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病人だけどちょっと行ってきます!


 俺に爆弾発言だけを残してそのまま背を翻し飛び去ろうとするアオバの手をとっさにつかんで引き寄せる。


「ちょっとまて、そんな爆弾発言されても困るわ!せめてもっと詳しい情報をだな・・・」

 心に似ぼった言葉をそのまま吐き出しつつもアオバを引きとめる。


「ご機嫌斜めなのでしょう?でしたら私はそのまま帰らせていただきますよ」

 意味をそのまま理解して返してくる辺りこの娘の性格の悪さがにじみ出ているな。 まぁ俺からしたらこの程度だったら『性格が悪い』ではなく『いたずらっぽい』で済むことなのだが、この状況ではそんな風に言っている暇はないだろう。


「お前・・・本当に面倒くさいな」

 つい本音が口から漏れてしまう


「・・・シエル様がそこまで言うのでしたら情報提供をしてもよいのですが、本人がこの態度では・・・ねえ?」


「この場にシエルもいるのか!?」


「当然です、というかシエル様は常にあなたの傍に居られますよ」

 その言葉を受けてつい左右を見回してしまうが当然俺には見えるはずも無い。


「ちなみにシエル様は現在あなたの斜め後ろで立っていますよ

・・・そうですね、茶化した私に原因があるわけですが、そろそろまじめな話を始めましょうか」

 俺が見回した左右にはいなかったようだ・・・

アオバはふざけた雰囲気を押し込めハッスル空気をすぐさま緊迫感のあるものに換えた。 いたずらっぽく微笑んでいた表情もキリリとしまったものになり、少しだが魔族特有の底冷えするような魔力ももれている。


「そうだな、でもこの場所で話すのはあまり良くは思えない。少し移動しよう。」

 グラウに聞かれでもしたらそれこそ面倒だ、言いくるめること自体は簡単かもしれないがどう考えても無駄な手間である。


「わかりました、では私が普段使用している寝床に行きましょう、あそこなら滅多に人も来ません」

 アオバが提案したその寝床とやらはどうやら町の中にあるらしく、閑散とした朝の町を二人でしばらく歩くことになった。 ・・・シエルは俺には見えないがきっと付いてきてくれているはず。


 奥まった路地に入ってゆき、道を何度も曲がるとやがて一見の家が目に付いた。

こんな路地の奥にあるには似つかわしくない一般的な家が一軒で明かりを路地にこぼしていた。


「ここが私の家です、さあどうぞ」

お久しぶりです! 更新を解禁しました!とはいえそんなものすごい期間安定した投稿が出来るわけでもないのですがね?


アオバが前回帰るとき空を飛んでいましたね、今回歩いていったのは普通にリオンのためです。というかそれ以外に私には理由が思い浮かびません。

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