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変態大戦

 それからバルバトスの城に出向いて食事を共にした。

 食事を共に、とは言ったものの俺もリナも出されたものには一切口をつけなかったけれど。

 いや、床を共にしようなんて言いだした相手を信用なんかできないわ。


「それで、バルバトス。

あんたこんなところで何やってんのよ。

5,600年前から行方不明だったと思ったけれど? 」


「ん?

いやいや俺はお前にここに放り込まれたんだろうが。

いつぞやにお前のパンツ盗んだのがばれて……いや風呂のぞいたのがばれた時だっけか? 」


「……あぁそういえば」


 バルバトス……なんてうらやまけしからん事をしてやがるんだ。

 リナのパンツか……今日は薄いピンクだったかな。


「スルト、あとでお仕置き」


「ありがとうございます」


 最近リナのお仕置きとかその辺りの事に素でお礼を言えるようになってきた。

 なんか成長したなと自分でも思う。


「それで、改めて聞くけど私がここに放り込んでからあんた何やってたの」


「あー適当にモンスターぶっ殺して、良い女と良い男侍らせて、美味いもん食ってた」


 確信した、この男ホモじゃねえ。

 バイだ、それもかなりの自由人でバイだ。


「なるほどね、ちなみに聞くけれど子どもなんか作ってないわよね……」


「………………あぁ」


「そう、手遅れだったのね」


「だってよぅ、あの女いい尻してたんだぜ。

あれで手を出さなけりゃ男じゃないね。

ついでにあの男もいいもの持ってたし、あの女なんかガキのくせにいい乳してやがったな。

あぁあの婆さんなんか歯がないけどよかったなぁ」


 OKリナがこの世界にこいつをぶち込んだ理由がよくわかった。

 こいつただの下種野郎だ。

 老若男女関係なく手を出すくそ野郎だ。

 殲滅しておいたほうがいい存在かもしれない……と思っていたらリナが目にもとまらぬ早業でバルバトスの股間にナイフを突き刺していた。

 なんで俺ちょっと嫉妬してるんだろう。


「スルト、この変態を未来永劫滅してもいいわよね」


「おう、そうしよう」


 とっさに返事をしてしまったけれど後悔はない。

 というか俺も滅したい。

 むしろ俺が直接滅したい。

 俺の尻のためにも、リナのパンツを奪い返すためにも、リナの風呂除きの記憶を消し去る為にも。


 ……今夜あたりはリナと一緒に風呂に入りたいな。

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