表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/57

アオバの草履


 アオバがドアを開けて俺を家に招き入れる。

屋内はオレンジ色の照明に暖かく照らされており落ち着いた空気を漂わせている。 その空気は俺の知るどの文化とも合致しない、新しいものだったが・・・俺はこの空気好きだな。


「・・・グラウよりもだいぶいい家に住んでるな」

 思わず口に出したそんな感想に反応してか、アオバが「あたりまえです!」といわんばかりの目で俺をにらんできたのだがそれはあまりにもグラウに失礼なのではないだろうか? いやまあグラウだから別にいいけど。 あと睨んだ時の顔がちょっと頬をプクーってした感じになってて可愛かった。


「あ!そこから先は靴を脱いで上がってください!」

 ドアから一歩入り込んだところでアオバにそんなよくわからないことを命令された。 魔族の風習か何かか?


「え? お、おう」

 いわれるがままに靴を脱いであがる。 

見てみればアオバも靴を脱いで家に上がっている。それにしてもアオバの靴は変わった形をしているな。枯れ草か何かで編んで作られているようで楕円形によくわからない形に結ばれている紐の部位が付いただけの簡単なものだ。 まぁ、魔族だし人間の町でまともに買い物なんて出来ないよな。となれば作るのも簡単そうな、このようなタイプの靴になるのも仕方ないか。

  

「どうしましたか?人の草履をまじまじと見たりして・・・」

 アオバが不思議そうな表情でこちらを覗き込んでくる。  かわいい。


「ぞうり・・・?」

 聞いたことの無い名だ。 この靴モドキはぞうりというのか。


「ええ、この履物は草履といって足に良いんですよ!」

 そう語るアオバの顔はキラキラとしたもので俺にもぞうりをはかせようとしていることが容易に読み取れる。


「そ、そうなのか、それはすごいな・・・」

「じゃあ履いてみますか?」

 うわ、若干くい気味で提案してきたな。


「お、おう・・・じゃあはいてみようかな」

 勢いに流されぞうりを初体験することになってしまった。

こんなことしてる暇あるのか?


 実際にはいてみたぞうりだが歩きにくいことこの上ない。

まず靴底が地面にべったりと付いていること、親指の間が紐(鼻緒というらしい)とこすれて痛くなること、足の裏が枯れ草(イ草と言うらしい)に触れて気持ち悪いこと。 どう考えても普通の靴の方が良いだろ・・・


しかし

「どうですか?どうですか?」

 などとアオバが期待に満ち溢れた目で感想を求めてくるので思わず


「あ、ああ。良い履き心地だな・・・」

 と返してしまった結果、アオバの予備用の草履を土産として持たされてしまったのだった。

草履の話で一話終わってしまった・・・・ もしかして次回はアオバの巫女服の話で1話使ってしまったり・・・いやいや、さすがに無いですよね。 無いですよ?無いですって!


実際草履は群れにくいだけでなく外反母趾がいはんぼしや八の字歩き等の予防にもなるようです。あとバランスもいいらしいですよ!さらに足腰も鍛えられて美脚にも良いようです。Wikiがそんな感じのことを言ってました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ