そもそもTRPGってなにさ
TRPGとは。
テーブルトーク・ロールプレイングゲーム、の略です。
日本では順序が逆になったみたいですが、家庭用ゲーム機などのRPGゲームというのは「一人でRPGができるようにしたゲーム」だという話です。
つまり、もともとは一人じゃできないゲームなわけです。
すごろくとか、麻雀とかと一緒で、複数の人間が集まって遊ぶ遊びです。
基本的には一人で1キャラクターを受け持ち、協力してミッションをクリアするのが目的です。
とか、こういう普通の説明はきっと不要でしょう。
重要な事を記載します。
「キャラクターを演じて、複数人が協力して、クリアを目指す」
全員が楽しいゲームです。
ですが、ここで「楽しい」の定義が必要なのです。
主にわたしの失敗経験から。
ゲームをして「楽しい」にもいろいろあります。
最高効率を出す事に楽しさを見出す人。
単独では役に立たない物を組み合わせてコンボを成立させる事に楽しさを見出す人。
キャラクターになり切って会話する事が楽しい人。
その世界の中に入って散歩して買い物してるのが楽しい人。
サイコロ振れればもう楽しい人。
全て正しい楽しさです。
ただ、臆病者という設定を守って泣いて逃げ回りたい人と、ガチ戦闘で強いモンスターを狩りたい人が一緒に遊んで楽しむのは難しいのです。
そして「ゲームとは真剣にやって初めて腕が上がる」という話も聞きます。
「全力で勝ちを目指すのが相手への礼儀だ」という話も聞きます。
そういう人達はゲームの中でふざける事を悪い事だと思いがちですが。
カードゲームや対戦格闘ゲームに例えるとよくわかるかもしれません。
ですが、TRPGは勝ち負けではありません。
私は負けても楽しいのです。
TRPG沼に髪の毛の先まで使っている人にはこういえばわかるでしょう。
「ルーニーとマンチは離れろ」と。
マンチキンとか、和マンチとか、ロールプレイヤーとか、ゲームの楽しみはいろいろあります。
私は特に否定しません。
でも、わたしは「遊んでるだけで楽しい」タイプなのでマンチとは相性が良くありません。
ここで使うオリジナルルールと言う名の、どこかで見たような継ぎ接ぎルールからも、データ重視派の楽しめるものではないでしょう。
なので、ここで遊んでいるのはごっこ遊びの延長ですよ、という事だけ宣言しておきます。
TRPG物の小説などでは不遇なスキルや職業、バランスの悪い物を組み合わせてコンボを組むなどの物が見受けられますが、ここではそういうの期待しないでください。
とはいえ、そういう話も好きなので感想欄で「あのシステムで、あれとコレをこうしたら100CPでこんなキャラ作れるんだ!」という雑談は大歓迎です。
私は虎に変身して体力差で格闘完封とか、魔法使いに空手身に着けさせて殴って瞬間発動とかも大好きです。オンラインセッションでは向いてないしやらないよ、ってだけです。
そもそも、私の「狐で始まる妖怪生活」は主人公の純君がプレイヤーです。
キツネにからかわれるミッション
親に紹介するミッション
年を経て竜になろうとするミズチを水害を防ぐためになだめるミッション
近所の寂れた神社をプロデュースするミッションなどを遊びました。
さらに、「世界はくまで出来ている」の場合は創造神がプレイヤーです。
変な世界を作って、そこで遊ぼうという企画で。色の精霊を作って川や山を全て描いて作るという解決はプレイヤーさんの思いつきなんです。