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天然女たらし


 太陽に代わり月が人の世を照らし始める頃、アオバは東の空へ飛んで行き、俺一人が残される状態となった、シエルも彼女と一緒に行ってしまったのだろうか?確かめようのない疑問が脳裏に浮かぶが考えても仕方がないことである。


 しばらくしてグラウが冒険者の大群を引き連れて戻ってきた。当然その頃には魔族なんてのもいなくて、ほとんどの冒険者からは質の悪いイタズラだと叱咤をうけた。主にグラウが

しかし、一部の冒険者は場にかすかに残り漂う魔力やら痕跡やらから本当に魔族が来た事に気づいているだろう、例えば今もちょうどアオバが立っていた場所を調べているあの赤髪の冒険者とかな。

あいつパッと見ではあるが結構な実力者っぽいな、いざというときは味方につけられたら役に立ちそうだ。少なくとも今俺が行動をともにしている狩猟者(笑)(グラウ)の数倍は。


 冒険者の持つ松明の明かりに照らされながら、野外での尋問の時間だ。

まぁ、魔族だなどといってこんなに大量の冒険者を連れてきたのだからこうなるのは当然のことか。 多分この後衛兵とかからも話し聴かれるんだろうな、あー面倒だ。

数十分といったところだろうか、冒険者に繰り返し事情を、というか言い訳を説明する。出来るだけグラウが悪者になるような路線で。

すると隣から冒険者が会話に入り込んでくる、先ほど見た赤髪の冒険者だ。

「彼女の言っていることに嘘はなさそうだよ。軽く調べてみたけど魔族のものと思われる魔力痕が見つかった」

 お、ナイス助け舟。この赤髪・・・俺と同じにおいがする、女たらしのニオイだ。 ふっ、俺を攻略しようってか?無駄だな、あきらめろ。

とはいってもこいつのタラシテクは結構なものだな、まずは様子見から初めて確実な方法で相手に優しく接する。俺も何度も世話になった手法の一つだ、多分ここで「ありがとう!」なんて言って返したら相手は俺をチョロインだと認識して強引な手で自分の女にしようとしてくるのだろう。 あえて乗ってやってもいいが、最強のタラシとしてはマニュアルどおりではなく変化球にも耐えられるようにこいつを教育してやりたい。なのでここは感謝しつつも内心では「二度と近づくな」と思っていると暗に告げる方法で行こう。






――

 こ、このタラシ、出来る! 軽く話してやったが会話の中で俺の仕掛ける罠をすべてヒラヒラとかわして来やがる!こいつが噂に聞く天然タラシか!!

 わかったよ、合格だ。お前は一級の女タラシだ。


 ちなみにこの赤髪、名前はアレンと言うそうだ、名前からしてタラシだな。

まぁアレンの助けも会って冒険者からの尋問は潜り抜けられたし翌日の衛兵からの尋問でも証人になってくれた、正直アレンには感謝だな。 もちろん夜に迫ってきたら容赦なくぶっ飛ばすがな。

であって二日経っていませんがリオンの中ではグラウよりもアレンのほうが好感度が高いです。現在一番はシエルですが。

ちなみにリオンのアレンに対する好感度は弟子や後輩に向けるタイプのそれなので恋愛感情はミクロンたりともありません。

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