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300文字小説「占い」

作者: tac933-2

「占い」



相性がよければ天国。


 悪ければ地獄。

 

 実はこういうことだ。

 彼女が占い好きなのだ。先日、他の占い師にみてもらった。その時、相性が悪いと言われたあとなのだ。その後にもっと、彼氏の私が彼女を大事にしろと言われ色々買わされた。

 今日も占ってもらっている。今日悪かったら、また何か買わされるかもしれない。


 審判の時がきた。胸がドキドキする。


 結果はこうだ。

 相性はまたしても最悪だった。また、同じように大事にしろと言われた。このままじゃ私の懐がもたない。


 彼女が何か言いたそうだ。今度は何をねだられるかと、ヒヤヒヤしている。


 すると彼女は言った。


 「別れましょ。」


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