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配属先は地獄の一丁目
「アルティア・ノルン少尉。
新造戦艦<ノーデンス>第三艦橋主任技師補佐を命ずる」
統一宇宙軍、士官学校卒業式。
それは予備役少将である校長から士官として受ける初辞令の場でもある。
勇壮な音楽が鳴り響く会場。
我が子の勇姿を見ようと集った家族。
宇宙に挑む新しい人材を好意的、否定的に取材する記者達。
軍人の社会的ステータスが向上している昨今、それは誰もが憧れる華やかなハレの日。
しかし幼少からの憧れである戦艦勤務を告げられた俺は――
それと同時に、壮大な死亡フラグを賜ったのだった。
ふと思いついたネタを書きました。
短編なのでテンポよく読めるかと。
あと作者にはミリタリー知識も科学知識もありませんので突っ込みは自粛して頂けると幸いです。
SF(すっごい不思議)モノ? なので。