見習い悪魔にくちづけを
悪魔使い。
それは禁忌とされる悪魔の力を使い、世界から忌み嫌れ、殺されるべく追われる危険なものたちである。
その悪魔使いの中で、天才と呼ばれる少女、クェル・フェル・エル。
そんな彼女が生み出した悪魔に与えられた契約の内容は、『願いをひとつ叶えるたびに、くちづけをひとつ』というもの。
「それじゃ、ちょっとドラゴンとか倒しに行きましょうか」
「くちづけだけで割に合わないと思う時、結構あるんだけど……!?」
世界は残酷で、契約は絶対。
けれど、それが正当かどうかはきっと、ふたりが決めること。
見習い悪魔に、くちづけを。
――――――――――――――――――――
「掴みましたか」
暗く、音のない世界でそんな声が聞こえた。
目覚めた場所はほの暗く、妖しく。
そんな中で、金色の少女はくふふと微笑んで、
「今日からあなたは私の悪魔なので、宜しくお願いしますね♪」
「……はい?」
彼女は理不尽で、滅茶苦茶で。
だけど少しだけ優しくて、あたたかなくちづけをくれる、僕の主だった。
これはたぶん、僕と彼女の繋がりのお話。
それは禁忌とされる悪魔の力を使い、世界から忌み嫌れ、殺されるべく追われる危険なものたちである。
その悪魔使いの中で、天才と呼ばれる少女、クェル・フェル・エル。
そんな彼女が生み出した悪魔に与えられた契約の内容は、『願いをひとつ叶えるたびに、くちづけをひとつ』というもの。
「それじゃ、ちょっとドラゴンとか倒しに行きましょうか」
「くちづけだけで割に合わないと思う時、結構あるんだけど……!?」
世界は残酷で、契約は絶対。
けれど、それが正当かどうかはきっと、ふたりが決めること。
見習い悪魔に、くちづけを。
――――――――――――――――――――
「掴みましたか」
暗く、音のない世界でそんな声が聞こえた。
目覚めた場所はほの暗く、妖しく。
そんな中で、金色の少女はくふふと微笑んで、
「今日からあなたは私の悪魔なので、宜しくお願いしますね♪」
「……はい?」
彼女は理不尽で、滅茶苦茶で。
だけど少しだけ優しくて、あたたかなくちづけをくれる、僕の主だった。
これはたぶん、僕と彼女の繋がりのお話。
頂いたイラスト
2017/12/07 20:44
(改)
おやすみからおはよう
2017/12/01 22:13
(改)
Hello World
2017/12/02 20:01
初仕事からハードすぎてもう一度死にそう
2017/12/03 12:29
初めての夜
2017/12/03 20:14
悪魔使いの深夜
2017/12/04 20:09
自分のことを知るために
2017/12/05 20:06
(改)
見習い悪魔、町に降りる
2017/12/06 20:36
悪魔の召喚
2017/12/07 20:25
(改)
悪魔の契約書
2017/12/08 20:19
(改)
はじめてのおつかい
2017/12/09 20:12
深まる理解と、不理解と
2017/12/10 20:17
深夜、揺れるあかりと
2017/12/11 20:03
嘘をつくことも必要
2017/12/12 20:07
(改)
休日の過ごし方
2017/12/13 20:01
教会孤児
2017/12/14 21:38
(改)
プログラムにはないもの
2017/12/15 20:19
シークレットタイム
2017/12/16 21:12
悪魔の力
2017/12/17 21:25
責任の行く末
2017/12/18 20:17
決意の目は
2017/12/19 20:20
プログラムスタート
2017/12/20 20:36
分かたれぬもの
2017/12/21 20:37
世界の敵
2017/12/22 20:33
狩られる立場
2017/12/23 21:03
悲しみを凍らせて
2018/01/01 20:08
さよならいつか
2018/01/02 20:36
見習い悪魔にくちづけを
2018/01/03 20:04
(改)