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新宿  作者: 竹仲法順
788/1001

第788話

     788

 2017年7月31日午後8時36分。入浴を終えて、タオルで体を拭きながら、寝室へと向かう。タブレットやスマホを充電器に繋ぎ、アラームを午前4時半にセットして、ベッドに入る前に睡眠導入剤を服用する。眠れるかどうか心配だったが、寝付きはよかった。同時に、熟睡できるかどうかも、気になっている。

 2017年8月1日の午前1時過ぎに一度目が覚めた。起き出してトイレに立ち、用を足してまた眠る。眠りは浅い。合間に目が覚めることもあった。午前4時には起きて、アラームを停め、しばらくボゥーッとする。頭はあまり休まってなかった。だが、朝だ。いつも通り、上下ともスーツに着替え、キッチンへと行く。

 コーヒーを一杯アイスで淹れて飲みながら、スマホを手に取り、ネットに繋いだ。そして配信されてくるニュースを読む。変わった報道はない。朝は基本的に情報収集の時間だ。なるだけニュースに目を通し、最新の情勢を知る。確かに毎日似たことの繰り返しだ。だが、それがあって初めて、物事が成立する。警察官も難しい。決して刑事ドラマに出てくるような、スマートな仕事ぶりじゃない。実際、新宿に張り付く今の職務は、地獄のようなものだ。

 午前5時1分。出勤準備が終わり、時間に余裕があったので、またスマホでニュースを読み始める。時間を常に有効に使っていた。月井も何もしない時とか、考えない時間などはない。頭や体は使い続ける。デカは、頭脳偏重でも肉体偏重でもよくない。バランスよく両方活用するのだ。そういったことは、すでに身に付いていた。日々の行動でも、当たり前にどっちも使っている。それにいずれ内勤の部署などに転属となれば、パソコンなどに向かうことになるだろう。頭脳は必ず必要となる。極普通に……。(以下次号)


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