灰色よりも赤黒
1話につき1回はグラウのことをDTと言うノルマがかせられている気がする。
「じゃ、じゃあリオンさん、き、今日はそろそろね、寝ましょうか」
はいドモリすぎ。期待してるのがばればれ、これだからDTは・・・俺のことを痴女か何かと勘違いしてんのかね?
「そうだね、じゃあ私は外で寝るから、また明日ね」
グラウと同じ屋根の下で寝るくらいなら野宿した方がマシだ。・・・あれ?それだとわざわざ誘惑して家に上がった意味なくね? まぁ、いいか。
「外ですか!?外でだなんてそんな、僕恥ずかしいです・・・」
うわぁ・・・こいつ、うっわぁ・・・
「ん?どうしたの、顔が赤いよ? あぁ、大丈夫だよ!外で寝るのは私だけだからグラウはゆっくり寝ててね!」
「え・・・?それは、一体どういうプレ――」バタン!
グラウがアホなことを言い切る前に家から出て扉を閉める。
ハーレム築いてた俺が言うことではないがこいつ真性のド変態なんじゃないか?
「岩よ、堅強なる牢獄にて封じよ。 ロックプリズン!」
魔法を唱えると地面から突き出した岩が今しがた俺が出てきたばかりの扉を封鎖する。 その向こう側から俺を呼ぶ声が聞こえるのが地付き気持ち悪い。 さっさと寝てしまおう。
何かが這うような音で目を覚ます。あたりはいまだ夜闇が支配しており、時折雲の切れ目から顔をのぞかせる月以外にあたりを照らすものはない。背後には自分で設置した岩の檻が残っていることから音の主はグラウではないだろう。 改めて辺りを見回してみると数十メートル先と言ったところだろうか、黒い影が這いずっているのが分かる。 眠っている間にここまで接近されることから自分の感が錆付いてきていることを実感し、自嘲的な笑みを浮かべる。 しばらく警戒を怠ることなく見ていると這いずる者はこちらに向かっているわけではないことが分かった。 ホッと胸を撫で下ろすのもつかの間、その這いずる者は月明かりに照らされ姿をあらわす。
ソレは俺への怨みを抱きここまでやってきたのだろうか、その這いずるものに俺は覚えがあった。 どうやらソレは人間の身体のようだった。しかしソレを人間と言うには決定的に足りないものがある、ソレはどうやら片足を欠如しているようでうまく歩くことが出来ないようだ。 そしてもう一つ、ソレを人と呼べない絶対的理由、首から上がないのだ。 ソレは首と足から滴る血を服にべったりと付着させ、赤黒く染め上げている。しかしその服からは『彼女』の服の面影を感じる。 体の形だってそうだ、夜にその身体は何度も俺を満たしてくれた。 『彼女』との思い出が脳内でフラッシュバックする。 どうしても『彼女』と今、目の前にある異形とを重ねてしまう、否、重ねてしまうのではない、重なってしまうのだ。なぜなら『彼女』は 自分を愛し、自分が愛した人間。
シエルだったのだから。
あー ノクターンだったらHシーンとかもかけるんだろうな・・・描写してみてぇな、そういうの。 無理だろうな・・・官能小説とか読まないし・・・。




