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悪魔

コメディーとか言ったくせにぜんぜんそんな描写もないし雰囲気も出せない!どうしよう!?


異変に気づいたのはシエルが俺の服を仕立て直してくれてから数分歩いたときだった。



 森全体に急に不穏な空気が漂い始めたのだ。ドス黒く沈むようなじっとりとした空気、脳裏によぎるいやな予感と嫌悪感も無視してかがり火に群がる虫のように、吸い寄せられるかのように、俺たちは何の疑問もなくその空気が濃くなる方へと歩を進めていった。

その空気の中心は森の開けた場所でそこには長身の人型が一人、煌々と輝く月に照らされていた。


黒い皮膚に覆われた細身の、それでいてしっかりと引き締まった筋肉をまとった金髪の男。頭にはまるで己を悪魔だと自称するようにねじれた禍々しい角が存在を強く主張していた。その角は上級の魔族の証であり誇りでされるものだ。勇者だったころに何度も交戦した上級魔族の角を折ってきたのだ、今更見間違えはしない。


「無様な姿だな、勇者よ。」

悪魔はその赤い双眸をこちらに向け小さな牙の見える口から低く響く声を発した。


「ご主人様への侮辱は万死に値します、次はありません。」

悪魔の言葉にいち早く反応したのはシエルだった。 何処から取り出したのか投擲用のナイフを悪魔の足元に投げつけて悪魔に警告を発していた。


「シエル、下がってくれ。 お前は俺が勇者だと何故わかった?この姿にされてからそう時間はたっていないはずだ。」

悪魔の低い声に対して俺の必死に低くして威圧感を出そうとしている高い声が響く様ははたから見れば少しおかしなものかもしれない。だがこの場にはそんなことを気にしている余裕のあるものはいないだろう、あの悪魔がかなりの実力者であること位はにじみ出る空気からとっくに察しているしシエルもそうだろう。悪魔の方も俺が勇者であったことを知っているようだった、いくら自分の力に確信を持っていても相手が勇者であると知れば油断はしないだろう。


「そうだな・・・素直に質問が出来たご褒美だ。お前に性転換の秘薬が塗られた短剣を突きたてたのは魔族だっただろう? 私の立場はその魔族の・・・そうだな、お前たち人間で言うところの上司というやつだ。これでもう理解るだろう?」

 魔族の中でも徒党を組み縦社会を形成できるのは基本的に魔王が大本を指揮する魔王軍だけだとされている、魔王軍でない魔族が徒党を組もうものなら即刻魔王軍に叩き潰されるか、吸収されるからだ。

そして魔族であるあの悪魔に部下がいるということは悪魔が魔王軍のある程度の地位にいるということを指している。


 いや、それよりも気になるのが

「性転換の秘薬・・・聞いたこともないな、それが原因で俺はこんな姿になっているということか」

 旅の中でいろんな伝承や言い伝えを聞いてきたがそんなものは一切なかったし今まで生きてきて聞いたこともない。


「・・・そちらに反応したか、情報集めに熱心だな。 そのことも教えてやってもいいが・・・ そうだな、勇者よ、私の姿を見てまず最初に何を連想した?」


「質問しているのは俺だ。さっさと答えろ」


「はぁ、まったく持って赴きがないな。 まあいい、今の質問の模範解答は『悪魔』だ。」

そういうと悪魔は縦に空気を裂くように軽く手を振った。


「っ!!!? あっ、あああああああああ!!!?」

次の瞬間後ろで苦悶の色を帯びた悲鳴が響いた。

この先説明シーンが多いと嫌なのであとがきでこの世界の常識とかそういうのを明記していきたいと思います。 もちろんガバガバ理論ですし矛盾たっぷりです^^(感想で設定が分かりにくいと頂いたのにまったく反省しない作者である)


魔族について。

基本的に人間とは敵対している種族である。見た目は固体によって人間よりも明確に変わり禍々しい姿のものもいれば人間と見まごうことのないものもいる。 魔族は共通して人間よりも強い力を持ち魔法に対する適正も強いが生殖能力は低いうえに魔王が現れてからは魔王軍内では生殖活動が制限され、野良の場合も、そもそも野良の数が減っていることもあり総数は減少している。

魔族同士で子を成すとき稀に力の強いものが生まれることがある、これは上級魔族と呼ばれ人間に特に恐れられている。なお通常の魔族もいくらか経験を積むことにより上級魔族となることがあるが生まれ持った才能にはかなわないようで経験をつんで上級となった魔族は魔王軍では斥候として使われることが多い。



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今回きり方が雑なのは許してください。どうすればいいかよく分からなかったの!

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