空色の青葉
本日2話目でございます。
今回で50話を迎えさせていただきました。皆様、本当にありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします。
「それはいいとして、何で今その計画が実行されるとわかるんだ?」
空になったカップ(後から聞いたがゆのみと言うらしい)に一瞬目を向けてからアオバに切り出す。
「ああ、それは 計画を立てていよいよ実行にうつそうとした時、既にリオン様からの打撃が大きすぎて・・・」
「なるほど、人員が足りなくて凍結された。と?」
話の先を読み取り、今度はこちらが話を遮って返してやる。
そんなことよりおちゃのおかわりを目で要求しているのだがまったく気づいてもらえないのだ。もう一杯のみたいなぁ・・・
「その通りです。 ですが今年がちょうどその頃の新兵が昇級する時期であり、今が新たに迎えた新兵を初めて出動させる時期でもあります。 なので攻めてくるとした今の時期だと考えるのが妥当だと判断しました。既に二年もたっているので人員的には問題は無いでしょう。」
「なるほど、それで計画を解凍している、と・・・理には適っている・・・っぽいな」
正直さっきからお茶の事で頭が一杯になっていてあんまり話の内容が入ってこないんだが、まぁパッと聞いた限りではおかしいことは無いんじゃないかな・・・? 多分。
「理には適っているんだが、その説明を冒険者ギルドや衛兵にするわけにもいかないよなぁ・・・」
「そうですよね・・・、なにかうまい戦力は無いものでしょうか・・・」
うまい戦力、ねぇ? 俺が勇者の頃だったら勇者というカリスマに引かれて連合軍の一つや二つは簡単に作れたんだろうがそれも今では不可能なこと・・・
「ん?・・・ あっ! 俺が男に戻れたら、いろんな戦力が集まってくるんじゃないか?」
ふと思い浮かんだ考えだが、これは妙案なんじゃないか?
「確かに、勇者の名の下であれば我こそはと多くの戦力が確保できるのでしょうが、そもそもリオン様が男に戻れたら一人で片付きませんか?」
・・・・ソウデスネ。
「そもそも男に戻れないしな・・・。今の俺が変装でもして男の振りをしたところで、男だった頃のような強さはない。せいぜい凄腕冒険者レベルってところか? それじゃあ足りないんだ。それこそあのときのように山ひとつ吹き飛ばせないと・・・」
自分で凄腕冒険者と言うのもアレだが、体感では実際自分にはその程度の力はあると感じている。 別に傲慢であるわけでもなければ驕っているわけでもない。
「・・・? え?はい、はい・・・そんなものがあるんですか!?」
二人で悩んでいるとアオバが急に一人で喋り始めた。その口調はまるで誰かと会話しているようで・・・ とここまで認識したところでアオバが誰と話しているのかがわかった。 おそらく、シエルだ。
「リオン様、これからシエル様の声を伝えます」
どうやら俺の考えはあたっていたようで、少しうれしくなる。
そんな俺を横に、アオバは真面目な顔を向けてシエルの声を届けてくれる。 そして、そのシエルの声は確かにこういった。
『一時的にですが、ご主人様を元に戻すことができるかもしれません』
アオバが出した茶葉は普通の緑茶です。違法な薬物だったりするわけではありません。主人公が緑茶を求めるのはただ単に気に入ったからです。緑茶っておいしいよね。 。 。
ちなみに作者は麦茶の方が好きです
・・・・・リプレイ、やる気おきねぇなぁ・・・




