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作戦会議

お待たせしました

えー来週月曜日から水曜日までが卒論提出期間です

どうにかこうにか卒論を終えることができそうな出来なさそうな……

ともかくもうすぐ誤字脱字の改修ができると思います

皆様たいへん長らくお待たせして申し訳ありませんでした

あと更新速度遅くでごめんなさい

「明日、遅くても明後日には街を出るわよ」


部屋に入ってすぐにリナがそう言った。

その表情からは嫌悪感が見て取れる。


「明日朝一番に市場に行って必要なものを買い揃えましょう。それが済んだらすぐに街をでることにしましょう。

最悪の場合リヤカーと毛皮は捨ててもいいわ」


吐き捨てるように言い捨て、そのままダブルベッドに腰掛けた。

たぶん夫婦って扱いだからだろう、おばさんぐっじょぶ。


「そんなに嫌なのか?」


心の内を悟られないように気をつけながら聞く。

リナが不自然なほどに街から出たがっているのが妙に気になる。

本当に一秒でも早く外に出たがってるような感じがする。


「するとにもわかるように言うとね、ナメクジとゴキブリが勝手に生えてきたキノコとカビをしている、そんな部屋に押し込められたような気分なのよ」


「あー邪気が原因?」


「えぇ、それにっこまで邪気が貯まると良くない事が起こるわ」


そう言ってリナは少しうつむいた。

それから再び顔を上げて俺の顔を睨みつけてきた。


「とにかく、できるだけ早く街を出るわよ!」


「は、はい!」


リナの希薄に気圧されて頷くしかなかった。

チキンと罵られてもこればっかりは仕方がないじゃないか、約三ヶ月間毎日しばき倒されてたんだぞ。


「わかったならいいわ……ほらこっちに来なさい」


「ん」


言われたとおりリナの座っているダブルベッドに近づいた。

強化された嗅覚に集中する、あぁリナの香り素晴すぃ……ハァハァ。


「匂いを嗅ぐのは構わないけどその緩みきった顔はなんとかしなさいよ……」


「おっと失礼」


急いで表情を整える、でもやっぱり広角があげるのは仕方ないよね、息子がいきり立ちそうなの抑えるのに精一杯なのもあって表情を整える余裕があまりない。


「あの森からここまで、よく頑張ったわね。途中見張りサボって居眠りとかもあったけどご褒美よ。今日は一緒に寝てあげる」


息子がいきり立ちました、リミットブレイクです。

だって!寝るときあの森では別の部屋だったんだぜ!

それが!それが!それがいきなり同じ布団で寝るとか!

当方二十二歳にして初めて女体の神秘に触れるということですよ!


「〈縛れ〉」


「ちょっ!」


飛びかかるのを我慢していたらリナに魔法で縛られた。

これでは手が出せない、文字通りの意味で。


「今日は一緒に寝るだけよ。そうね……お休みのちゅーくらいはしてあげてもいいけどその先はスルトがもっとちゃんとしてから、ね?」


「今後も精進させていただきます!ですからちゅーを是非!」







その後、俺は額に柔らかい感触を感じてから布団に潜り込んだ。

リナもすぐに布団に潜り込んだが明かりを消すときチラリと見えたその顔は心なしか赤くなっていた。

あぁこの世界に来てよかったなと思いながら俺はおとなしく寝ることにした。







《sidw リナ》就寝直前


あーキスしちゃった!恥ずかしい!

あの本に書いてあったとおり妖艶な感じにじらせたかな……男は単純だから餌を目の前にぶら下げておけば喜んで働く、ただし適度にご褒美を与えなさいってあったからやってみたけど……こんなに恥ずかしいなんて……。

思えば神になってから何十世紀も男と関わるなてなかったし……。

どうしよう今更になって緊張してきた!


……あぁそうだった、恥ずかしさと緊張で忘れていたけどこの街は邪気が溜まっていたんだったわね。

おそらく三日後、三日後にこの街は大きな厄災に見舞われる。

邪気は良くないものを呼び寄せる。

天災や事件を……普通この街の半分程度の濃度で国が滅びかねない。

国を滅ぼす倍の濃度の邪気がたった一つの街に集中しているとなると……かなり離れたほうがいいわね。

ただ気になるのは首都から遠いはずのこの街だからこそここまで邪気が溜まったのか、それとも国丸ごと同じような惨状なのかということね。

……考えても始まらないわ。

明日に備えて早く寝るとしましょう。

……そういえばこの口調、すっかり馴染んじゃったみたい。

まぁいいわ、治そうと思えば治せるでしょうし。

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