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 どれくらい気流に乗っていたのか、よくわからない。

 途中、眠っていたようにも思えたし、意識のある時間は、目覚めたあとの事象をどうにか解明しようとあがいていた気がする。ただ、名前すら他人から知らされているような立場で、説明など不可能に決まっている。

 そんな当たり前の結論を受け入れられるようになった頃、体が地面に着地した。

 すぐに、人の手が下顎のあたりに触れる感覚があって、それが口を開くための行為だったとわかったのは、何かの液体が喉に達したときだ。

 ひどく苦かったが、吐き出したい、などという反抗心が起こるほどには体調は回復しておらず、ただそれを嚥下した。

 それが理由かは不明だが、体の不快感が少しずつ、今度は本当の意味で薄れるのを感じ、やがてそのまま眠ってしまった。

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