第852話
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2017年8月6日午前7時23分。一課の刑事たちは、会議用の資料の印刷などをしながら、ミーティングの準備をしていた。月井はずっとパソコンの画面を見ていたのだが、目がチラつくことが多々ある。会議開始まで、ずっと同じ姿勢でいた。午前7時半になれば、会議場でミーティングが始まる。
蟠りなどはあった。疲労もある。ただ、昔から焦らない。目の前のことをしっかりこなしていた。別に大きなところでは過ちや失点を犯さない。いろんなことを考え続けていても、基本的にはマイペースなのだった。昔からずっと、そういう努力をしていたのである。難しいことがあったとしても。
午前7時31分。定刻より遅れて、会議が始まった。紙の資料が配布されて、月井はそれに目を通す。変わったことはない。両角たち幹部は、相変わらずの雲隠れだ。いつも思う。仮に一課内で何か重大事があった場合、責任を取れるのかと。幹部たちは無責任だ。自分たちの都合だけで、会議を一方的にボイコットしている。果たして許されるのか?そう感じていた。
午前7時46分。タブレットを使って、記録を録り続ける。変わったことはない。単に刑事たちの応酬を耳にして、それを起こすだけで……。朝からデカたちは派手に意見し合っている。それを聞いて記録するだけでよかった。特に何事もない。もちろん、何もないように見えて、実際、何事かが巻き起こっているのだが……。
午前8時1分。会議が終わり、刑事たちが席を立つ。月井も一課へと歩き始めた。デスクに行き、紙の資料の束を置く。そして出入り口へと向かった。階下に行く。疲れはあった。外に出ると、絶えず暑気に蒸される。またこの状態が続くのだ。一際きついのだが……。(以下次号)




