第723話
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2017年7月26日午後零時23分。食事とアイスコーヒーがテーブルに届き、飲み物を一口飲んで、料理に箸を付ける。疲れはあった。外に行けば、太陽光線に絶えず焼かれる。ゆっくりと食事を取った。普段から地獄のような場所で仕事をしている。だが、無駄は一つとしてない。そう感じていた。実際、いろんな経験が活きている。昔からそうだった。一警察官として、20年ほど勤務し、職務をこなし続けている。新宿は基本的には物騒な場所だ。普段から悪い連中の溜まり場なのである。
肉料理は消化が悪いのだが、食べないと、仕事が出来ない。そう思って口にしていた。変わらない感じで毎日が続く。暇なく動いていた。常にいろいろある。試練の連続だ。ただ、焦らない。人間は、焦慮の感情が一番いけないのだ。常にそう思っていた。確かに感情というものは心中に存在している。なるだけ、プラスに変える努力をしていた。
日頃からいろんなことを考え、感じる。仕事中も、仕事外の時も。だが、全ての思考がいい方向へと向いていた。様々なことを乗り越えてきている。昔からそうなのだが……。
ひとまず、目の前のことを考える。この街は実に雑多な場所だ。いろんな人間たちがいて、成り立っている。何かと事情は難しい。そう思っていた。だが、果敢に立ち向かうしかない。日頃からずっと単独行動なのだが、街に張り付いている刑事は、いろんな輩がいる。頭を切り替えるしかない。様々な人間たちを相手するには、それしかないのだ。これは、歌舞伎町交番勤務時代からずっと考えていたことなのだが……。
午後零時55分。食事を取り終えて、食事代を精算する。そして店を出、歩き出した。特に変わったことはない。腹を十分満たし、アイスコーヒーのカフェインで目が覚めている。これから午後の勤務だ。幾分疲労はあるのだけれど……。(以下次号)




