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次元

作者: piasu

私は、目覚めた。右側のカーテンの隙間から、一筋の光が私の瞼に注がれる。

そのカーテンから、見えない声が聞こえる。私は、知っていた…そこが、五次元だということを。

ゼロ次元が、点。二次元が、平面。三次元が、奥行きを入れた私たちの次元。四次元が、時間。五次元がは、なに?

私はカーテンを眺めながら、ふと、考えた。カーテンが膜として宇宙が張り付いてるって、どっかの博士が言ってたけど本当かしら。

私は、こんがらがった頭でベットから、ゆっくりと立ち上がった。急いで洗面所に行った。

今日は、朝一番で会社の会議だ。私は、洗面台の三面鏡を見て何人もいる自分に困惑し、宇宙のカーテンも何枚もあるのかしら…と、思った。私は、歯ブラシを手にとりクルクルと前歯をみがき、宇宙もまた、くるくると回っているのかしらと思った。歯磨きも済ませ薄いメークをして着替えをはじめた。

今日の朝食は、焼けてないパンと目玉焼きです。左の耳から、いつもの声が聞こえる。

「宇宙のカーテンの周りに五次元の空間が、あるんだよ」と。

私は、心で答える。「良くわからないけど…私、急いでるの」

私は、目玉焼きを見て太陽は回っているの?と疑問に思った。朝食も終わり、見えない声との交信。

声の主はヒーロー達でした。私は、密かに彼ら達は五次元のヒーローたちだと思ってる。

私の次元の私に生歌を聴かせてくれるの。出勤前の毎日のひととき。行ってきます。見えない五次元のヒーロー達に言った。きっと、帰りは「おかえり」と言うだろう。

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