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女神になった俺は、魔王と一緒に平和な世界を実現する⁉︎  作者: 猫野ピート
可愛い魔王を助けたいので、女神になった。
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第8話 穏やかで優しい気持ち

前の話に少しだけ話を付け加えました。


もし、話が繋がってないと感じた方は前の話から読んでいただけると繋がり分かるかもしれません。


全体的に稚拙な文章ですみません。頑張ってもっと上手く書けるようになりたいと思います。

ライラ視点


お姉様がまた自分のことを男だと言い始めた。ここで私は推測を立てた。もしかしたらお姉様は本当に男なのかもしれない。

ですが、それはありえません。なぜなら男性の身体と女性の身体は作りが違いますし、何度もお姉様の身体に触れた私が感じるのはやはりお姉様はその身体付きから女性であると断言したい。だとすれば、お姉様がなぜそう頑なに男と言い張り、その口調まで男の様な喋り方をするのかが疑問となる。

もしかしたら、お姉様は女神であるのに女性が好きなのかもしれない。

思えば、魔族にもインキュバスという女性に対して魅力的な外見をしている者たちもいるが、中には男性が好きなインキュバスもいると聞く。もしかしたら恋愛対象は女性であるが故、その様に言い張ってるのではないか。ですが、そんなことはやはりありえない。女性が好きになるなんてやはり自然の摂理に反している。もし、そんなことをしてしまっては子孫が残らないのではない。そのときふと私は閃いた。お姉様の様に私を閉じ込めた一級の封印を易々と解く神の子孫達が地に満ちてしまったら、それこそこの地は大変になってしまう。

ふと、私はお姉様を見た。その目は先ほど部屋に入ってきた人間の娘を見ていた。そしてほんのりニヤけていた。なんとなく私は確信した。ああ、この女神は女性が好きだから故に男と言い張り男の様な口調をしている。可哀想な生き物なのですねお姉様は。私ならそんなお姉様を癒してあげられる。ですが、それは同時に同性という禁断の領域に足を踏み入れることになる。

私はお姉様を見た。


「え?どうしたのライラちゃん?顔に何かついてるかな?ははは、見つめられるとなんだかど、ど、ドキドキしちゃうな、は、ははは」


お姉様はとてつもなく挙動不審であった。目が泳いでいる。そして先ほどとは比べものにならないほど顔が赤い。私はふと幼少子供の頃を思い出した。そう、あれは私がお父様に対して恋心を抱いていたときだ。あのときはお父様を直視することが出来なかった。お父様はいつでも優しくとても真面目で民に慕われていた。それなのに私はその恋心故になぜか直視することさえ躊躇っていた。そんな幼子の記憶。今ではとても大切な記憶だ。その様な幼き恋心を彷彿とさせるお姉様の行動に私はとてもお姉様を愛おしく感じた。


「お姉様、とてもお美しいです」


私はお姉様の腰に手を回した。お姉様の腰はほっそりとしててとても繊細な生き物であることを私は感じた。


「ライラ、ちゃ、ん、せ、積極的だね」


私は軽くお姉様の頬にキスをした。するとお姉様は硬直して倒れた。


「お姉様!大丈夫ですか!」

「あ、あ、大丈夫だよ。とても、幸せ過ぎて」




メイド視点


私はいつも通り部屋の廊下の掃き掃除をしていると、急に旦那様からお呼びがかかった。何事かと来てみると、アーブラム屈指の騎士である旦那様が何かに怯えている様子でした。


「お呼びですか、旦那様?」

「来てくれたか。なら、中の客人を頼む。くれぐれも粗相のない様にしろよ。これはアーブラム全体、いや、国全体を巻き込む一大事かもしれない。くれぐれも粗相のない様にしろ」


旦那様は鬼の様な形相で私に言い放った。私は何か恐ろしいモノを感じた。いつも優しく余裕そうな旦那様がここまで変化するその様な客人とはいったい。

そのときちょうど私は手に塵取り箒を持っていた。


「分かりました。旦那様、では、塵取り箒をしまい次第、すぐに」

「塵取り箒は私が片付けるから、先に客人を!

粗相のない様にだぞ!粗相のない様に!」


旦那様、目が怖いです。旦那様は私の手から箒を取り、すぐさまどこかへ行ってしまわれた。


ここまで旦那様を変えてしまう客人とはいかな人なのでしょうか。ただえさえビビリの私にその様な客人の相手が務まるのでしょうか。ですが、仕方ありません。私は勇気を振り絞って貴族の応接間に入った。すると中にはとても綺麗で美しくそれでいて可愛らしい白髪と金髪の女の子がいた。一瞬見惚れそうになったが、私も一応メイドを始めて2年目になるプロだ。そんなことはしない!


「この度は粗相のない様に頑張ります」


しかし、白髪の女の子は私は目もくれず金髪の女の子にコソコソ話をし始めた。それから優しく手を腰に回し、金髪の女の子の頬にキスをした。その姿はまるで屋敷に飾ってある耽美派の幻術作品を彷彿とする美しきものであった。

すると金髪の女の子が「あわあわ」何か言って倒れた。


「お客様、大丈夫ですか?」


私は急いで金髪の女の子に聞いた。


「大丈夫です」


女の子は上の空で返事をした。これは大丈夫ではない。すると白髪の女の子が言った。


「お姉様をあのベットのソファーの上に移動させるの手伝ってくれません?」


その声はとても上品で私は一瞬理解出来なかった。とにかく私は白髪の女の子と一緒に金髪の女の子を持ち上げた。幸い、思った以上に女の子は軽く、簡単にソファーに寝かせることが出来た。すると金髪の女の子が口を開いた。


「ライラちゃん、人間の女の子とは普通に話せるじゃん!」


するとライラと呼ばれた白髪の女の子がとても嬉しそうな表情をして、言った。


「本当にです!ああ、本当に普通に話せる!」


美しき少女達は2人でとても嬉しそうであった。

なんだか私もとても穏やかで優しい気持ちになった。

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