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新宿  作者: 竹仲法順
918/1001

第918話

     918

 2017年8月11日午後零時55分。食事を取り終えて、席を立ち、レジで食事代を精算した。そして店を出、歩き出す。強烈に暑い。酷暑は着実に疲労を誘発してくる。滲むような疲れが出ていた。月井も心穏やかに、というわけにはいかない。ここ新宿は常にいろんな争い事がある。警察はマルBなどと、ずっと対立していた。昔からである。どれだけの警察官が摘発などに動員されたことか?およそ計り知れない。

 午後1時27分。辺り一帯を練り歩く。夏特有の疲れが出てきつつあった。8月は暑い月だ。地獄のような暑気がある。この時季は、普段から汗だくだった。ある意味、戦いは続く。暗闘のように……。

 午後2時15分。通りの自販機で缶コーヒーを一缶買った。飲みながら、休む。ゆっくりしてもいられない。過酷な時が続いていた。もちろん、いつかは終わっていくのだろうが……。コーヒーのカフェインが体に入ると、覚醒して眠気が取れていく。限界はあった。夜間の寝不足は、やはり堪える。

 午後2時25分。休憩が終わり、空き缶を捨ててから、歩き出す。疲労は取れない。どうしたものかと思う。南雲に相談することが増える。いつも全力で頑張っているから、尚更だ。掛かり付け医の大事さを感じる。精神科医はいろんな悩み事を打ち明ける人間である。月井にもカウンセリングの意味が十分分かっていた。話して、全てを解決できるわけじゃないにしても……。(以下次号)


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