表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/178

10 北の玄武魔王ヨジフ

誤字脱字がありましたらご連絡下さい。^_^




よろしくお願いします。



2021/4/4 加筆しボリュームをアップしました。^_^


最新話ももう少しで出来ますので出来次第アップする予定です。

 10異世界12 北の玄武魔王


 異世界 北の玄武魔王ヨジフと話すソフィア


「だから アキラは違うの!」



「おんや・・・半日しか会ってないのになぜ断言できるんだい?」


 今日あった出来事を嬉しそうに話すソフィアを念話で話しながら微笑むヨジフ。


 ロウソクの炎が揺れて薄暗い部屋が影か揺れる書斎部屋は艶のある濃い木彫の重厚な家具がより地位の位の高さがうかがえる。



 書斎に座る魔王は目の中に入れても痛くない可愛い孫ソフィアとの話が唯一の楽しみになっている。


 それにそんなに勇者を簡単に見つかるとは思っても見なかった。


 軽い気持ちでソフィアにお使いを頼んだのだ。


 それが出会った男の話しを聞くとは、ソフィアにもやっとは春がきたのかとホッと胸を撫でおろす・・・。




 最近は特にお尻や胸が成長して花も羨む綺麗な年頃なのに、逆に男の噂がないのをヨジフは心配していた所だった。



 自慢じゃあ無いが自分の若い頃は男に言い寄られるて困るくらいモテモテだった頃を思い出す・・・


 だから男を見る目を養う事が出来た。


 顔やカラダが目的で言い寄る男が五万といたからだ。


 男に免疫が無いのも問題だねぇ・・・


 変な男に騙されなければ良いのじゃが。


 とため息をするヨジフ。



 今日の男との話しで安心はするものの裏腹な心配が後から沸いてくる。


 心配し過ぎるのも良くないソフィアの成長を妨げてしますからね・・・


 と思い返してソフィアの話しに耳を傾けると・・・




「勇者でないと100%言えないけど・・・まだ アキラは駆け出しの冒険者だよ!勇者なんて無理があるよ!」



 !!!


 魔王は駆け出しの冒険者と聞いて絶句する


 何故なら魔王である自分を瞬殺する予知夢占いで何度も出て来る姿が駆け出しの冒険者風なのだ。


 ビンゴ!なのだった。


 あれほど接触するなと言ってあったのにとソフィアに時既に遅し結果的に接触してしまっていた様だ。


 ・・・


 ソフィアは魔王ヨジフの予知夢占いをら知らない。


 しかし・・・。


 ちょっとまてよと考え直す・・・



 その坊やは話を聞いていると問答無用の戦いをはじめる脳筋では無いのはだいたいわかった。



 ・・・


 思考を巡らせて答える。



「そうかい・・・フッフフ。その坊や達が観光旅行してるならソフィアガイドとして雇ってルーレット城まで案内しておやりよ。」



 と魔王は言いながら考える。



 もはや接触したのはしょうがない。



 勇者の能力も未知数



 もっとそ奴の事を知る必要があるね。



 ソフィアは勇者と違うと思い込んでるなら丁度良いいさ・・・



 逆手に取って誘導してみよう。



 その方が敵に察知され難いし丁度良い。



 戦闘能力はあってもスパイや腹芸はあの子にはまだ無理だ。



 それまでに殺すか取り込むか決める時間はたっぷり有ると考える。



「ええっ! いいの!お婆ちゃん!ただの友達だよ?」



 と言葉とはうらはらに嬉しそうにする。



「ああ いいとも ただし!ソフィアか魔王の孫と坊や達には言ってはダメだよ。話がややこしくなるからね。それに

 ソフィアは本当ならルーレット城から警護の者を付けないと出歩けない身分だからね。」



「わかってるよ。」


「なら そのアキラって子にバレたら大人しく城に戻るって約束しておくれ。」



「折角 外で自由にで歩けるし城に閉じ込められるのヤダから・・それは約束する・・・」



「それといっその事その坊やを口説いて結婚するかい?ウッヒャッヒャ!」



「!! もう!お婆ちゃん茶化さないで!アキラとは出会ったばかりのた・だ・の・友達だから・・・」



 ソフィアはホッペ膨らませ赤くなりながらプィ!と顔を他所を向け返事する。




「じゃあ 念話を切るよ。気をつけて来るんだよ・・・」




 ーープツンーーー


「はーーーっ!」



 と年寄りには長念話も答えるねと、ため息を付きどっかと椅子にもたれ掛かる・・・



 最初は孫の可愛いのソフィアに春が来たと喜んで話しを聞いていた・・・



 魔王が贔屓目を抜きにしても、ソフィアはとても愛らしく綺麗で可愛い子である。



 魔王自身は騙し騙され殺戮の中で自分は過酷な少女時代から生き抜いて来た。



 せめて可愛い可愛い孫のソフィアだけは、殺伐とした世界ではなく日の当たる世界を歩んで欲しいと願っているのだ。



 が・・・そんな願いとはうらはらに




 何気に話しのソフィアと話しの後にアキラって子を占って見る・・・と


 !!!



 とんでもない事が起きる。





 北の玄武魔王 


 亀のしっぽに蛇を使役する魔王


 ヨジフ・スターリーン


 呪術師 戦闘力は余り無いが呪術で呪い殺すのを得意とする。


 異世界一の呪術師ある。


 簡単な占ういならお茶の子サイサイである


 そして・・・


 その占いが出来ない!


 !!!


 絶句する。


 いくつかの骨を取り出してお盆上に投げるだけの占いだ。


 普通ならお盆にガラッとその骨のはいちで占うのだが、骨の中入って終わりのはずが奇妙な動きでお盆から骨が飛び出す。


 何度やっても・・


 そっと置いても骨がお盆に乗らない


 弾けて落ちてしまう・・・


 レジスト?!されている!!


 戦慄する。



 強力な呪術をレジストされるならまだ対処法や魔法があるので解るのだが・・・



 お遊び程度の占いをレジストするという事は・・



 ありえない程のレベル差か



 はたまた神しか出来ない身技だからだ。



 それに悪寒による予知・・・



 占いによる予知夢に出て来る顔は見えないが駆け出し冒険者風



 南の朱雀魔王と副魔王の2人の魔王を瞬殺した勇者


 点と点が1本になる。


 恐らく間違いなく勇者だねぇ。


 何故かソフィアの話しでは駆け出しの貧弱な坊やの初級冒険者だ。


 南の朱雀命を司る魔王・・・


 限りなく不死に近いあの最強の魔王を一撃で瞬殺した勇者のイメージがわかないのが謎だ。






「こりゃ・・ワタシも年貢の納め時かもしれないねぇ。」




 しわがれた声で呪術師を唱える特別なルーレット城の奥で・・


 部屋で呟く・・・


「さぁて どうしたもんかねぇ・・」


 と魔王は背中を丸めてジッと正面を見て  


 動かない・・・





 ソフィアはこの頃・・


 別荘の自室でドキドキが止まらない・・・


 もう!お婆ちゃんが結婚なんて茶化して言うから・・


 下着とキャミソール姿で豪華でふかふかなベッドで寝転んでも寒さを感じ無い程、暖炉の囲炉裏が部屋を快適な温度にしている。




 意識してしまう自分・・・


 嬉しいやら恥ずかしいやらでいてアキラの事を思い浮かべると凄く心地良い気持ちになる・・・


 !!!



 もしかして・・・


 これ!あの噂の一目惚れ!


 ソフィアは1人部屋の中で顔を喜怒哀楽の表情をしては


「キャー!恥ずかしい!」


 とマクラを被ったり抱いたりゴロゴロ回転したりと忙しい・・




 魔王ヨジフの別荘の一室で夜は更けていく・・・




「ただいま。」


「アキ兄遅いよ!心配したよ。」


「アーくん遅いから探しに今丁度行こうとしてたとこだよ。」



「あーそれなんだけど。ほら!」


「防寒着!?可愛いし暖かそう!やるね!アキ兄ありがとう!」


「ほんと素敵!ボアがついててセンスいいよ。アーくん」


「へへ・・・だろ!実は親切な人が一緒に探してくれてさー。ホント助かったよ。」


 !


「一緒に?」


 ノリコと京香は見合わせ女のカンが働く!


「あ!女の匂いがする!」


「ほんとだ!」



「え?!」


 ノリコと京香にじーーーつと睨まれる。


 ・・・・



 脇汗がする!



 そんな事に意識していないアキラは話が逸れて驚く。


 あれ?親切な人に助けられて良かったねー。


 と言うパターンだよね?


 なんで女の事で2人とも機嫌が悪くなるの?


 純粋なアキラには解らなかった。





 お話は次回に続く


 魔王ヨジフにアキラが南の朱雀を倒した勇者だとほぼ特定され・・・


 正体を知られてしまった。


 アキラ達 本人は自覚ないのでしょうがない・・


 アキラの身に危険が襲いかかってくるのでは?


 アキラ達を心配する。ナレーションであった。





応援よろしくお願いします。


高評価の欄がもしありましたらよろしくお願いします。


今後の作品のモチベーションにつながりますのでどうぞよろしくお願いします。^_^

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ