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女騎士


とりあえず女騎士に羽織るものを借りて衛兵団の屯所に通される。




「・・・・・ふむ、では要約すると賊に襲われて命からがら逃げてきた。 と、そういうことでいいか?」

女騎士は調書を書きながら俺に確認してくる。


「まあ、大体そんな感じですかね。」

 さすがに魔族と王国騎士団に襲われたというわけにはいかないので適当に濁して受け答える。

ってか王国騎士団に襲われたなんていったら俺が捕まるわ。


「っと、そういえば名前を聞いていなかったな。 教えてもらっていいか?」

 女騎士は書類から顔を上げ俺に問う。 はぁ俺に余裕があれば何があってもハーレムに加えるレベルのベッピンなのに・・・ 全くそういう意欲がわかない。 もしかして女になったから? いや、いくらなんでも野郎相手に好意を抱くことが出来るとは思えないし、今は余裕がないだけだ。そうだそうに決まってる、ってかもう二度と女を愛せないとか俺にとっては何よりの苦痛なんだが?


「ど、どうした?名前、言えないのか?」

女騎士の顔をボーっと見ていたら心配したような声で声をかけられてしまった。


「い、いえ、気にしないでください。私の名前はリオンといいます。」


「ふむ、リオンか・・・ 良い名前だな。」


「え? えっと、ありがとうございます。」


「・・・・・君は勇者リオンを知っているか?」

 女騎士が何か語り始めた。俺としてはさっさと体に異常がないか診察したいんだ、速く済ませてくんねぇかな・・・


「今は失踪したと言われている勇者でな、歴代最強の勇者だとも言われていた。 彼はその姿を消すまでに多くの人々を救ってきた。実際私の友人も彼に助けられた口でな、フェリという娘なんだが小動物的なかわいさを持っていてな―――」

あああああ!話なっがいわ! ってかそれ俺だしね!フェリのことは俺も知ってるよ!なんならお尻の穴の中まで見てるしね!何言わせてんだ!言ってないけど!


「あ、そういえば衛兵さんの名前はなんていうんですか?」

適当なところで女騎士の話を切ってやる。そうじゃないとこいついつまでもしゃべり続けるタイプの人間だわ。絶対に一緒に酒を飲みたくはないな。


「ああ、私か?私はクラリイだ。」


「クラリイさんですか、かっこいいですね!」

なんか適当に褒めとこう。それで不快な思いをする人間はあんまり居ない。


「そ、そうか?」

まともに照れてるな、褒められなれていないのか?

クラリイさんをメインヒロインにするつもりはありません。 メインヒロインはやっぱシエルちゃんですよね!

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