さらなる危機
ひとつの問題は解決しました!
しかし、新たな問題が主人公を襲う!
どうぞ読んでください!
2章『更なる危機』
ベッドに寝転がる。
ゆっくり瞼を開き、天井を眺める。
俺はふとため息をついた後ぼそぼそと呟く。
「明日はどうなるかな...」
翌朝
俺は学校に登校する。
下駄箱に靴を入れると、教室へ歩いて行く。
ドアを開けるとクラス全員が俺の方に向く。
突如、俺に衝撃が伝わる。
前を見ると胸ぐらを掴まれている。俺はゆっくり発言する。
「なんだよ...」
「今からお前をリンチする...覚悟しろ」
「何のためにリンチする?」
「上田さんを泣かせたからかだ」
「あーなるほどな...お前あいつが好きなんだろ?だから許せないってか?暴力で自己満足しか出来ないカスが...」
「んだと、コラァ!」
「ほらまた怒った」
「透かした顔しやがって!何様だ!」
「俺は....なんだ?」
「もういい...おらぁ!」
相手の右手が俺に当たる、わけがない。
俺はしゃがんで避けようとしたが、俺に当る前にパチンッ!と効果音がした。
目を見開くと上田がかわりに叩かれていた。
「こ、こんなつもりじゃ...!ご、ごめん!」
俺に暴力を、振るおうとした男はその場から立ち去り、上田は俺に問いかけた。
「だ、大丈夫?」
上田は俺に前傾姿勢で右手を差し出す。
俺はその右手を掴み立ち上がる。
「大丈夫だよ」
俺にもよく分からないが上田は俺にとって、モブでは無くなっている、そんな気がした。
チャイムが鳴り授業が始まる。
上田に危害を加えた男子生徒は俺を見ている。
そっと俺が目を向けると、慌てた様子で目をそらす。
昼休み
上田は俺の席に来て言い放った。
「一緒に食べよ?」
「あぁそうだな...机汚すなよ?」
上田ははずかしそうにしているが俺は冷静に注意した。
「なぁ」
「ん?なに?」
「なんで上田は俺に固執してるんだ?」
「私ね、兄がいたの、けど不慮の事故で亡くなっちゃったの。私はその時まだ認められなくて、ただ泣いてた。けど時間が経つごとに記憶は薄れていたの、だけど永友くんを見て兄を思い出しちゃって...失礼だよね?」
俺はそっと首を振り
「そんなことないよ」
と優しく答えた。
こうして昼休みは終えていった。
放課後
「おい!ツラ貸せや!」
背後から声がした。
上田に危害を加えた男子生徒だった。
俺は無言でその男の後ろを付いていく。
学校をでた。
これからどこに行くのだろうか...
.....
たどり着いたところは人気の無い廃墟だった。
どうでしたでしょうか?
楽しんでくれたなら幸いです!