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2話 技術祭
技術祭は米国で行われた
米国は資本主義に乗っ取り
世界を動かしていた
中国とどちらにしようかと議論されたが
中国人も米国へと投票していた事もあり
技術祭は米国に決まったのだった
技術祭にガラパゴス国家から参加してきたというだけで
ありとあらゆる人種から笑われていた
リシス
「何故ガラパゴス国家の住人である僕がこの技術祭に参加したのか
それは技術祭が始まる事を予期していたからだ
その予期されたifへのシナリオを糧に僕はそれに対して特化した技術を開拓した
だからこそ僕はこの技術祭への参加をする事に決定を下したのだ」
技術祭はそして行われた
技術祭は、
情報のやり取りは無状態で行われる
技術を駆使して相手の情報よりも上に上がっていけば勝利となる
リシス
「僕は誰にも相手にされない
だっていつでも潰せるから 情報も筒抜けさ」
全ての参加者の中で最弱だった
その最弱数値は計り知れない
しかしリシスは気にしてはいなかった
むしろこれはチャンスなのだ
ここでリシスは居残り作戦に出た
そして残ったのは
米国と中国と日本だけとなった