300文字小説「占い」
「占い」
相性がよければ天国。
悪ければ地獄。
実はこういうことだ。
彼女が占い好きなのだ。先日、他の占い師にみてもらった。その時、相性が悪いと言われたあとなのだ。その後にもっと、彼氏の私が彼女を大事にしろと言われ色々買わされた。
今日も占ってもらっている。今日悪かったら、また何か買わされるかもしれない。
審判の時がきた。胸がドキドキする。
結果はこうだ。
相性はまたしても最悪だった。また、同じように大事にしろと言われた。このままじゃ私の懐がもたない。
彼女が何か言いたそうだ。今度は何をねだられるかと、ヒヤヒヤしている。
すると彼女は言った。
「別れましょ。」