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作者短編集  作者: 明夜
1/14

不良

ーーどうしてこうなった。


今俺がそんなことを考えている理由、それは簡単だ。俺の直ぐ近くにいるこの男たち、


「ほら、さっさと金出せよ」


こいつらだ。


ことの発端は簡単だ。俺は今年の春高校に入学した。残念ながら入試の日にインフルエンザになってしまい試験を受けられずに当然志望校は不合格。その後の滑り止めになんとか合格することができた。まあ志望校より偏差値はもの凄い下なのだが。


そして高校で新しく出来た知り合いとたちと一緒に買い食いをしたりゲーセンから出てすこし歩いたらそいつらとはぐれてしまった。


一分程探していたら薄暗い路地の方からさっきはぐれてしまった奴らの声が聞こえたので来てみたら・・・・こうなった。


「おい、シカトしてんじゃねーぞ!殴られてーのか!!」


男たちの一人がそんなことを言っている。


「す、すいません。お、お金は出すんで許してください」


そう言って俺の目の前にいた男が財布を出す。


「たく最初からそうすればいいんだよ」


因みにいまかつあげされているのは三人、それを囲んでいるのは五人だ。これは俺を抜いた数だが争いになって俺が入ったとしても結果はまるで変わらないだろう。


「まあ授業料だと思え。これに懲りたらお前らみたいないいとこの学校の奴らがここら辺の飲食店に入らないことだな」


おそらくここ近辺が縄張りなのだろう。


リーダー格の男がそう言うと全部で三人を囲んでいた六人は路地から出た。


・・・・そう残念ながら俺もかつあげしていた側だったのだ。


俺が入った学校ではいい子ぶっていては生き残れない。これは仕方ないことだ。しかし俺は冒頭と同じような気持ちになった。


(どうして入試当日にインフルエンザなんかに・・・)


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