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115 コリャナ第一皇帝

誤字脱字が有りましたらご連絡下さい。^_^



よろしくお願いします。

 カハマルカからクスコまでの道のりは一本道でマチュピチュへはクスコの手前で分岐する・・・


 道が分かれ右に行けばクスコへ


 左に行けばマチュピチュへ


 と別れ道・・・


 もうすぐそこにたどり着つく・・・


 アキラ達一行が見えて来た。





 数時間前・・・


 君主の称号 サバ・アプ


 コリャナ第一皇帝はテーブルでお茶を入れてもらい・・・


 お茶を飲んでいた・・・


 コリャナ第一皇帝は先日の事を思い出す


 数日前にメアリー・エドワーズ大佐と名乗る者が面会に現れ予言の数々を的中させた


 中でもカヤオ第三皇帝の謀反計画を予言した時は驚いたが瞬たまに数々の状況証拠が上がるにつれその情報は間違い無いものとなった。


「龍祖と婚姻を交わし国を乗っ取る計画をするとは馬鹿な奴だ・・・内乱を起こそうとは・・・」


「・・・既に手は打っております・・」


 なくなったお茶を入れながら秘書のアナベルは否定も肯定せず返答する


「そうであったな・・・内乱を起こすわけにはいかないからな・・・やむ得まい。」


「・・・後の事は妹の第三皇帝秘書官カミラにお任せを・・・」



「うむ・・・その件は任せたぞ・・・それで龍祖の一行は?」


「今日の昼過ぎにはクスコとマチュピチュの交差路に差し掛かるとの事です。」


「そうか・・・丁重にな・・・未来人と1日足止めすれば良いだけの約束じゃからな・・・まあ退屈凌ぎに丁度良い・・・どんな一行か楽しみですね。」


 コリャナ第一皇帝は女帝だった。





「アキ兄!表札があるよ!」


 クスコとマチュピチュの文字がそれぞれ街の方向の道を指している・・・


 ノリコが元気ないつもの笑顔で手を振って知らせてくれる


 Y字の道に差し掛かる


 今は4月で季節は春


 青空には小鳥がさえずり


 旅人がヤギに荷物乗せ通りかかる・・


 途中小さな村で寝泊まりしたり


 食事を取りながらここまでやっとたどり着いた・・・


 カハマルカからクスコまで約日本列島を走破する距離だ


 徒歩でここまでくるのに結構時間がかかってしまった。


 それでも辛い事などひとつもなかった・・・


 ノリコを中心に賑やかで明るく楽しい旅になってるからだ・・・



 そこへ大きな馬車が通りかかる・・・


 アキラ達は馬車をよけ道の端により道を空ける・・・



 と思いきや・・・



 馬車が素通りするかと思うとアキラ達の前で止まる・・・



 馬車のドアがギィーと開く・・・



「お待ちしておりました・・・龍祖様御一行様でございますね。」


 ?!



 アキラ達は警戒度を上げる



「警戒されるの最もでございます。でももうその心配はいりません。現在カヤオ第三皇帝には謹慎中で重い罰を受けています。カヤオ皇帝に代わりお詫びいたします。」


 深くお辞儀をする


「あなたは?・・」


 アキラが仲間を見回して代表で声をかける・・・


「これは・・わたくしとした事が・・・申し遅れました。コリャナ第一皇帝の秘書官を務めさせていただいておりますアナベルと申します。」


「こちらこそ・・・俺はアキラ

 こっちは妹のノリコで順に京香にソフィアにキャロルにスイーツにジャンヌ・・・そして龍祖のケイオス様です」


 ケイオスはエヘン!と胸を張る


「龍祖様は我らの祖先祖様のお身内のお方・・・カヤオ皇帝のご無礼をどうかお許し下さい。事の事情は存じております・・・コリャナ第一皇帝様も心を痛めており一度お会いして改めて謝罪したいと申しております。御同行お願いできますか?」


「・・・・」


 アキラとしてもまた似たような事がなさ起きないと証明された訳では無いので出来れば断りたいと言うのか本音だ・・・


「ご心配なのはわかります・・・ですからクスコの都市ではなくコリャナ第一皇帝が余暇に使っている小さな城がございます。お気に召さなければ直ぐ立ち去って頂いても構いません。コリャナ第一皇帝の謝罪だけ聞いて頂いて貰えないでしょうか?」


 嘘をついている様に見えない・・・


 カハマルカでは油断したが油断しなければなんとでもなるだろう・・・


 と判断する・・・


「わかりました・・・俺達に危害さえ受けなければ貴女の言葉を信じて参りましょう・・・」


「ありがとうございます・・・アキラ様・・・」


 アナベルは洗練された所作でお辞儀をする・・・


 とても綺麗ないお辞儀をする


「では・・・どうぞ馬車へ・・龍祖様からどうぞ・・」


「うむ・・ご苦労・・・アキラ案内せい・・・」


 一応ケイオスを立ててアキラが演技で案内する・・・


「ケイオス様お手を・・・」


 大きな馬車に2人して入る


 外からは中が見えない様になっている仕組みだ・・・


 パチン!


「ひゃぁん!」


 何か叩く音とケイオスの声が聞こえる・・・


 アキラが降りて来てノリコから順にドンドン乗せて行く・・・



 アキラ達はこうして馬車に乗り込み近くにらあるコリャナ第一皇帝の別荘へ向かう事なった・・・



 次はケイオスではなくアキラに女難が降りかかるのか?



 次回をお楽しみに


























応援よろしくお願いします。





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