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新宿  作者: 竹仲法順
168/1001

第168話

     168

 2017年6月4日午後6時45分。月井は自分の車を新宿の街に走らせながら、幾分気を楽に持っていた。疲れはあっても、これから自宅マンションに戻れば、ゆっくり出来る。夕方の暑さは夜にも持ち越しになっていた。都心部の暑気は引かない。一向に。

 車は交差点をいくつも抜けて走り続ける。ハンドルを切りながら、アクセルを踏み込んだ。覆面車は夜間の新宿の街を抜けていく。そしてまっすぐに自宅マンションへ向かった。

 午後7時過ぎには帰り着き、駐車場に車を停めて部屋へと入っていく。靴を脱ぎ、持っていたカバンを置いてゆっくりし始める。疲れていた。汗と脂でじっとりになったワイシャツやトランクスなどを脱ぎ、洗濯乾燥済みのものに着替える。洗濯機を回し、洗いながら、ビール缶のプルトップを捻り開けて口を付けた。チーズやサラミなどを口にしながら、アルコールを含む。リビングでテレビを付けて見ながら寛いだ。夜は気を抜く。食事と入浴を済ませて、休むだけなのだから……。

 洗濯が終わり、洗った物を取り込んで部屋干しする。年中部屋の中で干していて、室内は黴臭くなっていた。だが、あまり気に掛けない。月井には洗濯する時間すら惜しいのだから……。

 食事後、バスルームで冷たいシャワーを浴びて汗を流す。疲れていて、早く休みたかった。午後8時半を回ると、枕元にあるアラームを午前3時にセットし、寝床に潜り込む。眠る前にグラスに一杯水を汲んで飲み、そのまま寝入った。すぐに寝付く。いったん睡眠に入ると、夢も見ずに眠ってしまう。起きると、6月5日の午前3時で、タイマーをセットしていたエアコンはすでに切れていた。辺りは一際蒸し暑い。起き上がり、キッチンでコーヒーを一杯淹れる。同時に充電器からスマホを抜き取り、ネットに繋いでニュースをチェックした。新たな日がすでに始まっている。夜明けはまだ遠いのだが……。(以下次号)


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