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病み上がりは大人しくしていましょう。


 徐々に身体が眠りから目覚め、覚醒へと意識が近づいてくる。 いつの間にか重く閉じていたまぶたをこじ開けると視界には太陽の温かい光が差し込んでくる。

横になった身体を腹筋を使って持ち上げようとすると身体全体に倦怠感が襲い掛かってくる、数瞬ばかりその倦怠感に身を任せてもう一度睡眠に入ろうかと迷うがその考えを振り払ってどうにか起き上がる。欠けられていた毛布が上半身からずり落ち、背中が空気と触れる。

 目端に映ったのは俺の隣で座ったまま眠りこけているグラウの姿、俺を看病していたということはその姿から容易に想像でき、感謝とともに小さな罪悪感が湧き上がってくる。


「・・・グラウ、ありがとう」

 眠っている彼に対して小さな声で心の中で湧き上がった言葉をこぼす。

”ごめん”と言わなかったのはそう言ってしまうとなんだかグラウに対して申し訳ない気持ちになってくる気がしたからだ。


 重い身体を引きずってどうにか立ち上がり、歩く。極力音を立てないようにして向かうのは家の玄関、つまり外だ。 何故だかわからないが無性に外の空気を吸って直接太陽の光を浴びたかった。

木のドアはゆっくりと押すと蚊の鳴くように小さくギギギと音を立てて屋内と外との境界線を薄くしてゆく。


「ふぁ、あああ」

 外に出て日の光を浴びると無意識にそんな声が漏れる。

改めて見ると辺り一帯には朝露に太陽の光が反射してキラキラと輝いていて、この場所にだったら天使が降りて来るのではないか、等と思ってしまうほどにきれいな光景だ。


 そんなロマンティックな妄想を働かせていたら目の前の陽だまりにふと影が刺した。

最初の一瞬は鳥か何かが通りかかったのかと思ったが、そういうわけではないらしい。陽だまりに中で停滞し続ける影の主を確認しようと空を見上げるが太陽のまばゆい光に遮られてよく見ることができない。 何とか目視できたのは空に浮かぶひとつの人影だった。


人影がじょじょに地面に近づいてくるにつれてその姿が目視できるようになってきた。


黒に近い青色の腰まで伸ばした髪、ひらひらとした独特な服に落下の風圧を一切無視するその様子。

あのときの魔族だ。 確か名前はアオバといったか?多分敵ではないと思うのだがまだ素性も得体も知れない存在だ。


「おはようございます、リオン様。ご機嫌はいかがでしょうか?」

 地面に降り立つや否や、前回話したときと変わらないあの丁寧な口調で話しかけてくるアオバだが、その身体にはよく見ると細かい傷がいくつか付いていた。


「あまりよくないな、昨日少し嫌なことがあってな」

 実際は少しなんてものではないんだがな・・・


「そうですか、では用件だけ伝えさせていただきますね。

魔王軍に属している魔族たちがあなたを狙ってこの町に攻め込んでくるかもしれません」

 端的に言われたその言葉と、後に知る事実にはこのボロボロの俺を休ませるつもりは無いようだった。

ふはははははは!しばらく休むといったな!アレは嘘だ。

というわけで早速更新でございます。 いやぁ、本当はUPつもりなんて無かったのですよ?でもなんだかUPしたくてたまらなくなってしまいまして・・・

はい、明日からは正真正銘お休みします、でもすぐにまた投稿開始します。 失踪ではありませんのでご安心を

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