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Good Morning, Amazing World!  作者: まぐろ
第1章 When I was born....
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第0朝 Awakening with Powerless Body.

  暗闇から意識が持ち上がる。

  なんだろう、体の至る所の動きが鈍い。(まぶた)も上がらない。

  あぁ、すごく長い夢を見ていた気がする。

……ってか息できねぇ!?

  俺は慌てて必死に息を吸い込もうとする。

 肺から水が出てきたような感覚とともに、徐々に呼吸が可能になる。


  その時、俺の周りからどっと歓声が上がった。


  俺って人気者?いやいや、俺はただのしがない一人のボッチ高校生だ。朝起きただけで歓声があがるような人種ではない。というかそんな人がこの地球上にいるなんて聞いたこともない。


  そこまで考えて、徐々に意味をなしていなかった言葉に規則性が生まれていっていることに気がつく。

  だが、これは聞いたこともない言語だ。

  英語でも、ドイツ語でも、ロシア語でも、勿論日本語でもない。


  中学二年の時にとある病(ちゅうにびょう)を発症したときに馬鹿みたいに調べたから、間違いはないだろう。


  なら、ここはどこなんだ?というかなんで俺は自分の部屋で寝たはずなのに変な言語が聞こえるんだ?あれか?有名なクなんちゃら神話みたいな冒涜的(ぼうとくてき)なナニかが家庭訪問に来たのか?そんなの間違っても俺の部屋には入れたくない。チェンジ、ノーセンキューだ。超絶美少女になって出直してこい。


  さて......今まで脈絡(みゃくらく)のない思考を続けて、なんとか現実から目を逸らしていたが、力の入らない感じ、瞼のくっついている感じ、そしてなにより、背丈が小さすぎる。ここまで(そろ)えば認めざるを得ない。


  俺、赤ん坊だわ。赤ちゃんだわ。

________________________



  私は、自分がお仕えしている奥様から産み落とされた新たな命を、不思議な気持ちで眺めていた。


  産まれた瞬間は産声を上げることもなかったので焦ったが、すぐに呼吸を始めた時は驚いた。産まれたばかりの赤ん坊は、肺に水が溜まっているために呼吸が出来ず、その水を無理矢理排出するために産声をあげ、泣くのではなかったか。


  死んでしまうのではないかという心配がなくなったということは理解出来たので、奥様に「よく頑張った」や「おめでとう」なんて声をかけている親戚の皆様やご主人様達と思わず歓声をあげてしまったが、冷静になってみるとその異常性は明らかだった。


  稀にそういう赤ん坊もいるとは聞くが、それを良い噂として聞いたことはあまりない。念のため医者に見せるべきか、と悩んでいると、その異常性をハッキリとさせるかのように、赤ん坊の目が、焦点は合わずとも確かな知性の光とともに開いた。

週に5回くらい更新できたらな、と思っています。毎回19時頃に投稿すると思いますので、期待せずにご覧下さい。

よろしくお願い致します。

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