スキルステータス
マジで言ってる?え?何俺そんなヤバい事したの?え?マジで?冗談だよね?冗談じゃないって?やっぱりかぁ…マジかぁ…
「早く言ってよ…」
「だって聞かれなかったからさ」
そうだけどさぁ!
「まぁ、出来て損はないからいいんじゃない?」
いや…まぁそれは確かに…うん。確かに否定できない。でもそういうことじゃない。
「ちなみにこれが世間に知れ渡ったらどういう対応に…?」
「う~ん…全国家総出の記念祭とか?」
「このことは、喋らないで下さいお願いします!」
土下座である。清々しいくらいの土下座である。だって目立ちたくないし。
「別にいいけど多分バレると思うよ?」
「バレたらその時はなんとかします」
とか、言ったがなんとかなるかな。
「なんとかならないと思うなぁ」
「え?なんで?」
「国の諜報部隊舐めないほうがいいよ」
ライノルドさんはどこか遠い目をしてそう呟いた。……なにがあったのだろうか。詮索はしないでおこう。
「じゃあ、バレたらどうするんですか?」
「諦めて」
即答された。こんな話をしながら今日の特訓は終わった。
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「さて、何をしようか」
暇だ。暇なのだ。訓練が終わり、自室に戻ったが何もする事がない。
そんな時間の有り余っている時にタイミングよく、誰かが扉をノックした。
「星夜くーん。ちょっといいかな?」
「どうぞー」
そう言って俺はライノルドさんを部屋に招き入れる。
「はい!これ腕に付けて!」
そう言って渡されたのは黒い水晶のついた腕輪だった。
「?何ですかこれ?」
「まぁまぁ、取り敢えず付けてみてよ」
抵抗しても仕方がないので、言われたとおりに身に付けてみる。すると『ヴゥン』と謎の音が鳴り、水晶が輝き、虚空になにやらウィンドウのようなものが現れる。
「!これって…!」
「そう、多分こっちに来たときに見ただろうけど、君のステータス。そのスキルだけの状態を見る為の魔法具」
現れたウィンドウにはこう表示されていた、
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創造:Lv1 指先から半径3cm内
浄化Lv0 使用不可
全適性Lv5 闇・雷に特化
空中浮遊Lv1 地面から30cm
空中歩行Lv0 使用不可
加速Lv3 時速40km
不老LvMAX
気配遮断Lv1 半径1m内に接近されると解除
気配察知Lv2 半径1.5m内
身体強化Lv4 普段の3倍に強化
付与Lv0 使用不可
魔法創造Lv1 初級魔法レベル程度まで創造可
自己再生Lv3 捻挫程度まで使用可
武装支配Lv6 絶級武装まで支配可
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スキルのレベルが詳しく表示されていた。
「おぉ流石星夜君!多いねぇ!」
「なにがなんだかいまいち分からないんだけど…」
こと細かく説明されているがなにがなんだか…とにかく凄いのは分かったけど。
「あ、そうだそうだ忘れてた」
「ん?何をです?」
「この中でいらないスキルは消去しなきゃ!」
「は?」
ナニそれ?