105 第三皇帝
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カハマルカの都市の気候は熱帯の標高の高い場所に特徴的な涼しく気候変動の少ない亜熱帯性高地気候で昼間は21°C前後の快適な暖かい気温ですが高地の為朝晩の気温差が激しく晩は3℃まで下がるのだった・・・
パヤン第二皇帝の手紙を持参した事でこの都市で1番良い宿屋に無償で泊まる事が出来た・・・
夜も暖炉で部屋が暖かく高級ホテル並みの心地よさだった。
その日は皆歩き疲れていたのかぐっすり食事の後そうそう眠ってしまったみたいだ・・・
早朝・・・
宿屋の使いの者が室を訪ねて来て・・
「え?カヤオ第三皇帝が別室で待っている?」
驚いた事にてっきり城に呼び出されるものと思ったいたら・・
翌日宿屋まで来て部屋で待っているのと言うのだ・・・
「はい・・それでお供の方々もお連れする様に言われておりまして・・・」
使いの者がすまなそうに言うので
「キャロル・・・」
いつのまにかにアキラの前に現れる
「すまないが皆んなを起こして来てくれ・・・カヤオ第三皇帝が来ているそうだ・・」
「はい・・・了解したの・・・です」
キャロルはアキラに頼まれる事に無上の喜びを覚え・・・
ご機嫌でまたシュツ!と消えて呼びにいくのだった。
しらばくして皆んな揃ったので
指定された部屋へ行ってみる・・・
部屋に行くまでの間
「朝早くなんの様だろうね・・・アキ兄?」
とノリコ
「うん・・・そうだな・・・ケイオスに会いに来たのかもな・・」
「なっといってもケイオスちゃんは龍祖様ですからね」
京香がいたずらっ子の様に言う
「えっへん!そうじゃわらわは龍祖様なのじゃ・・・あるじ殿は特にわらわうらやむようにせねばならんのじゃ」
ケイオスは可愛く後ろ手にアキラの前に来てクルリと回る・・・
ペシッ!
ケイオスの尻叩く!
「ひっやん!」
「なんかムカついた!」
良い音がしてケイオスが焦り恥ずかしいのか小さくて形の良いお尻隠して後ずさる
「あるじ殿・・龍祖のわらわの扱いがひどくないか?」
愚痴ってくるケイオスの顔が可愛いので笑ってしまう
そんな事をしてる間に案内された部屋に着く
コンコンと使いの者がドアをノックする
「入れ・・・」
と声がする
「失礼致します・・・カヤオ第三皇帝様・・・お連れ致しました。」
「うむ・・・ご苦労・・・」
子供の声の様な・・・
不思議に思いながら入る
部屋の正面に若い男性とその隣りに中学生ぐらいの女の子が立っていた・・
隣りの女子中学生が声を掛けて来た
「遠路はるばるこの地カハマルカにお越し頂き恐悦至極でございます・・・龍祖ケイオス様・・・私はカヤオ第三皇帝の秘書官のカミラと申します」
「うむ・・・ケイオスである」
元々はドラゴーン族のクイーン偉そうな自信家なのである
「龍祖ケイオス様にこうしてご尊顔をお目見えする事が出来インカ龍帝国の第三皇帝カヤオは幸せ者です。」
「そうであるか・・・」
尻尾が跳ねて・・・
腕を組んで喜んでいるケイオス
「ささっ!どうぞこちらへお迎えに上がりました城へご案内致しましょう・・」
「うむ・・・そうであるか・・・」
ケイオスの後ろに控えているアキラ達を見て
「龍祖様の警護ご苦労であった・・・後は龍祖様の面倒はこちらが見るゆえ元の国へ帰るが良い・・・」
!
「お待ち下さい・・・カヤオ第三皇帝様龍祖ケイオス様は妹君の眠る墓マチュピチュへ行く道中で御座います・・」
「ああ・・・その事かそれはこちらでご案内するからそち達はもう心配無用じゃ・・・」
「待て・・・それはどう言う事じゃ?」
「城は我らのご先祖様である龍祖ケイオス様受け入れる義務がございますが・・・龍族で無い者達を招き入れるしきたりはありません。お供の者が必要とあらばこちらが用意しましょう・・・」
「待て待てそれはならん!」
ケイオスは慌てる
「・・・・・分かりました。ではまずは城へ龍祖ケイオス様だけご案内しますがお供の者はここで待機して貰いましょう・・・案内が終われば龍祖ケイオス様をこちらへお送りしましょう・・・それでよろしいでしょう」
「うむむ・・・わかった・・・」
「ささっ!こちらへどうぞ・・」
「ちょっと・・・」
アキラが食いつくも無視される
ケイオスはカヤオ第三皇帝に案内されながら後ろをふり返りイヤイヤ連れていかれた・・・
「それで龍祖ケイオス様を一時お預かり致します・・・また追ってご連絡しますのでしばらくお待ちください」
秘書官のカミラがお辞儀して去っていった。
そしてその後・・・
秘書官のカミラが来てこう告げた
「龍祖ケイオス様はカヤオ第三皇帝をとても気に入り愛し合う恋人になられた・・・3日後国を上げてのご結婚する事決まりました。」
!
「え?」」」」」
皆驚く!
「龍祖ケイオス様からの伝言がございます・・・」
「それでなんと?」
アキラも驚き聞き返す
「マチュピチュへは先行っててくれと・・・結婚式が終わったらその内行くから・・・だそうです・・」
!?
「いや・・・待て・・ケイオスがそんな事を言うはずが無い・・・」
「そうだよ!ケイオスちゃんはそんな事言わない!」
とノリコも興奮して言う
!
「これは可笑しな事を言う者ですね・・・龍祖ケイオス様を呼び捨てにされるとは・・・不敬ですね・・」
「あ!」
つい驚いてアキラは口に出てしまうがもう遅い
「不敬罪で貴方を逮捕します。逮捕しろ!」
後ろに控えていた警備隊10人が緑色の蔦の様な輪っかをアキラ達に掛ける
「ちょっ!何をする!」
植物の輪っかで縛られたジャンヌが怒り抵抗するが・・・
へなへな・・・
と膝づく
!
「その手錠は魔力を一切使えない様にする奴隷用の手錠です。抵抗は無駄です・・・牢獄へ連れて行きなさい!」
「ダメ!アキ兄!力が入らないよ」
皆力が出ずヘナヘナになり警備隊に囲まれてこれ以上下手暴れるとノリコ達が怪我をしかねない・・
「クッ!わかった・・・言う通りにしよう・・・皆抵抗はするな」
こうしてアキラ達は投獄された・・・
なにが起こったのか理解が追いつかない・・・
ケイオスの身に何か起こったのかのか・・・
アキラ達は投獄されピンチに・・・
次回をお楽しみに
応援よろしくお願いします。^_^