120 墓参り
誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^
よろしくお願いします。
今日は後頑張って1話アップするつもりです。^_^
翌日コリャナ第一皇帝の使えるアナベルさんからマチュピチュで何者かの戦闘が発生したと報告が入った・・・
マチュピチュは謎の先住民の山の山脈の頂上に出来た廃墟都市でインカ龍帝国が1000年以上栄えるずっと前からある廃墟都市だと言う・・
誰がなんの為にこの場所に住みどうして誰も居なくなったのかも謎で全てが解明されていいないのだった
原住民と龍族のケイオスの妹が今の首都クスコに新たに根をおろし・・・
生まれた人と龍の混血人種が出来上がり新たな国をおこし・・・
この人が余り寄り付かないマチュピチュに長寿である龍族の妹と共に来た配下の龍達の安住の地として住むも
キトやカハマルカの住民が住み始めた頃この土地に生まれた現人神によって龍族は殺された
亡骸はマチュピチュに埋葬された場所
アキラ達の目的地でもある
ケイオスの妹が眠るマチュピチュへ
墓参りに行く途中だったからだ
「まだ身元が判明しておりません・・・昨日の今日なのでかなり危険が伴います・・・もう少し調査が進んでからでもよいのでは?」
「ええそうかもしれません・・しかし・・・その場所の近くにはケイオスの妹が眠る墓があると聞きます・・・死者の眠りを阻む行為は許されません」
アキラは毅然と言い放つ
「おおお・・・あるじ殿・・」
ケイオスは涙を浮かべ感激したのか尻尾が床をバシバシと叩きつける
「そうですか・・・そこまで行く覚悟があるのでしたら私共はこれ以上言う事はございません・・・道中のご無事をお祈りします・・」
「それではコリャナ第一皇帝に出立する旨を報告に参ります・・・」
アナベルはまたいつもの様に綺麗ないお辞儀をして部屋を出て行く
そして急遽旅の支度を整えたアキラ達はコリャナ第一皇帝の待つ玉座のある部屋へ最後の挨拶に行く
「話はアナベルから聞いた・・・何日逗留してもらうつもりではあったがやも得まい・・・道中気をつけてな・・・」
「はい・・コリャナ第一皇帝様には昨日宴を催して下さりありがとうございました。それではこれにて失礼します・・・」
「龍祖様の墓参りが終わればまた戻って参れ・・・龍祖様御一行をわずか1日の宴ではご先祖様に笑われてしまう・・・続きは戻られた時に再開しようぞ・・」
コリャナ第一皇帝は昨夜の子供っぽい仕草は微塵も無く・・・
リンとした姿勢と雰囲気で答える・・・
さすがこの国を治める皇帝で威厳の佇まいは誰が見ても皇帝である
アキラの後にケイオスを筆頭にパーティーが膝を付きこうべを垂れている
アキラが代表して受け答えをした
「はい・・・必ず・・・」
アキラ達は旅立って行った・・・
「コリャナ様・・お引き止めしなくて良かったのですか?・・」
「・・・・良いのじゃ・・・アキラは仲間の大事を後回しにする男では無いからのう・・・」
先程の威厳は何処へやら・・・
ショボーンとしたコリャナ第一皇帝が肩を丸めている・・・
「・・・」
「あれ!?・・・なんじゃ?・・これは?」
目から伝うものにコリャナ第一皇帝は動揺する・・・
アナベルはもしやと・・・
感じていた事が的中する
「コリャナ第一皇帝様・・それが涙と言うものであります・・・」
身近にいる時は感じない・・・
しかし離れてしまうと寂しさを抑えきれない・・・
人を・・
男性を好きになる・・・
気持ちの反応・・・
「そうか・・・これが・・・涙か・・・わらわは涙が出るほどアキラが好きであったのか・・・まだ1日と経っておらんのだが・・・」
「コリャナ第一皇帝様・・・恐れながら恋に時間は関係はございません・・・」
「早く会いたいのう・・・後何日待てば良いのか・・・」
切なさを小さな胸に押し込めるコリャナ第一皇帝
皇帝でもありまだ幼い女の子なのである
コリャナ第一皇帝は宴会の準備を指示して・・・
アキラもケイオスの墓参りが済めばまた立ち寄るつもりだった
コリャナ第一皇帝とアキラはこれが今生の別れになるとは・・・
誰も知る由もない
アキラは待ち受ける運命に翻弄される・・・
次回をお楽しみに
応援よろしくお願いします。^_^