オークの大群
さて、敵の大群だがうっすらと姿が見えてきた。 木々の隙間を縫って突撃してくるその姿にはやはりオークだけでなくゴブリンも混ざっていた。
互いに目視できる距離になってからはゴブリンが矢を飛ばしてくるようになった。そのすべてをかわし、いなし、あるいは叩き切るのだが・・・ゴブリンの矢のほうがグラウよりよっぽど精度が高く感じるのは気のせいだろうか? さすがに気のせい・・・だよね?
「さて、こっちからは攻撃しないで相手が来るまでずっと矢をいなし続けるってのもタルいし、こっちからも少し攻撃していこうか。 疾風剣 夜霧風!」
とりあえずは夜霧風連発で少しでも数を減らしていく。いくら弱体化しているとはいえ先ほども確認できたとおりオーク程度ならあたれば簡単に切り裂ける威力はあるようだし、それなら当然ゴブリンも真っ二つに出来る。
・・・そろそろ直接斬りに行ってもくらいの距離だな。
夜霧風で敵を減らすのをやめて近接戦闘に切り替える。
オークやゴブリンの群れに突っ込んで行き、敵の大群の中を駆け抜ける。 すれ違いざまにほぼ無意識な反射行動で的確にオーク共を絶命、もしくは戦闘不能にしていく。まとまった大軍のちょうど中心のあたりで足を止め敵を迎え撃つ。通常であれば下作どころの話ではないこの行動だがあえて敵を挑発するようにこんな戦い方をするのには意味がある。オークないしはゴブリンの上位種は好戦的なものが多いためこのような行動をとることでそれらをおびき寄せることが出来るのではないかと考えたのだ。 それにオークやゴブリン程度が相手ならこの程度の数、余裕で殲滅できる はずだ。
敵軍のど真ん中に一人でいるのだから当然のごとく俺が立ち止まった瞬間に四方八方から攻撃が飛んでくる。
「流水剣 波紋!」
敵の攻撃にあわせて聖剣を横に一薙ぎすると俺を中心として円状に広がる斬撃が放たれる ・・・やっぱり弱くなってるな、本当だったら今の一撃だけでこの大群全部を殺せる位の範囲には広がるんだけどなぁ。
実際の円の範囲は2メートル弱といったところか、この技は特に弱体化の影響が著しいようだ。
この攻撃で敵は俺に近づいてはいけないことを理解したのか、今度は遠隔攻撃やリーチの長い武器で攻撃してくるようになった。 当然慄きながらの攻撃など俺にとっては正に赤子の手をひねるほど簡単にいなせてしまう。 そうなれば後は俺が隙を見てはかまいたちや夜霧風でチマチマとオークを殺していくだけだ。 幸いスタミナの心配は基本しなくてよさそうだ、女になってそのあたりが心配だったようだがいまだに疲れが見えてこない。
この分なら余裕だな。
最近なぜか21時や22時でものすごく眠くなってくる体になってしまいました。一体何故でしょうか・・・ 実際今もめちゃくちゃ眠いのです。




