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眠気眼でトラブル遭遇

皆様あけましておめでとうございます

今年度もあと三ヶ月、俺の就活はまだまだこれからだというところでテンションが下降気味になりましたが更新に関しては何とも言えない状況です

実は昨年末右手親指の先っちょを削ぎ落としてしまい本日、時刻的には昨日糸を抜きました

といってもまだ激しく動かしたりキーボードを打ったりは禁止な上右手を心臓より低い位置まで下ろすと痛むため左手しか使えません

そのためいつも以上に誤字脱字が目立つと思いますがご了承ください

本章のミスも含めて今までご指摘いただいた商のミスも随時改修させていただきます


またそろそろ溜め込んだほか作品のプロットも概ね出来上がってきましたのでそちらも時間を見つけてちまちまと文章を構成、投稿させていただきます

どれを最優先にということは今のところ考えておりませんが今後ともよろしくお願いします

それから夜が明けて、拘束を解いてもらいながら互いに目元のクマを確認。

二人揃って眠れなかったことを把握してすぐに街に繰り出した。

俺もりなも気恥ずかしくてまともに会話できないからです。

宿でも食事は取れたけど昨夜部屋に持ってきてくれるはずの食事無視して寝ちゃったし、なにより信用できないから外で食うことにした。

森の中でいくらか常識についても勉強していて、屋台とかは早朝から商売しているとあったので今日はそういった店で食べ歩きしつつ必要なものを購入しようと言う話になった。


宿を出て十分ほど歩いたところで、まず目に付いたのは焼き鳥のようなものを売っている店。

頼んでみると2本で1Rと言われた、こちらの金銭感覚はよくわからないがそれほど高くないはず。

一本をリナに渡し、手元に残ったもう一本を齧ってみて驚いた。

味がしない……塩の味はおろか食材の味さえ全くしない。

おかしい、そう感じてもう一口かじる。

やはり味がない、味気ないのではなく無味だ。

ついでに言えば匂いもしない。

焼き鳥特有の食欲をそそる炭と油の香りもなく、かと言って悪臭もない。


横を見るとリナも不思議そうに焼き鳥らしき物体を眺めている。

屋台の店主はすでに次の串に肉を通し、それを炭火で炙っている。

その行程におかしなところは見られない。


「スルト……あれをお願いしてもいい?」


リナに言われてからあたりを見渡す。

人通りは少ないがここで『アレ』をやってしまうと少々目立つ。


「あそこの路地に入ろう」


あまり目立つべきではないと考えていたのがリナにも伝わったのだろう。

視界の端に映った路地に歩を進め、後悔した。


「あぁ?なんだてめぇら」


そこには悪い鎧姿の男たちがいた。

その鎧は昨日門の前で俺たちのチェックをした奴らのものと同じだった。

おそらくこの街の警備兵といったところだろう。

多少言葉遣いが悪いがそこは大した問題ではない。

むしろ警備兵という立場なら市民から少々恐れられているくらいのがいいのかもしれない。

問題はそこではなく、彼らの足元にボロ雑巾のように転がる物体だった。

朝とは言え袋小路となった路地、ついでに家の影となるため日差しが差し込まないこの場所は薄暗いが俺やリナにとっては問題にならない暗さだ。

そのため、ボロ雑巾のようなものがなにかはっきり理解できてしまった。


「子供ね……五,六歳といったところかしら」


リナは顔色一つ変えずにそう呟いてから言葉を続けた。


「スルト、私眠いの」


そう言うリナの目からは眠気は感じられない。

むしろ怒りに満ち溢れ、血走っている。


「私眠すぎて洗脳とか細かい作業が出来そうにないわ」


パキパキと指を鳴らしながら視線だけをこちらに向ける。

俺も視線だけをり何向け、目が合うと同時に正面に向き直った。


「奇遇だな、俺も眠くて眠くて力加減が出来そうにない」


嘘だ、リナほど怒っているワケではないが目の前にいる鎧姿の男たちを殺したいとは考えている。


「けど、事情を聞く必要があるな。身勝手な暴力なんてのは良くない」


「一理あるわね、そういうわけで兵士さん、何があったか教えてくださる?」


リナが兵士にそう問いかけた。

その兵士は俺たちの会話を聞いていたのかいないのか、おそらく聞こえていなかったであろうが、腰にぶら下げた剣を握り締め姿勢を低くしていた。


「本日の朝の巡回の報告はこうだ。スリの少年を追いかけていたら被害者夫婦が激昂、少年を捕まえ路地に連れ込み暴行、そこに俺たちが駆けつけたが少年は死亡。暴行を加えた夫婦のうち男は抵抗したため殺してしまった。妻の方はその場から逃走した。いいなお前たち。」


問を投げかけられた兵士はそう言い放ったと同時にほかの兵士が散開、上を飛び越え横についてと俺たちを囲むように立っている。

その数たったの六人、随分と考えが甘い。


さっきの話からまとめるに少年がなにか粗相をした、もしくは八つ当たりの対象にされた。

その罪を俺たちになすりつけて俺は殺す、リナは……逃がすんではなく捕まえて性欲処理ってとこかな?

奴隷制度なんてのがあるならそっちに売られるなんてのもあるかもしれない。

……やっちゃってもいいんだね。


「スルト、後ろのは任せなさい。あんたは正面と側面の奴ら。さんにあ殺してもいいけど一人は生かさず殺さず、あと一発殴ったら死ぬ程度にしなさい」


「俺のが数多くない?しかも注文が難しい」


「修行と思いなさい……修行なんだから上手く出来たらご褒美もあるわよ」


「まかせなさい!」


気合が入った、とりあえずこいつらを殺す程度に痛めつける!

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