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第6話

「ぶっちゃけ、その体って……、元は義姉さんのもの、だったんですよね?」

「そうだな」

「義姉さんの記憶とか意識とかって、あるんですか?」

「無いな」

あっさり言われて、僕は考え込んだ。

兄さんが聞いたらショックを受けること請け合いだな。

いつか義姉さんを取り戻す。それだけを支えに、義姉さんのいない年月をやり過ごしてきた、って感じだからなぁ。

やっと戻ってきたと思ったら。中身が全くの別物だったなんて……。


厄介な兄さんを押し退けて、僕と「義姉さん」は、何とか二人きりで話すことに成功していた。

いくつか確認したいことがあったから、なんだけど。うーん……。


「どうした?」

「ええっと、体が義姉さんのってことは、脳の部分も義姉さんの、ってことですよね。なのに、記憶は無い、って? ええっと……?」

「ま、気にするな」

義姉さんーーじゃなかったーージェイが、僕の肩をぽんと叩く。



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