134 天界編 再会
誤字脱字がありましたらご連絡お願いします。^_^
このところ仕事が忙しく中々アップ出来ませんでしたがようやく仕事も落ち着きアップに辿りつきました。
これからまた定期的にアップして行きますのでどうぞよろしくお願いします。^_^
アキラのパーティー最高戦力のスイーツの「斬!」
斬撃を・・・
しかもデュランダールの剣
(攻撃略100×レベル数)
指先で軽く受け止める!
「未熟!」
そのまま投げ飛ばす!
スイーツは壁に激突し衝撃で粉々になる壁の中に消える。
「スイーツ!!!」
アキラは慌てて瓦礫の中からスイーツを見つけ出し回復魔法を唱える。
ケイオスに続きスイーツも戦闘不能に陥る。
「もう私が来たからには!お前たちの逃げる場所は、何処にも無い・・・」
ポセイドーンはアキラ達9人を睨みつける。
!
と
ある1人に目が止まる・・・
ジャンヌを見て
!?
!!!
驚愕の声を上げる!
「お前は・・・ヘスティア!!!!」
突然!
初対面の男に・・・
見知らぬ呼び名を呼ばれて驚くジャンヌ!
「誰かと勘違いしているようね・・・私の名はジャンヌ・ダルク!貴方の事など知らないわ!」
皆の視線もジャンヌに集まるがジャンヌはどこ吹く風か飄々とした顔で答える!
・・・・
悲哀に満ちた目で見返すポセイドーン。
「そうか・・・」
・・・・
「気が変わった・・・」
ポセイドーンはアキラをマジマジと見つめる。
「ここはヘスティア・・・いやその女に免じて見逃してやろう。」
・・・
「お前の名は?・・・」
気を失ったスイーツを抱き抱えるアキラを指差し高圧的に言い放つ。
いつもにこやかなアキラの目が冷たい視線に反転する。
・・・・
それもその筈ケイオスとスイーツが危うく死ぬ所だったからだ。
《覚醒モードに移行サーチアイ全魔法凍結》
アキラの頭の中でサーチアイのお馴染みの声が普段より真面目な声に聞こえるが、ポセイドーンへの怒りに震えている今は、冷静に何故全魔法が凍結なのか怒りが優先して思考が追いつかなかった・・・
!!
「人の名を聞く時はます自分から名乗るのが礼儀だろ?」
!!
アキラの視線と声でポセイドーンのカラダが硬直する!
なに!?
この私が動けないだと!
この硬直は遥か遠い昔に味わった懐かしい感覚に似ている
まさか!
そんな事はあり得ない!
この男・・・
ただの人間では無いな
いったい何者?!
・・・・
「私の名は・・・小級神序列が第二位。ポセイドーン。」
!
「俺の名は御子神アキラだ。」
通りで強い筈だ。
小級神のナンバー2のおデマしか!
後ろに控えていた下っ端に声を掛ける。
「スカー、カハクとヤカーを連れて戻れ・・・」
「ああ!なんと!ポセイドーン様。我らの名前を覚えて読んで下るとはありがたき幸せ。」
「うむ。行け!」
「はっ!」
スカーは倒れている仲間2人を担いで飛んで行った。
状況がクルクルと変わり動けず見ているだけだったアキラ達。
「御子神アキラ・・・その名を覚えておこう。」
ポセイドーンは来たと同様ジャンプして空に消えて行った。
皆唖然と見送るしかなかった。
これ程力の差を見せつけられたの初めてだったからだ。
ノリコ達はスイーツに駆け寄る。
「アキ兄!」
「大丈夫だ!今は気を失って寝ているだけだ。カラダも魔法で回復しているよ」
アキラは普段の温もりのある視線に戻っている。
皆心配で駆け寄っていたが・・・
「ほっ!」とする。
それから・・・
「なんなの?アイツ?!ポセイドーン?めっちゃ強いじゃん!」
皆が感じて思っている事をノリコが表現する。
アキラのパーティーの最高戦力の勇者スイーツが赤子の如くあしらわれたのだから、おそらく皆で束になって戦っても勝てなかっただろう。
そう感じる程の圧倒的な強さだった。
「そうね。だけど全員無事で相手の強さが早めにわかっただけで結果的に幸運とも言えるわ。」
参謀のソフィアが答える。
「だけどこれからどうすれば・・・」
京香が他の疑念を代表してソフィアに聞く。
皆もそれを聞きたいとソフィアに向き直る。
「今日の戦いは完全の私達の負けだけど決して勝てない訳じゃ無いと思うわ。連携して強敵を倒す戦法にすれば勝機も見える筈よ。」
「そうだね!私達もまだまだ成長中だもんね。こうなったら特訓よね。」
暗くなっていた雰囲気が一転明るくなるノリコの持ち前の明るさが皆に元気を与える。
「そう・・なのです。私も頑張るです!」
あれからすぐ起きたスイーツやケイオスも
「あるじ殿を私が守る!」
「オイラももっともっと頑張ってアニキを守れるぐらい強くなる!」
今回直に負けた2人が1番落ち込んでいたが奮起してこれからの方向性が見えて来た。
俺もみんなの足を
引っ張らないように頑張らないとな。
と心の中で決意を新たにするアニキであった。
しかし
皆には言ってないが・・・
あの戦いの最中
覚醒モード?!
全魔法凍結?!
何がどうなっているのやら・・・
今は元に戻って常時サーチアイの魔法か発動しているが謎のままだ。
「それにしても・・・あのポセイドーンのジャンヌさんに向ける想いはただ事では無い様に思います。」
ソフィアがポセイドーンの行動の不可解さを口にする。
「確かにそうだな・・・俺もそう思う。ジャンヌは否定していたが心当たりはないのか?」
今まで沈黙を守っていたジャンヌが破る
「アキラさん・・・それは私もずっと気になって考えていた。私の生まれは農村の貧しい家の出で両親も平凡な親と言う認識しかないし・・・一人っ子で兄妹はいない。全く持ってあのポセイドーンとか言う男との接点が皆目不明なのです。」
「ふむ・・・」
とアキラ
「そうですね。まだ何もわからないですが向こうの思い違いの可能性も多いにあります。今は余り気にしない方が良いでしょう。」
ソフィアが慰める・・・
「そうだな。ソフィアの言う通りだ。ジャンヌ。この先何かわかった時にまた考えれば良いさ。」
「・・・わかったわ。そうする
。」
沈んでいたジャンヌは微笑む
ドキ!
アキラは内心慌てる。
流石は英雄!
ジャンヌの強さだけでなく人を惹きつける魅力は半端ない程強力だ。
戦闘において皆を戦いに導く英雄のスキルが発揮されたのだろう。
「おっおう!」
平静を装うアキラだった。
皆も前向きになって良かった。
あれ?
だれか忘れてね?
遠くの物陰から見習い神アテナが現れる・・・
「アテナそこにいたのか?すまん!スッカリ忘れてたぜ。そっかあのポセイドーン達側だったよなアテナは・・・」
「別にいいわよ。」
プイと拗ねたように答える。
「あっち側に戻んなくて良かったのか?」
そんな事まで心配するアキラ
「ええ今から戻ってもろくな事にならなです。」
アテナは最初から隠れて見ていた。
侵入者達と同行を見られてしまうと最早言い逃れ出来ない。
と思っているのはアテナだけで監視カメラに同行している事はもう事実として捜査対象に入っていた。
アキラ達の天界への旅はまだまだ続く。
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