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主人公最強×眷属最強

作者: 白夜の桜

始まりの神話と呼ばれる話がある。


原初の混沌より生まれし5人の神が世界を創った。


「全命」は生物を生み出した。


「混沌」は生物の死や破壊の概念を生み出した。


「母なる海」は生命に欠かせない水を生み出した。


「大いなる大地」は大地を生み出した。


「偉大なる空」は災害と恵みを生命に与えた。


だが、そんな神話の中で明かされないもう一人の神がいるのはご存じだろうか?


その神に見通せない者はないと言われるほど強力な視る力があった。


そんなに強い力があるのにどうして明かされないの?か、それは原初の混沌、いや、母なる混沌の中でずっと引きこもってるからさ。


あの中は始まりの神でさえ長期間居れば精神に異常をきたすと言われるほど危険な場所、そんな所に始まりからずっと居るその神は異常をきたすこともなく、心地良さそうに暮らしてるようだよ。


だが、その混沌に居すぎたせいか混沌そのものを自分の力として取り入れちまった。


それが最初に分かったのは母なる混沌が形を変え始めた頃だったね。


お腹の中にいる赤ん坊を守るように抱き締める女性の姿になったんだよ。


中で何が起きたのかは分からないが、その神が何かした事だけは分かった始まりの5人は何をしたんだと質問攻めにするがその神は分からないと言った表情で何もしてないと否定するばかり。


そんな事が何万回も繰り返されるとさすがに何も知っていないのだろうと思った始まりの5人は謝罪をしてその場を立ち去った。

まあ、話は逸れてしまったが、6人目の神はいるって事は分かっただろう?


そんな疑わしげな目を向けないでくれ。


まあ、確かに私も直接会った事もないが、その神の眷属にならあった事あるよ。


ふふふ、その反応が見たかったんだよ。普段、無口なあんたが口をかっぴらくなんて人生は何があるか分からないもんだ。


ああ!分かったからそんなに服を引っ張らないでくれ!


はぁ……そのぐらい元気なら薬を作るのを手伝って欲しんだけどねぇ……っと、それで眷属の話をするが、今の話もその眷属から聞いたんだよ。


それを聞いた当時の私はビックリしたもんだが、その眷属の名前を知った時はさらに驚いたよ。


誰かって?ふふふ、あの最強で有名な英雄ルグルだよ!!


ははは!凄いだろ!?あのルグルが誰かの下についたんだよ!?崇拝までされてる神はどんな神があってみたいと思わないかい!?


そうだろう!そうだろう!そこで提案なんだが、世界を救う勇者にならないかい?


そんな苦々しい顔をするな。絶対、その誘いをするために話した嘘話だろ?って?いやいやいや、この話は本当だよ。ただ、それを確かめるついでに世界を救ってみないか誘っただけだよ。


世界を救えばその神の元に行けるかも……って、逃げられてしまったかい。


はぁ……勇者の末裔なのに逃げるを選択するとは、私の鍛え方が間違っていたかね。


今度からはもっと厳しくビシバシと心身とも鍛えようか―――

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