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Oh My Son!




・・・・・

 今はシエルを抱えて森を歩いている、この森は割と深い森で抜ければそこそこの大きさの町が見えてくるはずだ。 出てくる魔物もそこまで驚異的な魔物ではなく初心者冒険者に毛が生えたくらいの腕前があれば森を抜けることは可能だ。つまり俺には容易も容易、片手で倒立しながらでも抜けられるくらいの森だ。いや、今は緊急事態だしシエルもいるからそんなことはしないけどさ。シエルは重症だったわけだし回復魔法をかけたとはいえ一応町の治療院で看てもらった方がいいだろう。


 それはそれとして何故だろう、妙にシエルが重く感じる。しかしここでシエルに「太った?」などと聞いて見ろ、今まで積み上げた高感度が音を立てて崩れるぞ。 ・・・シエルが重いというより身体が全体的にだるい。

なんていうのかな、身体全体に力が入らないというのか、そもそもの力がなくなっているような感覚?

もしかしてあの時刺された短剣に毒でも塗ってあったのだろうか?それだと洒落にならない。生憎俺もシエルも解毒の魔法は使えないしその手のポーションも家にはあったがどうせ押収という名目でパクられているに違いない。


「シエル、大丈夫か?」

 俺がシエルに声をかける。 しかし響いた声は聞きなれた俺の声とは違う、高くかわいらしい感じの声、俺の嫁の中ではリリィちゃんに似たかんじかな?完成間近だけどまだ成熟しきっていない女の子の声って感じ? リリィちゃんってのは俺の嫁の一人でロリ体型の16歳金髪美少女な、かわいいぞぉ~


「え、ええ、大丈夫ですが・・・ご、ご主人様・・・なのですよね・・・?」

 リリィちゃんのことを思い出してニヤニヤしていたらいつの間にか俺の腕から脱出して隣を歩いていたシエルが困惑したような声で俺に確認してくる。 いったい何を言っているんだ?俺は俺だろうに


「そうだぞ?俺はシエルの理想のご主人様のリオンだ・・・ぞ・・・ は?」

口からいくらか言葉が出きってから異変に気づく。 このかわいい声の主ってもしかして・・・


「あ?あれ?あー、あー、あー!あ!い!ろ!は!ひ!ふ!へ!ほ!」

思わず自分で声を出して確認を取ってしまう。そして俺が口にしたとおりに出るこのかわいらしい声・・・ なんとなく寒気を感じて思わずい順の肩を抱きしめる。 ・・・・・・細いし柔らかい。 今まで女の子に持てるために鍛えてつけてきた筋肉の硬さやそれによって増した肩幅などは微塵も感じられず繊細でやわらかい、触れれば壊れてしまいそうなそんな感覚。 ふと改めて辺りを見渡せば視界はいつもより心なしか低く感じる。 まさかと思い胸に触れればやわらかい感覚が手に伝わるのと同時にくすぐったいような感覚に思わず身を捩る。 


そして最終確認だ、俺の息子は・・・・・ 何も・・・無い・・・毛も・・・無い・・・割れ目が・・・有る・・・


「シ、シエル、ど、どうしよう、俺、女の子になっちゃったみたい」

俺は震えるかわいらしい声でシエルに涙目になりながら助けを求めるのだった。

TSのエロ系によくあるセリフですが「これじゃあ僕女の子になっちゃう!」ってセリフ、最高に興奮します。いつかリオンにも言わせてみたいですね!


ちなみにリリィちゃんの登場予定はありません。

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