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液体に混じるのは


 オークを食べ終え、談笑に一段落付いたころには辺りはすっかり暗くなっていた。

アレンとクラリイはもう時間も時間なので、と帰宅の準備をすすめていた。


「今日はありがとう。また今度お礼にあがらせてもらうよ」

 帰り際に口を開いたのはアレンだ。

クラリイも同じように礼を述べる。


俺は二人ともう少し喋っていたかったのだろう、見送りをすることにした。

グラウはもちろん留守番だ。




「―――今日食べたので一番おいしかったのって何だった?」

 二人と雑談を交わしながら歩く道は日も落ちていることからすでにかなり暗くなっておりランタンの明かり無しでは月明かりを頼るほかにないほどだ。周りに民家は無く、暗い道だけが続いている。しかしこのあたりで悪事を働くものはまず居ないだろう。なぜなら、この暗い通りの先には衛兵の詰め所が、さらにもう少し行ったところには冒険者ギルドがあるからだ。衛兵は仕事として、冒険者は犯罪者を捕まえることができれば謝礼が出るのでそれを目的に、町の治安を守っている。


「俺はやっぱりあの揚げ物かな、思い出しただけでよだれが出そうだよ」

 アレンが言っているのはメインとしてオークの一番脂の多い場所を使ったカツだ。何でも異邦人が広めた料理だとかで現在この国にはカツというものがあまり知られていないようだ。俺はまぁ勇者として世界中を旅してきたわけだからな、知識もそこそこにはあると自負している。


「ふむ、私は豚串と言うのが気に入ったな。酒によく合いそうだ、それにアレなら私でも簡単に作ることができそうだ」

 クラリイは野武士らしく酒のつまみとして優秀な豚串を挙げる。

残念だったな、あの豚串はそこらの野武士ができるような味付けではない!絶妙な塩加減とわずかな香辛料、ちょうどいいサイズ。どれをとっても女子力が必要となるものだ。


「あはは、じゃあまた今度皆でいろいろ食べましょうね!私も腕を振るっちゃいます!」

 等と、楽しい会話を交わす中、なにか雫が落ちるようなピチャリという音が辺りに響いた。 その音はどこか、純粋な液体が垂れるような音ではなく、言い表すとするならば、濁り固まった半固体状のヘドロが落ちるような、そんな不快感を伴った水音。ただ水が落ちただけといえばそれまでだろうが、その音はどこか不穏な空気というのだろうか、言うなれば邪気のようなものをはらんでいたような気がした。


「・・・今のは?」

 アレンもその音を聞き取ったのか怪訝そうな表情をしながらあたりを見回す。


「何かあったか?」

 クラリイはその音に気づくことができなかったのだろう、不思議そうな顔でアレンを見つめる。


「・・・・・」

 俺は沈黙を保ち気配を探る。しかし回りに動くものは自分たち以外何も見つかることは無い。


数秒か、もう少し長かったか、張り詰めた空気が場を支配する。沈黙の重圧に染められた時間は女性の悲鳴によって打ち破られた。

悲鳴の主は俺のすぐ横にいる女性、すなわちクラリイだ。彼女の身体をランタンで照らすとそこには半透明の玉虫色をした液体がまとわり付いていた。

はい、遅れて申し訳ありません。 えー遅れた言い訳をさせていただきますと、自分で描写した文があまりにもエグくて自分にドン引きしておりました。 自分の脳内がどれだけ凄惨なものかを実感して少しの間やるせなさに襲われていましてですね・・・ と、まぁ建前はそんな感じです。本音はシュタゲが楽しすぎて時間を忘れ(ゲフンゲフン


というわけで、今回は原文(脳内の)をマイルドな表現に変換していたら文字数が増えてしまったのでまだそのエグいシーンには届きませんでした。 多分次回問題のシーンに突入です。できるだけマイルドにするのでご勘弁くださいな。 いや、もういっそグロそのものを改変してやってもいいかもな・・・

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