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133 天界編 包囲網

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^

 

 金色と銀色に輝く素材で出来た建造物が建ち並び・・・


 まさに天界にしか見えない。


 アキラから見た視点では


 天空に浮く城の中みたいな感覚ではあるが此処が実際異世界のはるか上空にあるとは思えない。


 こんな巨大な建造物が異世界上空に浮いていれば肉眼で見えていた筈。


 感覚的に何処か違う場所の様に思える。


 いずれにしても此処は小級神達が住む区画だと言う事だけは確かの様だ。


 そして・・・


 そんな冷静な感想とは裏腹に俺達は現在追いかけられいた。


「待て!」



 金ピカの鎧を着た騎士の格好の兵士がわらわらと現れ俺達を捕まえようとする。


 そしてとうとう3人組の兵士に追い詰められる。


 逃げ道が無い袋小路に俺達が入ってしまったためだ。


「くそ!行き止まりだ!」


「はぁはぁ・・・アキ兄もう逃げるの疲れたよ。」


「アーくん・・・やっちゃう?」


「あるじ殿ここは妾に任せてくれ・・」


 !


「ケイオス!!まだ相手がどれくらい強いか分からない。俺達が逃げ道を確保するまでの間だけでいい時間稼ぎをしてくれ!」



「あー!ケイオスさんずるいおいらも戦いたいよー!」


「スイーツ!はダメだ!こっちで逃げ道を探してくれ!」


「わ・わかったよ兄貴!」


「アキラ!こっちに道があるわ!」


「でかした!ソフィア!みんなこっちだ!」


 アキラはみんなを先に行かせケイオスを待つ!


 少し離れた所で兵士3人組の来る道をケイオスが堰き止めている。


「ケイオス!逃げ道は見つかった!戻れ!」





 ケイオスは金ピカの鎧を着た兵士3人と対峙する。


「逃げても無駄だ!降参しろ!」


「ふん!降参などせん!このケイオスが相手をしてやろう!」


 ・・・


「我々と戦うだと?!笑止だが見上げた根性だけは認めてやろう。フフフ」


 右の男が余裕タップリで言う。


「我は小級神序列1,986位カハク!」


「同じく小級神序列1,987位ヤカー!」


「同じく小級神序列1,988位スカー!」



 !?


「まずはこのヤカーからお相手しよう。」


 左端の兵士が前にでる。



「ふん!めんどうじゃ!まとめてかかって来てもよいのだぞ!」



「威勢が良いのは認めてやろう・・・」


 余裕で応じる兵士。


「後で後悔しても知らぬぞ・・・!」



 言葉の最後を皮切りにケイオスは渾身のの一撃を叩き込む!



 怒ガーン!



 !



「!?何!効かない!」



「どうした?早くかかって来い・・・?なんだそれは?」


 ドーン!



 裏拳でケイオスは殴られる吹き飛ぶ!



「あらあら・・・もうしまいか?口程にも無いのう・・」



 吹き飛ばされたケイオスを空中でキャッチするアキラ。



「ケイオス!大丈夫か?!!」


「あるじ殿・・・す・・ま・・な・・い・・・・」


 ガクッと気を失う。


 !



 ケイオスは瀕死の状態になる・・・


 アキラはサーチアイの魔法が常時発動しておりケイオスのHP残りわずかで赤ラインまで減っている。


 すぐさま


「エクーリーサ!」


 を唱えると一撃でボロクズになったケイオスが魔法で回復する。


 しかし気を失ったままだ。



「今度は貴様か?大人しく捕縛されればその女の命だけは助けてやろう。」



 小級神序列1,988位スカーと名乗る男が余裕シャクシャクで言葉を投げかける。



「そうは、させないわ!アキ兄はわたしが守るから!」


「アーくんは渡さない!何があっても!」


 ノリコと京香が颯爽と現れる。



「ノリコ!京香!奴等は強い!ケイオスが、一撃でやられた!」



「キャロルちゃんから情報収集済みよ!」


 ソフィアが現れる答える。


「そう・・・なの・・・です!」


 戦闘向きでは無いソフィアは支援魔法でノリコと京香とスイーツとジャンヌに身体強化の魔法を既にかけていて作戦を練る。


 少々厄介な敵ね・・・


 ケイオスは現在レベル12,347で一撃で倒されるなんて・・・


 ノリコちゃんと京香ちゃんはレベル12,639と12,439でケイオスさんと同レベル。


 ここは2人敵の注意をそらして貰い。




「斬!」


 !!


「ぐわーっ!」


「どわーっ!」



 小級神序列1,986位カハクなる者と小級神序列1,987位ヤカーなる者が・・・


 ドーンと倒れる。



 背後から奇襲をかけた!


 スイーツ!


 と


 ジャンヌ!




 片膝をつき剣を振り切った姿勢から立ち上がる。


「コイツは!兄貴から貰った剣は凄いぜ!」



 その剣の名は「デュランダールの剣(異世界聖剣)」


 攻撃力100✖️所有者のレベル


 特性は持ち主の力に比例して攻撃力が上がる




 アキラの真似て銅の剣を使うがじきに折れてしまうので以前、「しょうがないなぁ」とこの剣をもらいうけたのであった。


 勇者スイーツのレベル上昇は皆の群を抜いていた・・・


 現在レベル14,943


 攻撃力100✖️14,943=1,494,300


 単純に攻撃力だけならレベル150万程になる。


 もはやチートである。



 そしてチートといえばジャンヌもその1人・・・


 英雄の加護を持つジャンヌ自身が周りの仲間の能力に費は比例してレベルアップする。


 つまりジャンヌはスイーツと同じレベルに到達していると言う事でアキラに教わったポクシングスタイルの右ストレートで小級神序列1,987位ヤカーを沈める。



 あっと言う間に2人を倒し残りは小級神序列1,988位スカー。


「クソっ!」



「さあ!形勢逆転ですよ・・・大人しくやられなさい。」


 ジャンヌがシュッ!シュッ!っとジャブ!を繰り出す!



 するとスカーは耳手を当てて。


「メーデー!メーデー!侵入者に2人がやられた!救援を乞う!救援を乞う!」



 !?


「!!!・・・不味いわね・・・」


 ソフィアは


「アキラ此処は撤退しましょう。これ以上騒ぎが大きくなれば逃げきれないわ・・・」



「わかった!そうしよう!みんな行くぞ!」


 アキラが皆に呼びかけて逃げようとしたその瞬間。



 ドドドっーーーーーン!!



 衝撃で地面が揺れる。


 そこへ突然何者かが空から降って来た。



 土埃で視界か見えなくなる。



 小級神序列第二位ポセイドーンが現れた・・・



「侵入者よ・・」




 スイーツが隙を突いて攻撃を仕掛ける!


「斬!」



 キーン!


 指先にデュランダールの異世界聖剣の剣先を挟み受け止める。



「なっ!」


 驚く勇者スイーツ!


「お遊びの時間はお終いです。」





 果たしたアキラ達は逃げ切れるのか捕縛されてしまうのか?


 次回を楽しみに。





















応援よろしくお願いします。^_^


星マークなど良い反応がありましたらより一層励みになりますので好反応よろしくお願いします。^_^

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