褒めにあずかるだろう。フフフ」
秘密工作員。
「代行神サタンの為に!サタン様に栄光あれ!」
拳を握り胸に水平に当てるポーズを取る
ポセイドーンが侵入者を見逃した事を小級神ナンバー1 ティアマト様にチクリ。
その結果ポセイドーンは牢獄行きとなった。
「流石新時代の真の悪魔王様・・・神側に寝返り果ては代行神として神の世界を乗っ取るとはサイレント侵略を提唱するサタン様の発案は凄いとしかいいようがないでがすね。」
《神の世界を内側から滅ぼすのだ・・・》
これまでの神と悪魔の大戦がまるで赤子の稚戯となった瞬間であり、これまでのバカ正直に正面から戦う事しかしなかった悪魔が大きく戦いを変えたのが現在の代行神サタンだった。
神の世界を内側から腐らせ神の世界ごと新悪魔の世界に飲み込む遠謀深慮の大作戦だからだ。
代行神サタンに心酔するスカー。
カハクとスカーも悪魔の秘密工作員の仲間だ。
新魔大戦が集結してから現在、その実は多くの悪魔がもう既に神側に潜伏して破壊工作を至る所で行われ入るのだ。
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