表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新宿  作者: 竹仲法順
678/1001

第678話

     678

 2017年7月23日午前10時15分。缶コーヒーの空き缶をゴミ箱に捨てて、また目抜き通りを歩き始める。疲れていた。地獄のような酷い暑さに参ってしまう。刑事はいろいろあった。特に外勤中はそうだ。新宿の路面のアスファルトは、夏場焼け付く。それに暑気は着実に体を蝕んでいくのだ。休憩しても、疲労は雪だるま式に溜まっていく。簡単には行かない。デカの仕事も。

 午前11時5分。お昼が近くなる。新宿近辺を歩きながらも、空腹を覚えていた。暇なく動き続ける。正午になれば、食事が取れるだろう。さすがに食べないと持たない。昔から食事だけは一日三度、なるだけ欠かさずに取っていた。それに勤務しながらも、いろいろと考える。

 正午になり、近くの定食屋に入った。店内は混雑していたのだが、テーブル席を一つ確保し、座ってから寛ぐ。そして一番値段の安い定食を一人前と、アイスコーヒーを一杯注文し、届くのを待ち続けた。

 警察官もいろいろある。月井自身、現場で事件捜査などに活躍する刑事じゃなくて、新宿を見張るのがメインの仕事なのだが、事情は難しかった。どうも上手く行かない。何かしら葛藤があった。もちろん、仕事など、何かトラブルがあって当たり前なのだが、いずれまた南雲のところに行かないと、胸の内がパンパンに膨れ上がってしまいそうだった。

 昔から一警察官として勤務していて、様々なことがあったのだ。それは自分自身でも十分分かっている。問題山積だった。実際、ほとんどゆっくりする間もなく動いている。息切れしないよう、踏み止まるつもりでいた。食事は気分転換でいい。酷使している体を休めるのには最適だ。もちろん、本当に忙しい時は、食事や休憩すら取れないこともあるのだけれど……。(以下次号)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ