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おちゃがうまいのです。


 ・・・・・やっと俺がぞうりから解放され、家の奥に通されるとある一室に案内された。

スライド式の変わった扉を開けると、その部屋の床は先ほどのぞうりと同じような枯れ草 (たしかイ草とか言ったか) で編まれており、部屋の中央にはずいぶんと背の低い机が置いてあった。ずいぶんと簡素で殺風景な部屋だがイ草の独特なにおいが心を落ち着かせてくれる。


「とりあえずそちらにお座りください」

 アオバが指した場所には薄いクッションのようなものが置いてありそこに座る当に促される。


「わかった、それで魔族が攻めてくるという話なんだが・・・」

 座りながらも話を進めようとするとアオバがお茶を出してくる、これもあまり見かけないような色をしており緑色だ、発酵はちゃんとさせているのだろうか?しかもその見慣れないお茶が入っているカップも変わった形で、取っ手の無い円筒だった。


「はい、とはいっても私も詳しく知っているわけではありませんのでお話できることはあまりありませんが・・・ あ、これお茶請けの羊羹です。」

 アオバはすこし申し訳なさそうな表情で俺に黒くて四角い塊を差し出してくる。

何だこの黒い物体は?お茶請けと言っていたが食えるのか?いや、食わないぞ?こんな得体の知れないもの、見るからにやばそうじゃないか・・・


「ようかん・・・? まぁいいや。

少なくても良い、できるだけ多くの情報がほしいんだ。簡潔に、正しい情報を頼む」

 ようかんとやらには手をつけず、出された緑色のお茶を啜る。 口の中に苦味と酸味が広がるがそれ以上に鼻腔を抜ける香りが心地よい、暖かいお茶は腹のそこをじんわりとさせてその香りと合わさって心をほっと落ち着かせる。 このお茶、個人的には紅茶よりも好きだな。

・・・・このようかんとかいう黒い塊も実はおいしかったりして?いやいや、さすがにこの見た目でおいしいはねぇよ。


「そうですね・・・ まず、襲ってくる可能性があるというだけで必ずしもそうではないと言うことは念頭において置いてくださいね。 それで、もし攻めてくるとすれば東側からでしょう。と言うのもここ最近で西側に配置されている魔王軍の動きが活発になってきているのです。魔王軍の東側を統括しているのは確か―――」

「ダスト・ウルノワル だったか」

 アオバの言葉にかぶせるようにして俺が挙げたその名にアオバも同意するように頷く。


ダスト・ウルノワル、勇者として活動したときに一度戦ったことがあった。 土の魔法を中心に使用した堅実な戦い方をするやつだった。



 あの時はたしか、上級魔族が俺に大挙して襲い掛かってきたときだった。

そのときの俺は並みの上級魔族なら簡単に切り伏せることが出来る程度には強かったし、実際その俺に襲い掛かってきた上級魔族共もバッサバッサと切り捨てていた。

そのときは簡単に勝利できたのだが、一人だけ俺が瞬殺できなかった魔族がいた。


それがダスト・ウルノワルだった。

アオバの家は日本家屋というわけではありません、ただ和室が多いだけの普通の家です。 和室は現代日本基準となっております。


作者には 表現方法でやりたいやつがあるんだけどそうしてもその言葉が出てこない! ということが多々あります。こういう時って問うすれば良いんでしょうね?

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