表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/370

4章終了時人物紹介

 レナン フォン アルテリア(主人公)


 不思議な力を持つ異界から来た少年。


 騙されてレナンを手放した婚約者のティアと大罪を犯した父、そして故郷のアルテリアを守る為に、黒騎士マリアベルに従属した上で、王命を受け彼女と婚約する事となった。


 それはレナンが恐るべき力を持っている為にロデリア国王が課した事だった。


 そんなレナンはロデリア王都に連れ去られた当初は怒りと悲しみを募らせていたが、同居するマリアベルの恋に浮かれる姿を見る内に、彼女に心を許す様になった。


 レナンは故郷のアルテリアからロデリア王都に来て直ぐにギナル皇国の侵攻を止めた事で白き勇者として称えられる。


 その力を持って、ロデリア王国に危機を齎した巨獣ゴリアテと戦った。巨獣との戦いの最後、レナンは異形の右腕から光る刃を巨獣に向けて放った。


 その恐るべき光の刃は全高10mを超える巨獣をベーコンの様な肉塊にしただけに収まらず、遥か後方の山を切り崩すなど圧倒的な戦闘力を示した。


 どんな時も沈着冷静で恐るべき力を持った怪物だが、マリアベルの突然の口付に動揺しまくる等、

心は純朴な少年のままだ。




  ◇   ◇   ◇




 マリアベル フォーネル(もう一人のヒロイン)


 厳めしい黒い鎧を身に纏う、亜人の女性。


 ロデリア国王の姪に当たるが、亜人の血を引くと言う事で幼い時から冷遇されて育った。


 その為、異性には興味なかったがレナンと出会った事で彼女の心は大きく変わった。


 レナンとの初めての恋に浮かれるマリアベルは誰にでも優しいレナンに嫉妬する超面倒臭い女に成り果てたが、巨獣の戦いの最中に部下のルディナ(嫁にしたい女性騎士No1)に説教されて感銘を受けた。


 その後、レナンを想う気持ちは誰も負けないマリアベルは巨獣との戦いが終わった後、素顔を大勢の前で晒してレナンに口付けした後に嫁宣言する等、レナンを力尽くで奪う暴走肉食系女子に進化した。


 恋に浮かれるマリアベルはレナンに対し大人の女性を気取るが、亜人である特徴の長い耳が彼女の感情を分り易く表す為、恰好を付けてもその心はレナンに筒抜けである。


 そんな可愛いマリアベルの心に触れる度にレナンは彼女に惹かれ始めるのだった。




  ◇   ◇   ◇




 ティア フォン アルテリア(ヒロイン)


 ソーニャに唆され、フェルディに騙されて大切だった筈のレナンとの婚約を破棄した残念な少女。


 弟の様にしか思っていなかったレナンを手放した時、どれ程大切な存在だったかを思い知る。


 その事で激しく絶望し引き篭もっていた所を、ソーニャに責められると同時に廃棄されたレナンの手紙を渡される。


 レナンの手紙により、今の彼の心が自分や故郷のアルテリアに有ると知ったティアは彼を取り戻す為、立ち上がり冒険者になる事を決めた。


 しかし王都で巨獣討伐に向かうレナンに声を掛けようとしたがそれすら敵わず、彼と自分の距離の遠さに大きなショックを受けたが、心変わりしたティアはもはや挫けず立ち上がるのであった。




   ◇   ◇   ◇




 ソーニャ フォーセル(マリアベルの義妹)


 王命を受け姉であるマリアベルとレナンの婚姻の為にティアを唆しフェルディを操り、レナンとティアを婚約破棄させた狡猾な策士の少女。


 マリアベルとレナンの婚約後は、彼女達と同居し(にぎ)やかで楽しい生活を共に送る。


 しかし巨獣討伐の折、たった一人で巨獣を圧倒し山すら砕く技で巨獣を倒したレナンの力に恐怖する。


 同時に自らが策を(ろう)してレナンを従属させた事を後悔した。


 恐るべき力を持つレナンがこの先に心変わりし、王国に牙を向けた時にソーニャが心より愛するマリアベルが失われると想像し子供の様に取り乱す。


 しかしマリアベルのレナンへの強い想いと覚悟を知り安堵(あんど)するのであった。




   ◇   ◇   ◇




 クマリ(特級冒険者)


 圧倒的な実力を持つ特級冒険者だが真っ黒なローブを羽織り、顔には仮面を被り正体を隠している。


 その正体は長耳族と呼ばれる亜人の女性である。


 長耳族はとても耳が長く背が低い種族である為、クマリの容姿は赤い髪をオカッパにしたとても可愛らしい少女の姿である。


 しかし長耳族としてクマリは長命で長い時を生きて来た。


 長耳族として持って生まれた高いエーテル適応能力と素早さとクマリ自身の適正により特級冒険者にまで上り詰めたが、その後は変化の無い退屈な日々を送る様になった。


 そんな中、英雄である黒騎士マリアベルに惚れ込んだ挙句、彼女に闇討ちする等危険行為を含む過度なストーカー行為を行う様になった。


 だが、巨獣討伐の折にマリアベルを遥かに超える怪物、レナンに出会い新たなる生きがいを得た。


 レナンにもマリアベル同様ストーカー行為を行うと共に、彼とマリアベルが気に掛ける残念令嬢ティアにも強い興味を持つ様になった。




  ◇   ◇   ◇




 デューイ(アルフレド殿下の護衛騎士)


 長身で逞しい体付きと黒髪に彫の深い端正な顔つきを持った男性騎士。護衛騎士の中では一番強いと言われる。


 その性格は生真面目で忠義高いが融通が効かない。白騎士隊のレニータに良く絡まれる為、彼女とはケンカする事が多い。


 同じ白騎士隊ののルディナが気になる様だが、レニータがデューイ自身に好意が有る事には気が付いていない。


 ルディナとレナンの計らいでレニータと共に二人掛かりでレナンと模擬戦を行うが、一度も勝てず

全敗した。




  ◇   ◇   ◇




 ラジル(屈強な2級冒険者)


 巨獣討伐隊に参加した一際図体の大きな2級冒険者。顔は傷だらけで短く刈ったブロンドと相まって如何にも逞しいと言った風貌を持つ。


 レナンとの模擬戦を希望して戦いを挑んだが敗れた。


 巨獣討伐では棘の魔獣に襲われていた白騎士ルディナ達を守る為、危険を顧みず単身戦い、大怪我を負ってしまう。その為ルディナに本気で心配され励まされる。


 美しい女性騎士であるルディナを気に掛けており、彼女も満更でも無い様子。




  ◇   ◇   ◇




 ゼペド(ギナル皇国を支配するヴリト)


 ギナル皇国で白き神と崇められる男。輝く様な銀髪と、抜ける様に白い肌を持つ。


 その瞳は夕暮れ時の空の様な茜色であり、レナンと同じくヴリトと呼ばれる異界の民。


 彫刻の様に鍛え抜かれた肉体を持ち、その顔も端正で美しいが、その性格は残忍で冷酷。


 “箱庭”と蔑んで呼ぶこの世界の人間(ティアやマリアベルの様な現地人)を軽蔑し、生きる価値が無い家畜と考えている。


 ゼペドはリネトアと呼ばれる世界から来ており、その地を支配するベルゥより“箱庭”と(さげ)すむ世界の支配と侵攻を任された現地担当官。


 旧体制派残党と考えられているレナンの首に赤い首輪がされている事に激高し、ギナル皇国の都市をヴリルと言う力で半壊させた。


 血染めの反攻によりリネトア本国に戻ったが、同族のレナンを従属しているロデリア王国をレナンごと滅ぼす事を決意する。




  ◇   ◇   ◇




 アニグ(ギナル皇国を支配するヴリト)


 カールした銀髪と真白い肌を持つヴリトの民。軽薄そうだが、整った顔立ちをしている。 


 彼もゼペド同様、ギナル皇国で白き神と崇められている。


 その性格は軽妙だがゼペドと同じく、箱庭と呼ばれるこの世界の民を軽視し、家畜としか思っていない。本国での“血染め”の反攻を知り、不安に駆られた。




 ◇   ◇   ◇




 メラフ(ギナル皇国を支配するヴリト)


 レナン達が戦った巨獣ゴリアテを設計試作したヴリトの民。ゴリアテと呼ばれる巨獣をロデリア王国に放ち、レナンがヴリトの民で有るか調査した。


 メラフの容姿は頭が切れそうな切れ目を持つ男であり、その性格は沈着冷静である。しかし彼も箱庭の民の事は下等動物としか考えていない。


 揚陸用中級万能戦艦“エゼケル”にて知った、本国リネトアで起こった血染めの少年による惨状を、ゼペド達に伝えたが恐怖の為に大いに錯乱した。


 その際ゼペドに(いさ)められ、アニグに連れられ本国に向かう。




  ◇   ◇   ◇




 皇帝ユリオネス(ギナル皇国 現皇帝)


 ロデリア王国に隣接するギナル皇国の皇帝。


 ギナル皇国の前皇帝がゼペド達に殺された際、皇家の血を引く者の中で小物故に御しやすいという理由で皇帝にゼペド達から選ばれただけの無能かつ小物。


 その容姿はでっぷりと肥え、小物らしいチョビ髭を生やし、卑屈な目をしている。


 苛立つゼペドに殺されそうになったが、アニグにより身代わりとして自分の近衛兵を惨殺された挙句、その死体掃除を命ぜられ一命を取り留めた。


 ゼペド達が本国リネトアに戻る際、ユリオネスはロデリア王国に攻め入る様、指示を受けた。




  ◇   ◇   ◇




 血染めの少年(レジスタンスを率いる元王族の少年)


 圧倒的な戦闘力を持つレジスタンスの首魁(しゅかい)


 単身で拠点要塞に乗り込んだ後、これを遊びながら陥落した。


 その後、敵軍全艦隊の21%に当たる大艦隊に囲まれるも、全てを破壊する漆黒の龍へと姿を変え、10分も掛からない内に大艦隊と無数の龍達を滅ぼした。


 その戦いは正に修羅の様に残虐で一切の生を認めない圧倒的な戦いであり、その戦いを見たメラフが恐怖で激しく錯乱する程であった。


 何故か遠き地に居るレナンを知っており、彼がジェスタ砦で見せた光魔法を喜喜として使って見せた。


 しかしその威力はレナンの技に比べ広範囲に及び非常に強力だった。


 今回のリネトア本国の反攻作戦もレナンが居る箱庭の戦力を自らの元に集める為に起こした戦いだった。


 血染めの少年には“クラウディア”と言う名の妻が居た様で、既に他界しているらしい。


 その事が彼の修羅の様な戦い方にどう関係しているかは不明。また、血染めの少年とレナンとの関係も今だ明かされていない。


 しかし、レナンと血染めの少年が出会う事は避けられない運命であろう。


 そして……二人が出会った時、何が起こるかは誰も分らない……。



いつも読んで頂き有難う御座います!


追)冒険者のクラス見直しました!

追)名称を記入ミスの為、一部見直しました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ