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鬼人達の宴碧 第三章 霧の中へ

最近鬼人達の宴の曲を作って、朱の方は終わって、みてみんのブログに載せました。

蒼はキャラクターが多いので時間は掛かりますが、終われば報告します。

後、サブキャラクターを全員出してしまいましたとさ。

誤字、脱字があったらすみません。


鬼と出逢って三日目の朝を迎えた。

前日に雫の母が稲荷寿司をくれたので余っているご飯で焼き飯を作った。

「朱馬君、鈴音ちゃん。朝ご飯だよ。」

鬼の石から朱馬と鈴音が出ると三人で朝ご飯を食べた。

朝ご飯を食べて洗いものをしていると鈴音が側にいた。

「スポンジに洗剤をつけて、お皿を磨いて置いて、水で洗って水切り台の上に重ねるの」

「今の洗い方ってこんな感じなのね。」

暫くすると朱馬が鈴音を呼ぶ。

「鈴音!洗濯終わったから干すの手伝って!」

「わかった!」

朱馬と鈴音は兄妹みたいに見える。

…どっちが上だろう?

双葉は皿洗いが終わると二人の元に行った。

「…ねえ、二人共。歳って何歳?私は17歳で12月に18歳になるんだけど。」

「…今って9月だっけ。俺が10月に15歳、鈴音が来年1月に15歳、(まい)がいたら8月に15歳。」

「…舞ちゃん?」

「…くノ一で同い年の子がいるの。」

朱馬と鈴音が双葉に言った。

何か気になった。

「…あっ。ゴミ捨て行ってくるね。」

双葉はゴミ袋を持って出ていた。

「…双葉姉さん、大変だろ?」

「うん。お母さん生きているけど、訳ありなんでしょ?私達が支えないと。」

暫くして双葉が帰ってきた。

朱馬と鈴音は立って双葉を待っていた。

「洗濯物干してくれた?ありがとう。そろそろ学校に行くから鬼の石に戻ってくれる?」

「…じゃあ、双葉姉さん、こっちに来て椅子に座って。」

「…?うん?」

双葉が椅子に座ると朱馬と鈴音が双葉を抱きしめた。

「これから行く時は双葉姉さんを抱きしめるの。」

「大好きだよの抱擁。これからするんだ。」

「…うん。」

二人が双葉を優しく抱きしめて、体を離して笑顔を見せると鬼の石に戻った。

「…私も、大好きだよ。」

顔に鬼の石を当てると温かさを感じた。


家の外に出ると誠義と朝子がいた。

「おはよう!双葉!」

「双葉ちゃん。おはよう。」

「誠義君、あっちゃん。おはよう。」

今日の誠義は笑顔だった。

違和感を感じるが、朝子は何も言わなかった。

「昨日、双葉ちゃんの友達のお母さんの稲荷寿司と肉じゃが。兄やんからもらったけど、美味しかった。」

「黒澤さんとは幼稚園から一緒だったの。小学校も一緒で、この前逢えたから。」

歩いていると蒼真に逢った。

「おはよう!双葉!朝子!誠義!」

蒼真も普段は無表情なのに笑っていた。

「おはよう。蒼。昨日は蒼も黒澤さんのお母さんの稲荷寿司と肉じゃが食べたんでしょ。私も兄やんからもらったの。」

「美味しかったよ。連絡先知っているからお礼の連絡したよ。」

双葉に笑いながら言った。

本当ならこれも違和感がある。

なんで蒼真が黒澤さんの連絡先を知っているか。

なんであんまり笑わなかった誠義や蒼真を不思議に思わないか。

それを朝子は言わない。

朝子は誠義に聞いているのだろう。

きっと、鬼だという事も。双葉の母の事も。

「…ちょっとずつ、変わらなきゃね?」

双葉が言うと三人は双葉の背中を撫でた。

「…じゃあ、私はここで。今日も気をつけてね。」

「あぁ、じゃあまたな。」

誠義が言って朝子と別れた。

「…今日は一旦家に帰ってから集まろう。今日の鬼の場所は知っている。双葉は聞いたな。今日の鬼は舞だ。」

「え!舞ちゃん!」

蒼真が話して双葉は驚いた。

「蒼真は月の鬼だから、未来が分かる。ちなみに、今日はクラスの人間が巻き込まれるからな。助ける。相手は井川だ。」

教室に入って暫くすると井川さんが来た。

井川鈴奈(いのかわすずな)

挿絵(By みてみん)

金髪の長髪の女の子だ。

この学校は髪型や色については特にきつく言われていない。

昔、地毛で茶髪だったり、海外から来た子の件で揉めて廃止になった。

井川さんは怖そうな顔をしていた。

井川さんは自宅がバイク店で、本人も乗っている。

「…なんだよ。中村。なんか用?私の顔見て。」

井川さんは双葉を睨み付けて言った。

「え?ははっ。今日は学校終わってどこか行くのかなって?」

「…気晴らしにバイクで峠走る。なんで?」

「…井川。お前運転上手いだろ?頑張れよ。」

誠義が井川さんに言った。

「…?当たり前だろ?結構乗ってるからな。」

普通の会話のように聞こえる。が、双葉は理解した。

「…何か意味あるでしょ?誠義君。…注意点はある?」

「…霧が出たら気をつけろ。特に霧が人の顔に見えたらな。…見間違いじゃないからな。」

蒼真が言った。

「…はぁ?何だよ、それ?」

「…納得。霧の妖怪かぁ。」

双葉が言うと近くの女生徒がこちらをみた。

東野杏璃(ひがしのあんり)だ。

挿絵(By みてみん)

「…中村さんは、怪異を信じるんですね。私は妖怪等の存在は零ではないと思います。」

「…そんなのは!私がぶっ飛ばしてやらぁ!」

井川さんは興奮して言った。

「…霧なら物理ダメだよね?ちなみに霧の妖怪の害は何?」

「生気を吸う。だから、近づかない方が良い。」

蒼真は真剣な顔をして言った。

「…じゃあ、こうしようぜ。井川がもし霧の妖怪を見かけたら、月ヶ宮にジュースを奢る。見なかったら、月ヶ宮が井川にジュースを奢る!」

「絶対私が勝つだろ!やる!」

其田瞬(そのだしゅん)が言って、井川さんがさらに興奮した。

挿絵(By みてみん)

「…いいぞ。やろう。」

蒼真も言った。

「…これは。怪異に出逢うのは宝くじの高額配当を当てるかどうかのレベルだと思います。月ヶ宮さんの運がどれだけ高いか…興味があります。」

「おもしれえ!明日が楽しみだ!」

其田君と東野さんはかなり興味を持っていた。

それを呆れた顔で見ていた女生徒がいた。

(怪異なんて、ありえないわ。)



放課後、井川さんは自信満々に言った。

「月ヶ宮!この勝負!私が勝つからな!」

「…フッ。朝も言ったけど、気をつけろよ。」

井川さんは教室を出ていった。

「…月ヶ宮さん。あなた、今日はちょっと変よ?大丈夫?」

金川知華(かながわともか)が蒼真に言った。

挿絵(By みてみん)

「…ん。大丈夫だ。まあ以前とは違うけどな。」

蒼真が言うがクラスの生徒がざわつく。

「…おい?金川さんが動いたぞ。」

「珍しい。普通は気にしないのに。」

金川さんは大富豪で普通はほとんどふざけた話に食いつかない。

そんな彼女が動いたのは蒼真に違和感を感じたからだろう。

「…今話しても信じないだろう。明日の井川に聞けば分かる。気になるだろうが、気にするな。」

「…っ!わ、分かりました。」

蒼真に言われて金川さんは引き下がった。

…絶対納得いかないでしょ。

「…じゃあ、帰ろうか。あっ、霧が出るならライトいる?」

「大丈夫だろ。代わりがあるからな。」

誠義が蒼真の顔を見て言った。

それを見て双葉はクラスメイトに手を振って帰った。

「…気にするなって言われても、気になるわ。」

金川さんは頭を悩ませて言った。



双葉は一旦家で着替えて、洗濯物を直して外出した。

外には誠義と蒼真がいた。

「…良し!」

誠義が言うと二人は鬼の姿になって双葉を抱きしめた。

「…っ!誠義君!蒼真君!」

「…鬼になったら誠義、蒼真と呼び捨てで良い。昨日の続きだ。」

蒼真はそう言った。

「まだ時間はあるからな。…やっぱり双葉を抱くと落ち着く。」

誠義も蒼真も普段見せない嬉しそうな顔をしていた。

これも鬼になったからだろうか?

双葉はぎこちなく二人の背中を触った。

「…双葉をこんなに好きになったのは光明の記憶を思い出してからだ。あの時はやり残した事が沢山あったからな。それに双葉とは時間があれば触れあいたいと思っている。鬼の欲なのだろう。」

「俺も草太郎の時は周りの目を気にしていたからな。昔出来なかった分、双葉とは側にいたいと思っている。何度も抱きしめたかった。…双葉、俺達は双葉を愛している。」

蒼真と誠義の感情は鬼の欲望なのだろう。だが、控えめで深い愛情を感じた。

(昔、透が泣いていた時にしずちゃんが頭を撫でていたかな。)

双葉は二人の背中をゆっくり撫でた。初めて蒼真と誠義の背中の肌を触った。

大きくて、がっちりした温かい肌だった。



暫くするとアラームが鳴った。

「…行く時間か。行かないと井川がやられるからな。」

「じゃあ、先に俺からな。双葉、俺の背中に乗ってくれ。…口はしっかり閉じているんだぞ?飛んだりするからな。」

誠義は背を低くした。

双葉が誠義の背中に乗ると二人は走り出した。

双葉は始めは目を瞑っていたが、慣れて目を開けると北東の山の方に向かっていた。

山の下に着くといきなり霧が出てきた。

「…この霧の事ね。いきなり出てきて確かに不自然。」

「それだけじゃない。正しい道を通らないと同じ場所をずっとさ迷う事になる。」

蒼真が言うが、山には整備された道路で一本道だ。

「…これって、他に道はないよね?山道が正解?」

「…そういう事だ。だから、バイクに乗っている井川は絶対山から出れない。…双葉、ちょっと飛ぶぞ。」

蒼真が前を走り、誠義はその後を走った。



時間は少し戻る。

井川さんはバイクに乗って山の下から様子を見ていた。

「…霧かぁ。全然ないじゃん。」

そのままバイクで道路を登って行った。

丁度7合目まで登るとブワッと辺りに霧が広がった。

「…マジかよ。何だよこれ…。」

(霧の中で顔を見たら気をつけろ。)

頭の中で蒼真の言葉を思い出す。

井川さんはバイクを止めて周りを見ると遠くで人ではない何か大きなものが浮かんで見えた。

「…あれかよ。…じゃあ退散しますかね。」

井川さんは逆の方にバイクを走らせた。

暫くして異変を感じた。

「…途中5合まで降りた。何で数字が7合目になるんだよ。」

バイクを走らせると6合目までは行く。さっきと違い、顔のようなものがいた。

「…戻るか。」

井川さんがまた逆に道路を登ると7合目から5合目に下がった。

「…山から出れないじゃねえか。マジかよ。」

戸惑っていると頭上に視線を感じた。

見上げると大きな顔があった。

目が合うと体の力が抜ける気がした。

挿絵(By みてみん)

「…や、やべぇ。逃げないと…。」

井川さんはまた山を降りて行った。

気のせいか、顔の妖怪は井川さんの後ろをついて来ている気がした。

ゲラゲラ笑い声が聞こえた。

目の前に何かが現れた。

(井川、お前運転上手いだろ?)

誠義の言葉が浮かぶ。

「…っ!ここで倒れるかよっ!」

ドリフトしてなんとか避けてバイクを止めた。

目の前には双葉を背負う誠義と蒼真がいた。

「あっ、井川さん。いた。」

双葉は井川さんと目を合わせた。

反対を見ると顔だけの妖怪がこちらに勢いよく向かってきた。

双葉はスマートフォンで妖怪の写真を撮った。

「…良し。消すぞ。」

蒼真はそう言って掌から銀色の球体を出して妖怪にぶつけた。

妖怪は光ると塵になって消えた。

「…終わった?」

「いや、井川が少し生気を吸われているから回復させる。」

誠義は掌を井川さんに向けた。緑色の光を受けるとこちらを睨み付けてきた。

「……っ!おせぇよ!マジできめぇ妖怪出たぞ!」

「…普通信じないだろ?大体他に出るぞ。後二種類だ。」

「…はあっ!?まだ出るのかよっ!」

井川さんと蒼真が言いあっていると大きな白い影が走ってきた。

挿絵(By みてみん)

(月の術が効くなら、月の力で捕まえられるよね)

双葉が白い影の前にこっそり月の力の罠を仕掛けた。

白い影が罠を踏むと銀色の鎖が出て白い影を縛りつけた。

「…捕まえちゃった。」

「…双葉、あまり近づかないように。こいつは精神を錯乱させる妖怪だからな。」

誠義に言われて、双葉が写真を撮った後に白い影の足元から銀色の槍を突き出して倒した。

「…残りは山の中だ。今回の原因の鬼も山の中だ。」

「…井川さんはここで待ってる?山の中だからバイクはちょっと無理かも。」

誠義に言われて双葉は言った。

「はあっ!?また妖怪出たら死ぬかもしれないだろっ!行くに決まっているだろ!?バイクは7合目に置く!」

井川さんは7合目の看板近くにバイクを置いた。

「…中は高さのある崖を飛び上がるから持ち上げるぞ。」

蒼真はそう言って井川さんを抱き上げた。

井川さんは恥ずかしいのか、顔を赤くしていた。

「…何だよ。背中はダメなのかよ…。」

「俺は髪が長いからな。やめておけ。」

四人は山の中を登っていった。途中で周りが緑色に光っており、木も全部が緑色になっていた。

「…さて、そろそろやられる前に倒すか。」

蒼真が足を止めると緑色の目に背中にコブを沢山持つ大きな動物がいた。

挿絵(By みてみん)

「…何だよ。あれ。」

「変種のヤマカガシの妖怪だ。背中のコブから針を飛ばして串刺しにしてくる。」

蒼真が井川さんに説明していると妖怪の背中から何かが飛び出した。

それが木に当たると木に穴が開いて倒れた。

「…双葉、アイツを倒すからしっかり捕まっていろよ。」

誠義は草の蔓で双葉を体に巻き付けると刀でヤマカガシの妖怪を斬って倒した。



奥に行くと小さな広場になっていて、白い髪の鬼の少女がいた。

挿絵(By みてみん)

「確か朱馬君と鈴音さんがくノ一で舞さんがいるって言ってたかな。」

「なんか目が黒くない?あの子?角あるし、鬼じゃん。…林田と月ヶ宮も鬼だよね。知り合い?」

「前世で一緒に忍びの館に住んでいた。…今は心に闇を宿した悪鬼になっている。」

「…井川、降ろすぞ。俺達は悪鬼になった仲間を元に戻す為に戦っている。」

舞は双葉達に掌を向けると風の刃を飛ばしてきた。

誠義と蒼真は刀で防いだ。

弾いた風の刃で木が何本も倒れた。

「…風やべぇ!当たったら死ぬぞ!」

井川さんが焦っている中、蒼真が

舞の後ろに回って斬りつけた。

舞は退くと体から竜巻を出した。

そして、そこからまた風の刃を放ってきた。

「…ちょっと荒業だけど、炎、使っちゃおう。」

双葉が舞の足元から火柱を出すと炎の竜巻になり、やがて止んだ。

舞は息をあげていたが、まだ瞳は黒色だった。

誠義と蒼真が舞の方に走った。

だが、舞の姿は消えた。

「…え…?嘘だろ?」

井川さんの声で双葉が振り返ると舞の刀は井川さんを貫いていた。

舞の体はガタガタと震えていた。

その時、舞の体を刀が貫いた。刀は誠義のものだった。

「…終わりだ、舞。全部幻だ。」

舞が見回すと双葉、蒼真、井川さんの位置は違っていた。

舞はそれを見ると一粒の涙を流して鬼の石になった。

その時の表情は安心していた。



「…やべぇ。幻影ないと私、死んでいたじゃん。」

「上手くいったとはいえ、心臓に悪いよな。」

「…これで舞さんが戻った。三人目ね。」

双葉は白色の石を拾った。

「…良し。戻るか。」

蒼真はそう言ってまた井川さんを抱き上げると7合目の看板の所まで戻った。

7合目の道路の周りは時々車が通っていた。

そこで蒼真は井川さんを降ろした。

「…今、周りに姿を見られたらまずいから姿を見えないようにしている。帰る時は気をつけて帰ろよ。井川。」

「…お、おぅっ。」

誠義の言葉で井川さんが照れながら言った。

「…じゃあ、また明日ね。井川さん。」

「また明日な…。」

双葉に言われてバイクの方に向かおうとすると蒼真に呼び止められた。

「…井川。俺の勝ちだよな?明日アイスの微糖コーヒーでいいぞ。よろしく。」

「…わっ!分かったよ!私の負け!…お前らもその姿!見つかるなよっ!」

井川さんはそう言うとバイクで山を降りた。

「…遅くなったな。じゃあ、帰りは俺が双葉を抱き上げて帰る。行こうか。」

蒼真が双葉を抱き上げると三人も山を降りた。



(…。やべぇ。林田も、月ヶ宮も。なんであんなに筋肉モリモリついて半裸なんだよ。鬼なのもやべぇけど、あの姿もやべぇだろ。)

井川さんは家に帰ってヘルメットを取ると兄の銀河がいた。

「…鈴奈、お前、酒でも飲んだのか?顔真っ赤だぞ。」

「…ち、違う!ちょっとバイクで事故りかけて焦っただけだよ!さっさとシャワー浴びてくる!」

鈴奈は無理矢理機嫌悪そうにしながら浴室に行った。



三人は双葉の家の前に着くと蒼真は双葉を降ろした。

「…今日は二人共、お疲れ様。」

「双葉もお疲れ様。」

「じゃあ、帰る前にまた抱かせてくれ。」

誠義と蒼真はまた双葉を暫く抱きしめた。

「…ふふっ、二人共、ちょっと甘えるようになったね。また明日ね。」

双葉は二人に手を振ると家に帰った。



双葉の家の夕御飯は焼きそばとサラダ、味噌汁とご飯。

その日は鈴音も手伝った。

「今日は舞ちゃんと一緒にご飯食べようね。」

双葉は白色の石を出すと舞が出てきた。

「…ここは?」

「私は双葉。ここは私の住んでいる家。今から朱馬君と鈴音さんと舞さんと四人で夕御飯を食べる所。一緒に食べようね。」

そして、四人で夕御飯を食べた。

後片付けの皿洗いは朱馬がして、横で鈴音が舞に教えていた。

挿絵(By みてみん)

(…だんだん賑やかになってきたな。)

双葉が三人の頭を撫でると嬉しそうにしていた。

こうして鬼との戦いの三日目が終わった。

始めは井川さんは普通に帰るかと思ったら異変が起こりましたね。

まあそうなりますね。あんなに体格が良い鬼の体を見たら恥ずかしくなりますね。

次はクラスメイト注目の日です。

どうなるでしょうか。

次回に続け。

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