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閑話休題:とある退魔師の学習帳

今回は今まで出てきた用語と人物についての紹介です。まだ書ききれなかったところがあるので、完全ではないですが一応こんな感じです。

舞台:

ここは御伽の世界。この世界には大小含めて多くの国々が存在するが、三つの大国がほとんどの実権を握っている。


古き伝統と和をよしとする“御伽の国”

他の国とは一線を画する文化を持つ“童話の国”

近年魔法科学によって急激に成長した“不思議の国”

ちなみに鬼ヶ島が存在するのは御伽の国である。力的にはどれも一緒といったところか。





舞台の備考:

またこの世界には人間とは違う“魔”と呼ばれる生き物がいる。

魔、という言葉は古くから伝わっており原義は“世界によって生み出されたもの”の意味を持ち、魔力は世界から供給される力、魔物は魔力を持った生き物と書物には書いてある。


当然、人間にも魔力は備わっており、基本四大属性、火、水、風、土のどれか一色は必ず持っている。魔法の属性とはその人の魔力の色によって決まる。

しかし二色以上の魔力をもっているものは少なく、もちろん四色を操るものはさらに少ない。三色以上の魔法を扱えるものを俗に“魔術師”という。


魔力の属性は先の四色だけではない。もっと特殊な、例えば雷や光などといった色も存在するが、それこそ魔術師より数は少ないので研究は進まない。


そこで人々が生み出したのが“退魔師”や“魔道騎士”といった存在である。退魔師などは魔術こそ一色しか使えないが、訓練によって魔術師にはない俊敏性を持つこととなった。

主に退魔師は御伽の国で、魔道騎士は不思議の国に存在する。今日では多くの戦士が魔の恐怖と戦っている。





人物:~主要人物~


鬼の一族の末裔:鬼丸童子おにまるどうじ

年齢:15歳

種族:鬼

性別:男

格好:この国に伝わる青色の着物を普段は着ている。髪は男にしては長め、普段はうっとうしいので後ろでまとめている。痩せ型。鋭い紫色の切れ目のせいで子どもにはなつかれない。

身長は14・・・・おや、誰か来たようだ・・・・

武器:デザートイーグル.50AE版

備考:髪の間から突き出る金色の角を見て分かるように、彼は鬼である。普段は冷静沈着、というよりは効率主義である。桃太郎討伐の仕事を任され、その旅の途中で金太郎、かぐや、ウラシマという仲間と出会う。最近はそれらのお陰で丸くなったように見える。武器、デザートイーグルによって放たれる実弾はそのままでも強力だが、彼の能力によってあらゆる魔力を纏って放たれる弾丸は恐怖そのものである。

親は幼いときになくしているが、別段気にしていないようだ。そんな彼の親は結構偉大だったとか・・・・・。





月から逃げたお転婆姫:四方院かぐや(しほういん――)

年齢:噂によれば1000歳はこえて・・・・・おっと、こんな時間に客か・・・・・

種族:天人

性別:女

格好:基本赤い着物を身にまとっている。髪は艶やかな黒髪のストレート。顔立ちは整っており、流石は姫というところか。その目は鬼丸曰く“強い意志を感じる”らしい。

武器:宝具、月光

備考:名前の通り、月のお姫様である。そのわがままっぷりは遺憾なく発揮されており金太郎はいつも悩んでいる。甘いものが好き。

実力は折り紙つきで、桃太郎の部下と戦っても引けはとらない。その武器、月光による光属性の攻撃は美しいと形容できるほどである。

ちなみに不老不死、そんな彼女が次の話の主役です。





年齢詐称の詐欺師:浦島竜胆うらしまりんどう

年齢:39歳(自称)

種族:人間(自称)

性別:男(自称)

格好:おかっぱ頭の少し昔の虫取り少年のような格好をしている。その体と不釣合いなほどの麦藁帽子がチャームポイント。

ちなみに鬼丸より身長は大きいです。

武器:釣具、魔法

備考:海中にあるという貿易会社、竜宮城に所属する魔術師。本人曰く“そこまで大した立場にはいない”

また長関の船乗りで唯一鬼ヶ島にいける人物でもある。見た目と違い中身はまるでオッサンであり、無邪気さのかけらもない。その代わり腹黒さとずる賢さと魔力を持っている。

謎だらけだがいつも釣りをしているので、害はなさそうだ。





破壊欲求者にして、最狂:桃太郎ももたろう

年齢:27歳

種族:人間

性別:女

格好:死に装束を思わせる白い着物を身に纏い、鋭い眼光で敵を射抜く。セミロングの髪はボサボサで女の魅力も感じない。

しかしその立派な胸が・・・・・ゲフンゲフン、何でもないです。

武器:黒き日本刀、桃花とうか

備考:12年前、犬、猿、雉の三人と共に鬼ヶ島略奪の犯人。この事件のせいでいい意味でも悪い意味でも桃太郎の名前は世に広まった。彼女を育てたという最強にあこがれたが、強さの意味を忘れ自爆。鬼丸と金太郎によって倒された。

現在行方不明。おそらく死亡したものと思われる。



~桃太郎の部下~

犬:本名不明。二つの日本刀を扱う二刀流使いで他の二人よりも格段に強いのだが、桃太郎の手により瞬殺。現在行方不明。

猿:本名、孫悟空。伸縮自在の如意棒が武器。見た目からは想像も出来ないテクニシャンだが、かぐやの手によって倒される。現在行方不明。

雉:本名、千鳥。鴉天狗で魔術師なのだが、ウラシマの手により捕獲。ウラシマによってとある契約をさせられたのだが・・・・・・





~鬼ヶ島の鬼たち~


古き鬼:鬼珠童子きしゅどうじ

年齢:見た目60歳くらい

種族:鬼

性別:男

格好:黒色の着物を好み、普段もそれを身に着けている。決してボケた老人ではなく、その赤い瞳は常に未来を見据えている。というより怖い・・・・・。

備考:鬼の長老。鬼丸を鬼ヶ島討伐に行かせたたのも彼である。昔は、今は亡き友と共に暴れまわったとか。

見た目は年齢と比例しないはずの鬼で、何故か老人の姿になっているのは鬼ヶ島の七不思議のうちの一つである。





新しき鬼:栄鬼童子えいきどうじ

年齢:見た目25歳くらい。

種族:鬼

性別:男

格好:基本的には鬼丸と似たような格好である。というよりも鬼丸が彼の真似をした。かなりの美系、鬼ヶ島でも人気がある。

備考:鬼珠の一人の息子である。決して親の七光りではなく、実力で現在の六長の一人になった。その性格、人望、そして能力は他と一線を画し次期長老との呼び声も高い。

後記する幽鬼とは幼馴染。よく体が持つもんだ・・・・・。





爆ぜる鬼:幽鬼童子ゆうきどうじ

年齢:見た目25歳くらい

種族:鬼

性別:女

格好:まず目につくのは頭にある赤い大きなリボンである。またクリクリした大きな赤い瞳、柔らかそうな頬、など見た目はかわいらしい。

身長は鬼丸よりも小さい。確か140を超えては・・・・・・ノック?どうぞ入ってきてください。

備考:鬼ヶ島六長の一人。その見た目とは反して怪力の持ち主であり、彼女が走り回っただけで中央塔が壊れる。その力は長の中、というより鬼の中で最も強い。口癖は“おお!”

栄鬼とは幼馴染。彼女の父親はこれまた偉大だったとか・・・・・


~他の鬼たち~

 妖鬼ようき:六長の一人。幽鬼をなだめられる数少ないの存在でもある。また極度の髪フェチであり、鬼丸の髪が長いのや、かぐやの髪が最近変わっているのは彼女のせいである。見た目は綺麗なのにな・・・・・


 怪鬼かいき:六長の一人。長く下ろした前髪で顔が隠れている。図書館の管理人。笑い方は“ふふふ・・・・”とにかく謎が多い。また六長の中で唯一の既婚者。


 一鬼いつき:六長の一人。性格は極度の臆病。人見知りも激しい。また鬼丸のことを恐れている面もある。


 暗鬼あんき:六長の一人。女っ誑しですけこまし。何だか最近の若者の乱れを一身に詰め込んだような鬼。でも子どもには人気がある。


 鬼六きろく:鬼ヶ島唯一の武具屋。その腕は確かなのだが、見た目のせいで誰も寄り付かない。怪鬼と結婚している。



     ▽     ▽     ▽



「ふう~・・・・まあ、こんなところか・・・・」

「おや、キンタ。勉強とは珍しいですね。何の勉強をしていたのですか?」


鬼ヶ島中央塔の一階。金太郎の自室として設けられた部屋で金太郎は本を読んでいた。

あの脳筋のキンタが、鬼丸には少し予想できない光景ではあったが、勉強をするということは良いこと。鬼丸は何も言わないでおいていた。


「いや、ちょっと確認を・・・・・。俺、人の名前覚えるの苦手だからさ、みんなのプロフィールを呼んでいたんだよ」

「ふ~ん・・・・・。おや?キンタ、コレには貴方の項目がないじゃないですか?」

「あっ・・・・・・本当だ」

「では、私が付け加えてあげましょう」





チョコとプリンをあわせたものにシロップをかけ、さらに蜂蜜をかけたような甘い退魔師:坂田金太郎さかたきんたろう

年齢:18歳

種族:人間

性別:男

格好:この国の人間とは少し違う服装、どちらかといえば不思議の国のような洋的な服を着ている。またその金髪はこの国の人間ではとてもありえない。外見は・・・・・まあ、いいほう?

武器:ハルバード・紫電

備考:退魔師の修行中である彼は鬼ヶ島討伐の際に仲間になったひとり。明るく社交的なのだが、いまいち頭のキレが悪い。

また雷属性の退魔師の卵であり、一族は名家坂田家。人殺しを極端に嫌い、かなり甘い。コレで退魔師になれるかどうか疑問が残るほどだが、実力は確かで結界も使える。

過去に一度だけ人を殺したことがあるとかないとか・・・・・。





「どうですか?」

「アレ?・・・・・俺こんな人間だったっけ?」

「はいそうです。間違いありません!」


首をかしげる金太郎だったが、鬼丸の自信満々の顔を見ては頷くしかなかった・・・・・・。






・・・・・そういえばヨウタとか、坂田家について触れてませんでした(汗)


次からかぐやの主役のお話です。どうぞよろしくお願いします。



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