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博士の追加事項。

なんかこう、新しい感じの短編小説を目指しました。

(短編とは言っても一つ一つを細かく出そうかと、書きながらですので)

人を選び取りそうな感じがプンプンするのは作者とて分かっている。

最早最初の作品がこれなのだから、人が寄り付くのか心配である。

 帰宅後、その時代のスマートフォンを開く。電源ボタンやホームボタン、この様なサイズというのが旧式である事を思い出させる。今の時代ではホログラムを駆使した、空中ディスプレイ、画面が眼鏡と一体化した物などがある。しかし、昔ながらのこの形も悪くない。子供の頃持っていた事を思い出しそうだ。


しかし、思い出に浸っている場合でもない。メッセージボックスを開く、数件のメッセージが確認できた。


時間も経ち、多少は安定してきただろうか? まずは、アプリ一覧を見てほしい。その時代には無かったアプリケーションが一つ入っているはずだ。


確認してみると、計測器の様なアイコンをした、無名のアプリが入っていた。開くと、画面中央に『0.00』という数字が。クルクル回っている表示も見て取れる。どうやらこの数値は何かを表しているようだが、常に更新し続けているようだ。


確認頂けたかな? アプリを開いたときに出た数値は、コピーワールドでの未来と同じ年齢である君が、今の君とどれ程違う人間になったかというのを表す数値だ。この数値はマイナス方向には向かないようになっている。善と悪という風に分けても良かったのだが、善悪と言うのは人によって変わりうる存在、今回は人の感情によって変わる数値と言うのは省かせてもらった。


 分かりやすく言えば、君が過去の自分と関わる事によって、未来がどれだけ変化するかという数値だ。物事の考え方、捉え方、言葉遣いなど……様々な事だ。今回は一緒くたに一つの数値とする。これは観測機が未だ発展を遂げていないというこちらのミスでもある。申し訳ないと思っている。


 成程、どれかで変わるかという指数な訳か。人としての変化であれば良いのだが……。出来るだけ人と関われるように、大人になって変わったことだが、高校の自分がどれだけ周りに迷惑かけて、面倒がられていたか……。


 考え事をしていた、その思慮を遮る替えの様に通知音が携帯から鳴り響く。


「うぉっ」


 驚き、携帯を投げようとする。思わず体を前傾姿勢にし、携帯を受け止める。これで落として壊れたりでもしたら通信手段がなくなってしまうから……どうなってしまう事やら。


「それで、なんだ……?」


 今流れた通知音はメッセージを意味する音だ。メッセージを閉じ、ボックスに戻る。そこには追加で博士からのメッセージが入っていた。


 追加で送らせてもらう。分かってはいるだろうが、未来から来たと言うのは言わないようにしてくれ。信じるか信じないかはその者次第だが、それを知って起こる変化と言うのはこちらとして、あまり好ましくない。そして、もう一つ。元の世界での君の体だが、観察室へと移行が終了した。戻る場合は体をカプセルに戻し、そこに君の意識を転移させる形だ。その為、体を入れていない場合の緊急帰還は最終手段にしてくれ。一度戻ってきた記憶をデータ化しなければならない、これは断片化される恐れがあるからな。


「成程……」


 あと、君は明日時間があるならば、辺りを確認しておくと良いだろう。昔と変化がないと言ったらそうなるのだが、辺りの事については情報をインプット出来なかったので、そちらの残りの情報は自分の目で確認してもらうほかない。そこで会話をする話題にも良いだろう。


 確かに、翌日は休みだが……。


 こういった時に、有用だとは分かっていても外に出たくはない。だから人と会話するのも億劫なのだが。幼い時からそうだったから、体に染みついている。


「……とりあえず、寝るか」


 明日の出来事は明日の自分がどうにかするだろう。帰りにコンビニで買ってきた弁当を食べ、電気を消し、ベッドに潜り込む。眠るときも電機は消したくない。何故か不安になるからだ。


 これもまた、幼い時からの習慣である。慣れない仕事をやったからだろうか、直ぐに睡魔は襲って来て、私は眠りについた。


 目が覚めたのは昼過ぎだった。


「寝すぎた……か」


 ベッドから体を起こすにはもう少しかかりそうだ、重すぎる。取り敢えず身をよじって携帯を頭元から寄せる。追加のメッセージは確認できない。


「お腹も減ったな……」


 動かなくても腹は減る。おずおずと立ち上がり、出かける準備をする。見て回ると良い、とメッセージにはあったが、そんな気も起きない。昨日の私が託した今日の私はどうやらダメの様だ。取り敢えずスーパーで食べ物だけ買って帰ろう。


 明日、会うのが楽しみである。


如何でしたでしょうか。

選び取られた方のみがこちらを呼んでいただけているかと……。

ゆっくり投稿していくつもりですので、どうぞ温かい目でお見守りくださいまし。

そう言えばTwitterアカウント作成、もし宜しければフォロー&RT等お願いします!

多少落ち着いたら普段の事とか呟いたりしたかなとか考えてます!

https://twitter.com/Kagami_Yura

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